カッパのみなソン
Selection vol.1088



それが、お前の真実か!
名探偵コナン ゼロの執行人 
2018年 日本



コナン01

 東京サミットの開催が予定されている東京湾の新施設“エッジ・オブ・オーシャン”で、大規模な爆破事件が発生。真相を探るコナンは、警察庁の秘密組織、通称“ゼロ”に所属する安室透の行動に疑念を抱くが、そんな中、現場に残された指紋から犯人が毛利小五郎だと断定されてしまう事に…。小五郎の逮捕をめぐって真っ向から衝突するコナンと安室。しかしその最中、東京都内で同時多発テロが勃発…。(後は映画を観て下さい)



コナン00

 青山剛昌原作の人気TVアニメの劇場版シリーズ第22弾です。東京湾で発生した大規模爆破事件の真実を探る江戸川コナンが、不可解な行動を見せる“トリプルフェイス”の男・安室透と相対し、互いの信念をぶつけ合いながら命がけの謎解きを繰り広げます。ゲスト声優は女優の上戸彩とお笑い芸人の博多大吉。TVアニメ「デス・パレード」を手がけた立川譲が監督を務める。



コナン04


たわごと03
GWは、やっばり映画でしょ!
 黄金週間(ゴールデンウィーク)の言葉の由来は、日本映画界の造語であるという説もあるそうですね?1951年に現在のゴールデンウィークにあたる期間に上映された映画「自由学校」が、正月やお盆時期より大ヒットしたのを期に、より多くの人に映画を見てもらおうということで作られた造語だったということらしいです。ちなみにもう一つの説は、大型連休の期間が最もラジオの聴取率の高い時間帯だったため「黄金週間」といわれていましたが、インパクトに欠けることから「ゴールデンウィーク」になったという説だそうです。それはともかくとして、我が家は、この「映画週間」の真っ只中、数ある作品の中から、なんと「名探偵コナン」を観させて頂きました。そうなんです、エンディングテーマが例の福山雅治さんなんです。もちろんワタシは、奥さまの付き添いおまけなのですが…。まぁ、映画を愛するひとりとして、決してアニメも嫌いではなく、むしろ好む方なのですが、この大人気シリーズの「名探偵コナン」は、どうも苦手というか、勝手がわからない…?と愚痴りながらも実は、過去には何作か観たこともありますが、どうも興行収入程の価値を見出せては出来てません。ですが、今回の「これ」は、ひと味もふた味も違ってました。結論、大人向けです!



コナン03

真実を暴く者 vs 正義を貫く者
 この「名探偵コナン/ゼロの執行人」は、公開後3日間で観客動員数約130万人、興行収入はなんと約17億円。ゴールデンウィークに突入し、超大作が公開されるも3週連続で首位をキープし続けている大ヒット。そうなんです、これって子供を出汁に、大人が楽しめる超シリアスな人間ドラマなのです。と言うか、これって、子どもたちに理解できるの?なんです。まだ上映中なので、詳しくは書けませんが…、警察庁の警備企画課の中にあるゼロ、警視庁公安部、検察庁等が複雑に絡み合って、正義とか悪ではなく、それぞれが、それぞれの想いで成し遂げる、そして愛する者を守り抜く、非常に複雑で難解な仕上がりなのですが、それ以上に結構面白い!子供と一緒に行った、お父さん・お母さんたちも、ポップコーン食べながらではついて行けませんよ…。と思わず注意したくなるほどの緊張感。まぁ、それでもラストシーンは、お馴染みのコナン的描写なので安心して下さいね!!



