カッパのみなソン
Selection vol.1072



ボクは、5歳で迷子になった…。
LION / ライオン ~25年目のただいま~
2016年 オーストラリア



ライオン01

 優しい養父母のもと、オーストラリアで何不自由なく育った青年サルー。友人や恋人にも恵まれ、幸せな日々を送る彼だったが、ひとつだけ誰にも言えない悲しい過去があった。インドの田舎町に生まれたサルーは5歳の時、不運が重なり兄とはぐれ、たったひとり回送列車に閉じ込められて、遥か遠くの街コルカタに運ばれてしまう。そして言葉も通じない大都会で過酷な放浪の末に、オーストラリア人夫婦に養子として引き取られたのだった。ある時、サルーの脳裏にこれまで押しとどめていたそんな少年時代の記憶が強烈によみがえる。インドの家族への思いが募り、わずかな記憶を頼りに、GoogleEarthで故郷の家を見つけ出すと決意するサルーだったが…。(後は映画を観て下さい)



ライオン02

 5歳の時に迷子になり、オーストラリア人夫婦の養子として育てられたインドの少年が、大人となり、GoogleEarthを駆使して生家を見つけ出し、25年の時を経て実の家族との再会を果たした奇跡の実話を「スラムドッグ$ミリオネア」「奇蹟がくれた数式」のデヴ・パテル主演で映画化した感動ドラマ。共演はルーニー・マーラ、デヴィッド・ウェンハム、ニコール・キッドマン。監督は、これが長編デビューとなるオーストラリアの新鋭、ガース・デイヴィス。



ライオン03


たわごと03
ハイテクの「心の旅路」。
 まずは、私事から…。11月11日から新しく家族となった、捨て子の子猫(ユキちゃん)も、早1ヶ月。分かってたことなのですが、想像以上にヤンチャ、いやオテンバでございます。ユキちゃんの超かわいい悪魔の「遊んで!」攻撃で、もう生活はテンヤワンヤ!日常のマイシアターでの映画観賞もご無沙汰。もちろんこのブログも書けない状態が続いてます。それでも、そんな嬉しい悲鳴の日々の合間で、やっと観ることができたのが、この1本です。以前から気になってたこの作品、ストーリーは超シンプルなのですが、実は「実話」なんです。もちろん実話だから、それ以上のサプライズはないのですが、この監督描きたが上手です!美しいインドの景色とは、うらはらに貧困で厳しい原風景を折り込み、現実に「味」をつけた「現実味」を見事に描いています。25年間も迷子になってた主人公。それでも微かな記憶をなぞってGoogleEarthで辿り着く故郷…、それは、21世紀的な「心の旅路」なのです。



ライオン04


ちょつと01
映画を観て思い出した、小さな名作。
 そして、ワタシこの映画を観ながら、ふと思い出した日本映画があります。1970年大映作品、『ボクは五才』と言う作品です。確か近所の小汚い(ゴメンなさい)弐番館で「キングコングの逆襲」と併映されてたと思います。もちろん私もまだ幼い子供なので、何となくの曖昧な記憶ですが、今でもふと思い出す作品です。〜高知に住む5歳の幼児が、大阪で出稼ぎ中の父に逢うために単独で無銭旅行をする物語です。幼児の唯一の思い出は、お父さんと行った「大阪万博」。その思い出を描いた一冊のスケッチブック(大阪の街の風景)を頼りに独りで無銭旅行をする〜。高度成長期とは言え、決して裕福とは言えない時代、そして貧しくとも、それ以上に尊い家族の絆。何となく、二つの映画が重なり合い、より深い味わいを楽しむことができました。(もちろん横には、ユキちゃんが座ってました)



※カッパの勝手な採点は…、
インドの現実が、衝撃的でした。
七点半



2017.12.07 淵に立つ
カッパのみなソン
Selection vol.1071



あの男が現われるまで、私たちは家族だった
淵に立つ 
2016年 日本・フランス




淵01

 郊外で小さな金属加工工場を営む鈴岡利雄と妻で敬虔なクリスチャンの章江は、10歳になる娘の蛍と家族3人で平穏な毎日を送っていた。ところがある日、利雄の古い友人の八坂草太郎が現われると、利雄は章江に断りもなく、最近出所したばかりだという彼を雇い入れ、自宅の空き部屋に住まわせてしまう。最初は当惑していた章江も、礼儀正しく、蛍のオルガン練習も手伝ってくれる八坂に次第に好感を抱くようになっていくが…。(後は映画を観てください)