※カッパの勝手な採点は…、
やっばり、アニメは儲かりますね!
カッパ採点7点




カッパのみなソン
Selection vol.1087



英雄か。怪物か。
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ 
2016年 アメリカ



ファウンダー01

 1954年、アメリカ。レイ・クロックはシェイクミキサーを売り歩く52歳の営業マン。ある日、1度に8台もの注文が入り驚くレイ。さっそく店を訪ねてみると、そこはマクドナルド兄弟が経営する大繁盛のハンバーガー店だった。レイはその無駄のない合理的なシステムに感服し、ビジネスとしての可能性を見出す。さっそく兄弟にフランチャイズ化による全国展開を提案し、晴れて契約を取り交わすレイだったが…。(後は映画を観て下さい)



ファウンダー02

 「バードマン」のマイケル・キートンが世界最大級のファストフード・チェーン“マクドナルド”の“創業者”レイ・クロックを演じる伝記ドラマです。マクドナルド兄弟が始めた片田舎のバーガー・ショップを世界的巨大企業へと急成長させたビジネスマン、レイを主人公に、成功のためには手段を選ばない彼の冷徹な信念と飽くなき情熱を、職人気質の兄弟との対立を軸に赤裸々な筆致で描き出します。共演はニック・オファーマン、ジョン・キャロル・リンチ、ローラ・ダーン。監督は「しあわせの隠れ場所」「ウォルト・ディズニーの約束」のジョン・リー・ハンコック。



ファウンダー04


たわごと03
さすがは、元祖ダークヒーロー!
 マック、いやいや四国では「マクド」…?の愛称で日本でもお馴染みのマクドナルドの「ヒミツ」の物語です。そして主演は、今や快演の帝王、初代バットマン・マイケル・キートンが、今回も魅せてくれます、男の執念を…。そうこの映画で学びました、マクドナルドが、実は本家があって、元々はサンバーノディーノ(カリフォルニア州)の「ディック」と「マック」のマクドナルド兄弟の経営するレストランだった…。その画期的なシステムに惚れ込んだ、当時はまだ名もないセールスマン、レイ・クロック(マイケル・キートン)に、「庇(ひさし)を貸して母屋を取られる」と言う、かなり過激な物語(実話)。まさにキッチコピーどおり「英雄か、怪物か…」なのです。


ファウンダー05

 マイケル・キートン演じるレイ・クロックの行動力と執念には驚かされます。引退間近の52歳で広大なアメリカ本土を駆け巡るエネルギー。「マクドナルド」の響きと語感に惚れ込み、頑として店名を「マクドナルド」にこだわる思い込み。マクドナルド兄弟のマニュアルを強引に奪い取る図々しさ。常識もモラルも紳士協定もクソ食らえ、知恵と努力と執念で、欲しいモノを手に入れます。人間としては?なのですが、ビジネスマンとして結果が示しているように「英雄」なのでしょうね。小さいながらも一応経営をしてる一人として、彼のこの凄まじい生き方をみせられ、今の己の甘さと怠慢さに嫌気が…、ただ、もし自分がその立場だったら、どうするのだろうか?それが、この映画のテーマなのでしょうね。


ファウンダー03



※カッパの勝手な採点は…、
今日のランチは、マクドナルドだ!
8点


映画的旅情
【其の二十五】


今度は、広島だ!
それぞれの広島…。
2018年 4月



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 福○雅治「WE’RE BROS. TOUR 2018」広島ツアーに行ってきました!と言ってもワタシは、もちろん、おまけの運転手です。確か先々週は、地元の徳島公演。なんと今週は広島だ!と愛猫(ユキちゃん)の世話を知人にお願いして、行ってきました一泊二日の広島小旅行。奥さまの日頃の行いからか?なんとも超晴天。行楽にはもってこいの日本晴れ。そんなこんなで、ふたり別行動で、それぞれの広島を満喫しました!!



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↑少し大人の広島焼き

広島に来たら、これでしょ!
 徳島から約4時間、無事ホテルへ到着。荷物を預けて一目散に向かったのは、ホテルのお隣「そごう広島店」にある、広島お好み焼きの元祖「みっちゃん総本店/雅」。もちろん広島焼きはもう何度も食べてますが、デパートのテナントで味わったのはこれが初めて、少しリッチに大人の広島焼きを頂きました。キンキンに冷えたビールとアツアツの広島焼き…、もちろん美味しかったのですが、なんなんだ、この食欲の衰えは…、情けないですね、お好み焼き一枚がなかなか食べきれない…?それでも何とか間食して、奥さまはコンサート会場へ…、そして解放されたワタシは、映画の街「呉」へ出発〜!