淵00

 「歓待」「ほとりの朔子」の深田晃司監督が、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞した衝撃の家族ドラマです。ごく平凡に見えた家族が、1人の謎めいた男の登場で徐々に秘められた心の闇をあぶり出され、崩壊へと向かっていく悲劇の顛末をミステリアスな筆致で不穏かつ緊張感いっぱいに描き出します。出演は家族を翻弄する謎の男に「私の男」「岸辺の旅」の浅野忠信、次第に、日常を狂わされていく夫婦に「歓待」の古舘寛治と「リトル・マエストラ」の筒井真理子。



淵03


たわごと03
「あの日、俺たちは夫婦になったんだよ。」
 浅野くん演じる、主人公の八坂草太郎…。そしてこの謎の男に翻弄される家族。過去の罰から逃れようとする父、禁断の恋に陥る母、そして謎の事故により障害を背負う娘。何が罪で、どれが罰なのか?そして衝撃的かつ謎が残るラスト。理解するのではなく、多くを考えさせられる、問題定義的な骨太の作品です。最近多すぎるアイスクリームみたいな「甘い邦画」とは、全く別世界、きっと、失礼な表現ですが、「儲かってない映画」だと思います。それでも、これこそが、映画作家としての「仕事だ!」を存分に魅せていただきました!



淵02



※カッパの勝手な採点は…、
このモヤモヤ感が、嫌いではないです。
七点半



カッパのみなソン
Selection vol.1070



美しく、ぶっ飛ばす。
ワンダーウーマン 
2017年 アメリカ



ワンダー01

 女性だけが暮らすアマゾン族の島に生まれ育ったプリセンスのダイアナ。最強の戦士になるべく、日々過酷な訓練に打ち込んでいた。そんなある日、外界から隔絶されているその島に、アメリカ人パイロット、スティーブ・トレバーが乗る飛行機が不時着する。初めて見る男の姿に興味津々のダイアナだったが、スティーブから外の世界では大きな戦争が勃発し、ドイツ軍が開発中の兵器によって破滅の危機が迫っていることを知る。そこで自らドイツ軍の恐るべき野望を阻止すべく、スティーブとともに島から旅立ち、イギリスへと渡ったダイアナだったが…。(後は映画を観てください)



ワンダー02

 DCコミックスが誇る女性スーパーヒーロー、ワンダーウーマンの実写映画としては初の単独主演作で、世界中で空前の大ヒットを記録した痛快アクション・アドベンチャー大作です。第一次世界大戦下を舞台に、世界から隔絶した女性だけの島に生まれ育ったワンダーウーマンことプリンセス・ダイアナが、ある事件をきっかけに島を飛び出し、世界を救うために獅子奮迅の活躍をするさまを、初めて接する男社会での摩擦が生み出すユーモアを織り交ぜつつ、美しく凛々しい華麗なアクションとともに描き出す。主演は初登場となった「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」に引き続きガル・ガドット、共演にクリス・パイン、ロビン・ライト。監督は「モンスター」の女性監督、パティ・ジェンキンス。



ワンダー03


たわごと03
美しすぎる、天然系女戦士。
 いつか、何処かで見た様なストーリーでしたが、それはそれでとても良かったです。オープニングの青い海と緑に囲まれた美しい島神の島ミッシェラ、そしてそこで過ごすアマゾン族の女戦士。美しくも逞しい彼女たち、そして突如現れる男…。これだけでも十分映画なんですが、その美しい戦士が世界を救う。まぁ、ある意味何でもありの行き過ぎた過激な表現なのですが、さすがは、女性監督ですね、全体的に優しいタッチでしたが、アクションシーンは迫力満点。主演のガル・ガドットさんは、軍隊へ入隊経験があるそうで、その引き締まったフォルムとキレのいいアクションは美しいです!