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↑日本初の実物巨大潜水艦展示する「てつのくじら館」


たわごと03
この世界の片隅に… in 呉。
 昨今、映画の街としてもかなり有名となりつつある「呉」。広島市内からはバスで約45分程度。前回は、オープン間もない「大和ミュージアム」目当てでしたが、今回はワタシらしく、名作「この世界の片隅で」のロケ地巡りにやって来ました。片渕須直監督監修の手描きロケ地マップを片手に春爛漫を通り過ぎて、真夏のように暑い呉の街並みを散策させて頂きました。


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 この手書きマップは、片渕監督が監修し、監督補の浦谷千恵さんが手描きで描いた心のこもったマップです。映画の舞台になったロケ地スポットが映画と同じ優しいタッチで描いています。正直「地図」としては、あまり機能しませんが、このイラストマップを頂けただけでも呉へ来て良かったと思ってしまう一枚です。ただ、今回はクルマではなく、高速バス訪れたでの呉なので、思うように動けない…、呉も我が徳島同様、失礼ですが公共交通機関があまり機能してない?路線バスを活用しようと思っても、なかなか乗り場が見つからない、仕方なくタクシーを使っても、距離感が分からず、運転手さんには迷惑をかけてします。そんなこんなで思うようには行きませんでしたが、汗をかきながら、「この世界の片隅に」の世界観を体感することが出来ました!! ただ今度は、クルマで来ようと密かに思ってます?



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↑国の重要文化財:旧澤原家住宅(三ツ蔵)


暑かった、映画の街に…
10点



カッパのみなソン
Selection vol.1086



この男、天才パイロット、CIA、そして麻薬の密輸王。
バリー・シール アメリカをはめた男 
2017年 アメリカ



バリー01

 1970年代後半のアメリカ。大手民間航空会社のパイロットして働くバリー・シールは、愛する妻子とともに何不自由ない暮らしを送っていた。そんなある日、彼の天才的な操縦技術に目を付けたCIAが、彼をある極秘作戦にスカウトする。こうしてCIAの汚れ仕事を手伝ううちに、巨大麻薬組織“メデジン・カルテル”の伝説の麻薬王パブロ・エスコバルにもその腕を買われ、麻薬の運び屋としても大活躍するバリーだったが…。(後は映画を観て下さい)



バリー03

 トム・クルーズがCIAの極秘任務を請負いながら、麻薬密輸で巨万の富を築いた実在の天才パイロットを演じるクライム・アクション。類い希な操縦テクニックで政府ばかりか、麻薬王からも雇われた男の破天荒な人生をコミカルなタッチで描き出します。監督は「ボーン・アイデンティティー」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のダグ・リーマン。



バリー02


たわごと03
頑張れ、我らのトム・クルーズ!
 ワタシ的には結構すきなダグ・リーマンが監督が、毎度おなじみの大スター、トム・クルーズを迎えて描いた軽いタッチのクライムストーリーです。ワタシと同世代とは思えない超アクティブなトム・クルーズには、いつもながら驚かされます。もちろん今回もノリノリのど派手なアクション?とまでは言えないのですが、体を張ったいつもの演技とトム様の真骨頂の「トム・スマイル」はもちろん健在です。1978年、TWAのパイロットだったバリー・シール(トム・クルーズ)がCAIにスカウトされて、中米の反米国上空の偵察飛行と撮影を担う。麻薬カルテルの大物からコカイン密輸を依頼されるようになる。事業(悪行)を拡大して麻薬と武器の密輸…。隠し場所がなくなるほどの札束に囲まれる生活には、悪行と分かってても痛快です。少しだけアメリカン・ニューシネマを感じさせる演出とザラッとした空気感が、意外にもトム・クルーズによく似合う事に少し驚きました。何でもこなす、何でも引き受ける、我らのトム様に、お節介ですが、お疲れ様、少々休んで下さいね?と言いたいです!



バリー04


※カッパの勝手な採点は…、
それでも、ミッション〜フォールアウトは楽しみです!
カッパ採点7点



カッパのみなソン
Selection vol.1085



ラスト、きっとこのタイトルに涙する。
君の膵臓をたべたい 
2017年 日本



膵臓01

 母校で教師をしている[僕]は、ふと高校時代のクラスメイト・山内桜良と一緒に過ごした数ヵ月間の思い出を甦らせる…。高校で図書委員をしていた地味な[僕]は、病院で『共病文庫』と名付けられた闘病日記を偶然拾ったことで、それを書いている人気者のクラスメイト・桜良の秘密を知ってしまう。彼女は見た目には分からないが、重い膵臓の病気を患い、余命がわずかだったのだ。それは、親友の恭子さえ知らない秘密だった。家族以外は誰も知らない秘密を共有した桜良と[僕]は急速に距離を縮め、次第にクラスでも噂の的になっていくが…。



膵臓02

 住野よるの同名ベストセラーを浜辺美波、北村匠海主演で映画化した青春ラブストーリーです。膵臓の病気で余命わずかのヒロインと、そのことをクラスでただ一人知る青年の心の交流を、原作にはない12年後の現在の物語を織り交ぜ描き出します。共演に小栗旬、北川景子。監督は「黒崎くんの言いなりになんてならない」「君と100回目の恋」の月川翔。



膵臓03


たわごと03
あの頃は、いつも眩しかった…。
 遅ればせながら観させて頂きました、昨今のいわゆる「青春ラブストーリー」の中でもかなりの高評価のこの作品。もちろん評判どおり良く出来た作品ですね。ショッキングなタイトルとは裏腹に思春期の想いを美しく、そして悲しく、感動的に魅せてくれます。
 ちょっと話は脱線しますが、この映画、カメラワークが、やたらと眩しいですね??特に校内でのシーンでは、殆どが逆光?教室の大きな南向きの窓から差し込む斜光…。そうですよね、想いだして下さい、あの頃の午後の教室。何故かいつも眩しかったですよね!!もちろん当時の学校は、エアコンはなく、夏は暑いし、冬はやたらと寒い、そして桜が咲く頃には、暖かなやさしい光が南向きの大きな窓から差し込む、そんな教室の「光」は今でも懐かしい…。憧れのあの人も、バカな悪友たちも、黒板に向かう先生も、ワタシの記憶の映像は、何故か逆光…。この映画を観ながらも、ふとその頃にタイムスリップする自分に気づく…、きっとこれも月川監督の映画的技法なのだろう。物語はもちろんの事、懐かしいと感じるキモチが非常に心地良いです。



膵臓04


※カッパの勝手な採点は…、
スミマセン、想い出はかなり美化されてます?
七点半



カッパのみなソン
Selection vol.1084



さぁ、夢へ跳ぼう。
フェリシーと夢のトウシューズ 
2016年 フランス・カナダ



夢01

 19世紀末のフランス、ブルターニュ地方。孤児院に暮らす少女フェリシー。踊ることが大好きな彼女の夢はオペラ座のバレリーナになること。そんなフェリシーはある日、偉大な発明家を夢見る親友ヴィクターと孤児院を脱走し、憧れのパリへと向かう。ようやく辿り着いたパリで、フェリシーはオペラ座の掃除係オデットと出会う。そして、元バレリーナだったという彼女の協力を得て、オペラ座のバレリーナになるべく猛特訓を開始するフェリシーだったが…。(後は映画を観て下さい)



夢02

 19世紀末のパリを舞台に、踊ることが大好きな孤児の少女が、発明家を夢見る幼なじみの少年と施設を脱走し、花の都パリでオペラ座のバレリーナを目指して奮闘する姿を描いたフランス・カナダ合作の長編アニメーションです。ヒロイン、フェリシーの声はエル・ファニング。また日本語版では土屋太鳳が務めてます。監督はともに劇場長編デビューのエリック・スーメ、エリック・ヴァラン。



夢03


たわごと03
忘れかけた夢がよみがえる!
 ある施設の少女が、バレリナーの夢を抱き、彼女に想いを寄せる少年と共に、互いの夢をかなえるために、花の都パリへと…、映画として多々用いられた設定で、今どきのアニメとしては、シンプルすぎる脚本なのですが、何故かグッときます。何なんだろうこの感触。爽やかな感動とその後に押し寄せるヘンテコな焦り…。主人公の少女たちを観てると、まだ青臭かった頃の自分を思い出してしまう。あきらめない夢、がむしゃらだったあの頃。いつの間にか、どうでもいい「重ね着」をしてしまっている自分が恥ずかしくなってしまいました。ヨッシャ!なぜか明日も頑張るぞー。と張り切ってます??