ワンダー04


※カッパの勝手な採点は…、
愛は、地球を救う…。
カッパ採点7点





2017.11.30 銀 魂
カッパのみなソン
Selection vol.1069



宇宙一バカな侍だ、コノヤロー!
銀 魂 2017年 日本



銀魂01

 宇宙からやって来た天人(あまんと)が実権を握り、侍が衰退の一途を辿っていた江戸時代末期。便利屋“万事屋・銀ちゃん”を営む坂田銀時は、かつては“白夜叉”と恐れられた元攘夷志士。今なお侍魂を内に秘めながらも、普段はダラダラとやる気のない日々を送っていた。そんなある日、かつての同志・桂小太郎が行方不明になったとの知らせに、志村新八、神楽とともに調査に乗り出した銀時。やがて事件の背後に、恐るべき陰謀を画策する高杉晋助の影が浮かび上がってくるのだったが…。(後は映画を観てください)



銀魂03

 アニメ版も好評の大人気ギャグ・マンガを小栗旬主演で実写映画化した痛快エンタテインメント大作です。原作の“紅桜篇”をベースに、黒船ならぬ宇宙人によって開国させられたパラレルワールドの江戸で便利屋を営む主人公・坂田銀時が、かつての同志・桂小太郎の失踪に端を発する事件の解決に奔走するさまを、アクションとギャグを織り交ぜ描き出す。共演は菅田将暉、橋本環奈、柳楽優弥、中村勘九郎、堂本剛。監督は「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一。



銀魂05


たわごと03
豪華キャストのかくし芸大会?
 原作は未読で〜す、それでも結構楽しみました?? 大人気の漫画を今をときめく豪華俳優たちが、ゆる〜く、本気で取り組んだ、超お馬鹿なSFチャンバラ映画です。〜江戸末期、宇宙からやってきた「天人」の台頭で、廃刀令が出て、サムライは衰退の一途をたどっていた〜。このフレーズだけで、もう何でもありのやりたい放題。おたくココロをくすぐる会話とアメコミ・ヒーロー映画で見かけるような特撮シーン。チープなパロディが何故か楽しい…。まぁ、頭空っぽにして楽しむには、心地良い作品でしょうね?



銀魂04


※カッパの勝手な採点は…、
きっと、ジブリに叱られるぞ!
カッパ採点7点




カッパのみなソン
Selection vol.1068



僕はあまりにも、君に無関心だった。
雨の日は会えない、
晴れた日は君を想う
 
2015年 アメリカ



想う01

 エリート銀行員のデイヴィスは、いつものように妻の運転する車で会社へ向かう途中で事故に遭い、自分は助かったものの、妻を失ってしまう。しかし彼は涙が出ないどころか、悲しみすら感じていない自分に気づいてしまう。彼女を本当に愛していたのか分からなくなってしまったデイヴィス。やがて“心の修理も車の修理も同じだ、まず分解して隅々まで点検し、再び組み立て直せ”との義父の言葉が引き金となり、彼は身の回りのあらゆる物を破壊し始める。一方で、自動販売機から商品が出てこなかったと苦情の手紙を会社に送ったことがきっかけで、苦情処理係のシングルマザー、カレンと知り合い、彼女と息子のクリスと交流を持つようになるデイヴィスだったが…。(後は映画を観てください)



想う02

 「ダラス・バイヤーズクラブ」「わたしに会うまでの1600キロ」のジャン=マルク・ヴァレ監督がジェイク・ギレンホールを主演に迎え、妻の突然の死で心が壊れ、ふとしたきっかけから破壊衝動を抑えられなくなった男の再生への道のりを見つめたヒューマン・ドラマです。共演はナオミ・ワッツ、クリス・クーパー。



想う04


たわごと03
この邦題、誰が付けたの?
 この映画の原題は、「Demolition」、端的に「破壊」。そのシンプルなタイトルをこれ程までに抒情的に表した配給会社の広報担当者にアッパレです。つかりこさんがブログに書かれいたように、確かに邦題となるべき会話は存在しますが、そのフレーズを見事にタイトルとして活用し、ビジュアルとしても高水準な出来栄え(ポスター)。そうですよね、映画ってタイトルがとても大切ですよね。邦画は兎も角、洋画に関しては広報部の担当さんのセンスによって映画そのもの価値観が変わってしまいますよね。所で全くこの作品とは関係ないのですが、何作か粋な邦題の名作を振り返ってみます。