夢05


※カッパの勝手な採点は…、
ときどき映画に、励まされます!
七点半




2018.03.24 北の桜守
カッパのみなソン
Selection vol.1083



失われた記憶に向かって二人は歩き続けた
北の桜守 2017年 日本



北01

 太平洋戦争末期の1945年5月。南樺太に暮らす江蓮てつは、大切に育てていた庭の桜が花開き、それを夫と息子たちと喜ぶ。しかし8月、終戦を目前に樺太はソ連軍の侵攻を受け、てつは同地に残る夫との再会を約束して2人の息子とともに北海道行きのフェリーへと乗り込む。1971年。アメリカへ渡り成功した次男の修二郎は妻・真理を伴い帰国すると、15年ぶりに網走の母と再会を果たす。そして年老いたてつのひとり暮らしに不安を覚え、彼女を引き取り、一緒に暮らし始めるのだったが…。(後は映画を観て下さい)



北02

「北の三部作」の最終章。
 終戦から始まる激動の時代を生き抜いた一人の女性とその息子の姿を描いた大河叙事詩。主演は「北の零年」「北のカナリアたち」の吉永小百合、共演に堺雅人、篠原涼子、阿部寛、佐藤浩市。監督は「おくりびと」の滝田洋二郎。また、劇中に挿入される演劇的シーンの舞台演出をケラリーノ・サンドロヴィッチが担当。



北03


たわごと03
祝!吉永小百合120本記念作品。
 この「北の桜守」は、「北の零年」、「北のカナリアたち」に続く「北の3部作」の最終章です。監督は、アカデミー監督の滝田洋二郎さんが務め、なんと吉永小百合(主演)の120本目の記念超大作品です。さてさて、この記念すべき超大作なのですが、さすがです、凄いですね。吉永さんのために、吉永さんを慕う人たちが総力を上げて創った「吉永さんの映画」です。かつて「サユリスト」と呼ばれた存在は今でも衰えず、観る側だけではなく、創る側、演じる側にも存在してます。そんなサユリストさんたちが集まって、吉永さんのために一所懸命製作したのが、この映画ですね。まぁ、正直この作品が、映画として優れているとは思えないのですが、それぞれの思いと溢れる「映画愛」、いや「吉永愛」がひしひしと伝わって来る心温まる作品に仕上がってはいます、がぁ…、ハッキリ言って、設定等にもかなり無理があります、失礼ですが、老いても、それ以上にお美しい吉永さんでも、若い未亡人役は、さすがに無理でしょ、そしてまた、亡くなった旦那さん役が、阿部寛さん?? 映画の構成も少し変わってて、大林作品を彷彿さすような舞台と現実との二部構成。ワタシ的には、嫌いではないのですが、どうなんだろうこの「舞台演出」って必要なんだろうかと思ってしまいます。そして、そして、なんと映画音楽を務めたのが、大林宣彦監督と同様、我がココロの師匠でもある小椋佳さん。実は小椋さんもサユリストの1人で、1980年に製作された東映の大作「動乱」(自分リンクでスミマセン)では主題歌を歌い、当時まだ人前で歌わなかった彼が、吉永さんのために人前のステージで歌った事を今でも憶えてます。今回もその「舞台演出」で、「花、闌(たけなわ)の時」を何故か全員で合唱します…。まぁ、人それぞれなのですが、それぞれが、それぞれの想いで綴ったこの吉永大作、良い悪いではなく、やさしい気持ちで見守って下さいね!!



北05



※カッパの勝手な採点は…、
実は、ワタシも密かに応援してます!
カッパ採点7点





カッパのみなソン
Selection vol.1082



子供が消える町に、“それ”は現れる。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 
2017年 アメリカ



それ01

 1988年、アメリカの田舎町デリー。町では子供ばかりが行方不明になる不可解な事件が続いていた。ある日、内気で病弱な少年ビルの弟ジョージーも1人で遊んでいる時に何者かに襲われ、道端の排水溝に姿を消してしまう。以来、弟の失踪に責任を感じていたビルはある時、見えるはずのないものを見てしまい恐怖に震える。やがて、眼鏡のリッチーや悪い噂のあるベバリーなど同じような恐怖の体験をしたいじめられっ子の仲間たちと協力して、事件の真相に迫ろうとするビルだったが…。(後は映画を観て下さい)



それ02

 不気味なピエロ“ペニーワイズ”と少年たちの対決を描いたスティーヴン・キングのベストセラー小説を「MAMA」のアンディ・ムスキエティ監督で映画化し、全米で記録的大ヒットとなりセンセーションを巻き起こしたホラー・サスペンスです。子供の失踪事件が続く田舎町を舞台に、弟をさらわれた少年といじめられっ子の仲間たちが力を合わせて、ピエロの格好をした謎めいた存在に立ち向かっていくさまを、少年少女の瑞々しい青春ドラマを織り交ぜつつ、戦慄の恐怖演出で描き出す。主演は「ヴィンセントが教えてくれたこと」「ミッドナイト・スペシャル」のジェイデン・リーバハー。ペニーワイズ役には「シンプル・シモン」「アトミック・ブロンド」のビル・スカルスガルド。



それ03

たわごと03
恐怖のノスタルジィ…?
 ご存じ、スティーヴン・キングの原作「IT」の前半を映画化!もちろん徹底したホラー作品なのですが、そうそう、あの名作「スタンドバイミー」に、なぜかよく似たテイストなのです。子供の連続行方不明事件が立て続けに起こるデリーという町…。ビリーの弟のジョージーも、嵐の日に排水溝の前に大量の血痕を残して行方不明…。そう一番ショッキングシーンは、このファーストシーン。排水溝の中の「それ」と無垢な子供のやり取りはこれから始まる「恐怖」を見事に予感させます。吃音の悩み、イジメ、DV、職業への偏見、人種への差別等々、さまざまな悩みを持つ子どもたちが、一段となって「それ」に立ち向かう、その姿はなかなかの感動モノです。そして何よりも素晴らしいのは、恐怖一緒に描かれる、思春期への郷愁。誰もが経験した、子供の頃の闇への怖さ、いつもケンカばかりしてるアンバランスな友情、そしてほろ苦い初恋…。怖いだけではなく、何となく懐かしくなる不思議なホラー作品です。



それ04



※カッパの勝手な採点は…、
世界興収、なんと770億円超え!?
カッパ採点7点




2018.02.25 ライフ
カッパのみなソン
Selection vol.1081



その生命体(ライフ)は、人間を餌に進化する。
ライフ 2017年 アメリカ



ライフ01

 国際宇宙ステーション(ISS)では、473日間も滞在しているアメリカ人医師デビッド・ジョーダンをはじめ6名の宇宙飛行士が活動していた。ある日、火星から帰還した無人探査機を回収した彼らは火星の土壌の中に未知の微生物を発見する。それは彼らの予想を遥かに超えるスピードで成長し、高い知性も見せ始める。世紀の大発見に興奮するクルーたちだったが…。(後は映画を観て下さい)



ライフ00

 ジェイク・ギレンホール、レベッカ・ファーガソン、ライアン・レイノルズ、真田広之の豪華共演で贈るSFスリラーです。国際宇宙ステーションを舞台に、火星で採取された未知の生命体と人類で初めて対峙した宇宙飛行士たちを待ち受ける戦慄の運命をサスペンスフルに描きます。監督は「デンジャラス・ラン」「チャイルド44森に消えた子供たち」のダニエル・エスピノーサ。