想う03

・大人はわかってくれない 原題 Les Quatre Cents Coups 『400発の打撃』
・スタンドバイミー 原題 The Body 『死体』
・明日に向かって撃て!  原題 Butch Cassidy and the Sundance Kid 『ブッチ・キャシディーとサンダンス・キッド』
・天使にラブソングを  原題 SISTER ACT『 尼僧の出し物』
・アナと雪の女王  原題 FROZEN 『凍結』
・あの頃ペニーレインと  原題 ALMOST FAMOUS 『ブレイク寸前』
・君に読む物語 原題 The Notebook 『ノートブック』  
 私の大好きな、フランソワ・トリュフォーの代表作も、あの世界的名作も…、これじゃきっとダメでしょね?この映画で、改めて配給会社の広報の大切さを学ばせて頂きました。



想う05


※カッパの勝手な採点は…、
「永い言い訳」、観てみます…。
七点半




2017.11.25 ピーチガール
カッパのみなソン
Selection vol.1067



この恋、どうなっちゃうの!?
ピーチガール 2017年 日本



ピーチ01

 そのギャルっぽい見た目で周囲からいかにも“遊んでそう”と思われている女子高生のもも。しかし本当は超ピュアで、真面目で硬派なさわやか男子のとーじに中学時代から一途な片想いをしていた。ところがある日、チャラくてお調子者のモテモテ男子カイリにキスされてしまい学校中の噂に。そんな中、ももとは対照的に色白黒髪の純真無垢な見た目と真反対の腹黒小悪魔美少女さえの標的となってしまったももは、次々と邪悪な罠を仕掛けられ、絶体絶命のピンチを迎えてしまうが…。(後は映画を観てください)



ピーチ02

 上田美和の同名人気少女漫画を山本美月、伊野尾慧、真剣佑、永野芽郁の共演で実写映画化した学園ラブ・コメディです。派手な見た目とは裏腹に心はピュアなヒロインが、対照的な2人のイケメン男子の間で揺れ動く一方、小悪魔的美少女の悪意に振り回されていくさまをコミカルなタッチで描きます。監督はTVドラマを中心に活躍し、本作が映画監督デビューの神徳幸治。



ピーチ04


たわごと03
いやはやなんとも…。
 手慣れたはずの「TSUTAYA DISCAS」のチョツトした操作ミスで、届いたこの作品。上田美和さんの同名人気少女漫画を実写化したラブコメなのですが、なかなか、何と言うか…、凄いです。この前観た、「あゝ、荒野」とは、全く対極、別世界。かなり無理のある山本美月さん演じる美しすぎる女子高生とイケメン2人との三角関係と、その関係等を何故か妬む小悪魔的美少女の4人が繰り広げる、今どきの「純愛」を軽やかに描きます?ただ、はるか昔…、高校生だったワタシには、正直理解不能・意味不明な恋愛観。引っ付いたり、離れたり、将来を誓い合ったり、この子達の青春は??…、と思ってしまうのは、もちろんオッさんだからでしょうね?ただ、柏木沙絵の仕掛ける悪戯は、時代が変わっても、やり過ぎ、行き過ぎの立派な犯罪だ!



ピーチ03


※カッパの勝手な採点は…、
恋も、イタズラも程々に…。
六半




カッパのみなソン
Selection vol.1066



テーマは「愛」だ!
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第三章
2017年 日本



ヤマト01

 11番惑星で敵艦隊のビーム攻撃を受けたヤマトは波動防壁で難を逃れたが岩盤に埋もれていた。そこにおびただし数のガトランティス艦隊が到着し、11番惑星の人工太陽を引き金に地球を殲滅出来る攻撃を準備していた。阻止する方法は波動砲しかない中、古代は悩み、苦しみながらも人工太陽のみを波動砲で破壊、双方の陣営に死者を出さすに危機を脱する…。負傷を負いながらも健在であった土方や密かに搭乗していた雪を乗せ、ヤマトは収容した民間人をガミラスの地球定期便に託すべく惑星シュトラバーゼへ…。(後は映画を観てください)