ライフ04


たわごと03
密室での恐怖がよみがえる…?
 まぁ、ようするに密室の宇宙空間で、次々にエイリアンに襲われるサバイバル・SF・ホラー映画なのですが、ワタシ的には非常に苦手と言うか、嫌いな生物(エイリアン)なのです。「カルビン」と名付けられたそいつ…。逆からの言い方をすると、大きく成長したカルビンちゃんは、まあ、それなりの風貌で、どうってことなく…。むしろ見慣れると、少し愛嬌も…?なのですが、小さい時のカルビンちゃんは、怖い、怖すぎ!密室で、クネクネしたヒトデか蛸か烏賊よく分からない、やる気満々のカルビンちゃんが走り回る密室の恐怖。ワタシ事ですが、昔、浴室でゴキブリちゃんに襲われた恐怖(トラウマ)を思い出してしまいました。いゃ〜、まぁ、(汗)…、そんなこんなで、この映画、穏やかなタイトルとは異なり、手に汗握る展開に正直驚きました。そして、そして…、衝撃のラストは…。(ナイショです!)



ライフ02


※カッパの勝手な採点は…、
やっぱり、火星人は蛸系だった!?
カッパ採点7点




2018.02.12 マンハント
カッパのみなソン
Selection vol.1080



追う者、逃げる者、魂の出会い。
マンハント 2017年 中国



マンハント01

 実直な国際弁護士ドゥ・チウが目を覚ますと、女の死体が横たわっていた。 現場の状況証拠は彼が犯人だと示しており、突如として殺人事件に巻き込まれてしまう。 罠にはめられたことに気づき逃走するドゥ・チウ。孤高の敏腕刑事の矢村は独自の捜査でドゥ・チウを追っていく。 彼に近づくほどに、この事件に違和感を覚え、徐々に見解を変えていく矢村。やがて2人の間に絆が芽生えていく…。(後は映画を観て下さい)



マンハント00

 西村寿行の小説を高倉健主演で映画化し、中国でも大ヒットを記録した「君よ憤怒の河を渉れ」をジョン・ウー監督がリブートしたサスペンス・アクションです。何者かにハメられた弁護士をチャン・ハンユー、事件の謎に迫る刑事を福山雅治が演じ、身分や国籍を超えた絆で結ばれていく男たちのドラマを熱く盛り上げる。主演は、「戦場のレクイエム」のチャン・ハンユーと「そして父になる」の福山雅治。共演には、チー・ウェイ、ハ・ジウォン、國村隼。



マンハント04


たわごと03
ワタシは、憤怒の河を渉った?
 いやいや、凄いモノを観させて頂きました。まずは、「ごちそうさまでした…」。ワタシの大好きな西村寿行の代表作「君よ憤怒(ふんど)の河を渉れ」。※小説タイトルは憤怒(ふんぬ)をあのジョン・ウー監督がリブート。そして主演は、我が奥さまの憧れ、ご存じ福山雅治。珍しく二人の想いが重なり合い?わざわざ少し遠方の劇場まで足を運びました。この最新作「マンハント」は、1976年に、名匠・佐藤純弥監督が高倉健さんを主演として映画化。まぁ、この超大作も微妙な出来映えで、我が「不思議邦画」の1本?ただ、これなぜか中国では大ヒットだったそうで、もちろんジョン・ウーさんも大好き…。そんな訳で、今回のこの企画が誕生したのでしょうね。公開したばかりなので、多くは語りませんが、絶対的に誰もが驚くのは、冒頭の港町でのシーン。これは一体何年なんだ。不思議な空気感と不思議な音楽。昭和感ありすぎの空気感。ワタシ的には嫌いじゃないのですが、これって一体何年の設定?八代亜紀さんが、よく似合う居酒屋での過激すぎるアクションから始まります。そしてそれからも…?? ジョンウー監督が、「ワシはこんなシーンが撮りたいんだ!」の超私的でど派手なアクションを存分に魅せてくれます。ストーリーなんでどうでも良い、少々の辻褄なんてどうでも良い、我が道をいくジョンウー。スローモーション・二丁拳銃・バイクアクション…、もちろん白鳩あり、その上、何とちょっとポッチャリ愛娘のアクションありの大サービス作品です。自称映画ファンのワタシですが、この映画は久しぶりに観た「!」と「?」が交差する不思議作品です。



マンはんと
↑向かって右の方が、ジョンウーの娘さんです。



※カッパの勝手な採点は…、
もちろん原作は、素晴らしいですよ!
カッパ採点7点