ヤマト03

 不朽の名作アニメ「宇宙戦艦ヤマト」をリメイクし好評を博した「宇宙戦艦ヤマト2199」(2012~2014)の続編です。1978年公開の「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」をモチーフに、新たな解釈を加えて描いた全七章の完全新作シリーズとなっています。本作はその第三章で、第七話~第十話の4話構成です。


ヤマト02


たわごと03
西崎ヤマトの真骨頂?
 1978年公開の「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」のテーマは、スバリ「愛」。当時、西崎義展プロデューサーが様々なメディアで「愛」について熱く語ってました…。そして、もちろん今回の「宇宙戦艦ヤマト2202」でも、その余りにもシンプルで、少し気恥ずかしい「愛」は、見事に継承されてます。そしてなんと今回のシリーズタイトルは、「純愛篇」(ベタ過ぎでは?)。まさに西崎氏の想いをカタチにした構成となってます。古代と森雪の愛のカタチ…、あっ、突然ですが、我が家にも雪、いや「ユキちゃん」が!



ユキ01

いきなり、家族増えました!
 先週の週末(19日)、わが心の古里「尾道」への日帰り旅行の前日の夜。我が家の駐車場(クルマの下)に一匹の子猫さん(約生後2ヶ月?)の真っ白な子猫が…。捨てられたのか、迷ったのか?は、もちろん不明ですが…?とりあえず、小さな箱に子猫用のキャットフードとお水を置き、取り敢えずの寒さ対策をして、一路尾道へ。もしも尾道から帰って、この子が、この場所に居たなら、これも定めだと思い、一緒に生きようと…。そんな想いで少し早めの帰宅。お見事です、凄いです。小さな子猫は、その場で私たちの帰りを待ってました…。そんなこんなで、新しく家族になったこの真っ白な子猫の名は、「雪」。これから約10数年を共に生きる、新たな可愛いパートナー、「ユキちゃん」です。よろしくお願いします!



親バカでスミマセン、ユキちゃんに…!
10点




カッパのみなソン
Selection vol.1065



振り向くな、後ろには夢がない。
あゝ、荒野 後篇
2017年 日本



後編01

 同時にプロデビューを果たし、ボクサーとして成長していくとともに強い絆で結ばれていく新次とバリカン。やがて新次は因縁の相手・裕二との対戦が決まり、トレーニングにも熱が入る。そんな中、バリカンとの間の思わぬ因縁を知り困惑する。一方バリカンは、自らの心の迷いを吹っ切るべく、新次との決別を決意するが…。(後は映画を観てください)



後編02

 振り向くな、後ろには夢がない。「二重生活」の岸善幸監督が寺山修司の同名小説を菅田将暉とヤン・イクチュンを主演に迎え映画化した大作青春ドラマです。劇場公開に際しては前後篇に分けて上映。本作はその後篇。2020年の東京オリンピック後を舞台に、運命的に出会い、それぞれの思いを胸にプロボクサーを目指して突き進む2人の若者の絆と宿命を、彼らを取り巻く人々との人間模様と共に綴ります。



後編03


たわごと03
戦争を知らない僕たち…?
 新次は「憎しみ」をエネルギーにして生き抜く、一方バリカンは「憎む事が出来ない」ために…。この相反する二人が目指す世界。しかし、そこには「時代」という「荒野」が、無残にも立ちふさがる。それでも懸命に生きる2人が、求め合った答えが、あまりにも残酷すぎる。こうなることは、なんとなくは予感してましたが、それでも辛くて、痛いすぎる。昭和であれ、平成であれ、戦争を知らない僕たち、そして時代が、違えども「荒野」は存在する。そんな現実を強烈に見せつけるこの映画は、まさに少々平和ボケした、我々への挑戦状のような気がします。



後編04


※カッパの勝手な採点は…、
真っ白になれない、新次。
8点






カッパのみなソン
Selection vol.1064



ジャックvs海の死神
パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 
2017年 アメリカ



海賊01

 かつてジャック・スパロウにハメられ、海の地獄“魔の三角海域”に幽閉されていた“海の死神”サラザールが解き放たれ、残忍な手下を率いて海賊の絶滅とジャックへの復讐へと動き出す。そんなサラザールの脅威からジャックが逃れる唯一の道は、どんな呪いも解くことができる“ポセイドンの槍”を手に入れること。一方、かつてジャックと冒険を共にしたウィル・ターナーの息子ヘンリーもまた、呪いをかけられた父を助けるために“ポセイドンの槍”を探していた。すると彼の前に、“槍”の謎を解く鍵を握る天文学者カリーナが現われる…。(後は映画を観てください)



海賊02

 ジョニー・デップ主演の大ヒット海洋ファンタジー・アドベンチャー・シリーズの第5弾です。悪役にハビエル・バルデムを迎え、ジャック・スパロウの復讐に燃える“海の死神”サラザールに宿敵バルボッサも加わった三つ巴のバトルの行方を描きます。共演はブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラーリオ、ジェフリー・ラッシュ。監督は「コン・ティキ」のヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリ。



海賊03


たわごと03
ジャック・スパロウ、今度はお前が死ぬ番だ?
 シリーズ第5弾となるこの作品。これまでの作品を知らなくても十分楽しめる…、と言うか、恥ずかしながら過去4作、全て観てますけれども物語の本質が分かってない?ファンの方には、非常に失礼なワタシです。がぁ、それでも存分に楽しむ事が出来ました。ノルウェー人の若手監督(コンビ)らしいのですが、なかなか上手、見せ方が的を得て、映画としての完成度が非常に高いです。コアなファンの方には、それ以上に。そうでないワタシのような愚か者でもそれなりに…?良質の海洋(海賊)ファンタジー・アドベンチャーですね!



海賊04


※カッパの勝手な採点は…、
スパロウの叔父の役で、思わぬ人が…。
カッパ採点7点





カッパのみなソン
Selection vol.1063



あなたは、最後を見届ける最初の人類になる。
猿の惑 聖戦記 
2017年 アメリカ



惑星00

 平和を望み共存の道を探ってきたシーザーの願いもむなしく、猿と人類が全面戦争に突入してから2年。猿の群れを率いるシーザーは、冷酷非情な大佐の奇襲によって愛する妻子を殺されてしまう。大佐への憎しみに駆られ、わずかな仲間と共に復讐の旅へと出たシーザー。その道中で口のきけない人間の少女と出会い、エバと名付けて一緒に旅を続けることに。やがて大佐のアジトである巨大な要塞に辿り着いたシーザーたちだったが、冷静さを失っていたためにあっさりと敵に捕まってしまう。しかもその施設には、多くの仲間たちが捕らえられ、過酷な重労働を強いられていた。そんな絶体絶命の状況の中、リーダーとしての責任の重さを痛感するシーザーだったが…。(後は映画を観てください)



惑星02

 仲間を率いて人類に反旗を翻した猿の英雄シーザーの葛藤と壮絶な戦いの行方を描いたアンディ・サーキス主演のリブート版「猿の惑星」シリーズの最終章となるアクション・アドベンチャーです。前作「新世紀」から2年後を舞台に、生き残りを懸けた猿と人類の最後の決戦と、家族を奪われ復讐の旅へ出たシーザーの運命を描きます。共演は、ウディ・ハレルソン、スティーヴ・ザーン、アミア・ミラー。監督は、引き続き「クローバーフィールド/HAKAISHA」「モールス」のマット・リーヴス。



惑星05


たわごと03
地球は、彼らを選んだ…。
 新シリーズの最終章となる「聖戦記」観させて頂きました。公開前の情報では、この最終話は旧シリーズ第1作に繋がるような位置づけとの触れ込み…。なのですが、それぁ無理と言うか、映画(時間軸)としは繋がりませんよね。旧シリーズの伝説の第1作「猿の惑星」は、確か現代から2000年後の設定だったのに対して、新シリーズは現代から数十年程度なので繋がるはずはないのです。それでも、「ノバ」とか「コーネリアス」と言った固有名詞が登場する事によって、オールドファンとしは感無量なのです。今回のこの作品は、旧シリーズだとパート4の「猿の惑星・征服」。新旧共にシリーズとして最も重要で激しいポジションを占めます。この新作では、創生者シーザーの苦悩と新世紀の始まりを描きます。…なぜ地球は、人類ではなく彼らを選んだのでしょうか?



惑星04


※カッパの勝手な採点は…、
ワタシは好きですが、きっと賛否両論でしょうね?
七点半