カッパのみなソン
Selection vol.1075



光か、闇か…
スター・ウォーズ 最後のジェダイ 
2017年 アメリカ



最後00

 伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーをついに探し出し、ライトセーバーを差し出したレイは、驚くべき真実を知ることになる。なぜ、ハン・ソロとレジスタンスを率いるレイアの息子カイロ・レンが、ダース・ベイダーを受け継ごうとするのか?そして、レイアやストームトルーパーの脱走兵フィン、パイロットのポー、ドロイドのBB-8らレジスタンスたちの新たなるミッションは…。(後は映画を観て下さい)



最後01

 エピソード6「ジェダイの帰還」の30年後の世界を描いた、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の続編です。最後のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーを巡り、帝国軍の残党、ファースト・オーダーと、彼らに立ち向かうレジスタンスたちとの戦いが、エキサイティングに繰り広げられます。監督は、「LOOPER ルーパー」のライアン・ジョンソン。



最後02


たわごと03
すべて間違っている…、のかなぁ?
 スターウォーズを愛するファンの方には、申し訳ないへなちょこファンのワタシですが、世界が注目するシリーズ最新作観てきました!それも正月早々、元日の真っ昼間。メイン字幕版ではなく、敢えてストーリーがよく理解できる吹き替え版を鑑賞させて頂きました。う〜ん、どうなんだ、これ…?おぉ〜、えっ?が交差する荒々しい構成。モチーフは、ワタシの大好きな「帝国の逆襲」なのでしょうが、余りにもサプライズが多すぎで、観ててワクワク感以上のドキドキ感がある。そして今回、抜擢された監督は、「LOOPERルーパー」のライアン・ジョンソン監督。なるほど、ひと癖ある彼らしい演出…。ただこれって隣で観てた、お爺ちゃんとお孫さん…、失礼ですが、楽しめたのでしょうか?決してスカット爽やかではなく、単純に「光と闇」「正義と悪」ではない、世界的SF娯楽大作。様々なことを差し引きして、ワタシ的には、キライで無いこの最新作なのですが、きっと賛否両論なんでしょうね!?



最後03



※カッパの勝手な採点は…、
大いなる負け戦ですね!
8点




2017.12.31 ダンケルク
カッパのみなソン
Selection vol.1074



残り時間、わずか。
ダンケルク 
2017年 イギリス・アメリカ・フランス



ダンケルク01

 1940年、フランス北端の港町ダンケルク。ドイツ軍に追い詰められた英仏連合軍40万の兵士たちは絶体絶命の状況を迎えていた。若き英国兵トミーが街中を必死で逃げ回り、ようやく辿り着いた海岸には、おびただしい数の兵士たちが救助の船を待っていた。しかし彼らに残された時間は限られていた。そこでドーバー海峡を挟んだ対岸のイギリスでは、民間の船までをも総動員した救出作戦が決行される。民間船の船長ミスター・ドーソンもそれに呼応し、息子とともに危険を顧みず同胞が待つダンケルクへ向け船を走らせる…。(後は映画を観て下さい)



ダンケルク02

絶体絶命の地“ダンケルク”に追い詰められた若者たち。
 第二次世界大戦の西部戦線では、英仏連合軍の兵士40万人がドイツ軍の猛攻の前にフランス北端のダンケルクに追い詰められてしまう。これに対しイギリスが決行した救出作戦にはヨットや漁船など多くの民間船も参加し、結果的として兵士の犠牲を最小限に抑えることに成功した。この史上最大の撤退作戦と呼ばれる史実を、「ダークナイト」「インターステラー」のクリストファー・ノーラン監督が、圧倒的臨場感で描き出した緊迫の戦争アクションドラマです。出演はフィオン・ホワイトヘッド、ハリー・スタイルズ、ケネス・ブラナー、マーク・ライランス、トム・ハーディ。



ダンケルク05



ちょつと01
IMAX70mmフィルムで撮影・上映!
 まずは、このコーナーから書かせて頂きます。IMAX70mmフィルムは、ノーラン監督の「ダークナイト」シリーズや「インターステラー」の他にも、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」、「ハンガーゲーム2」、「スターウォーズ/フォースの覚醒」等々で部分的に使用されてきました。しかし、その多くはデジタルでの上映がメインでしたが、この「ダンケルク」は、全編をIMAX70mmフィルムで撮影し、その画面サイズ・解像度のまま上映された数少ない映画です。もちろんIMAX70mmフィルムとは、現在のデジタルに勝る唯一の解像度を誇るフィルムフォーマットなので、画面の面積が圧倒的に大きく、画像も鮮明になります。ただ、殆どの映画館では、映像の約40%カットされた上映となってたのでしょう?勿論、我が町のシネコンでも同様で、本物を見るなら「IMAX次世代レーザー」を完備した「109シネマズ大阪エキスポシティ」(かなり遠い…)で観るべき作品なんでしょうね。もちろん我がマイシアター(2K)でも、悲しいかな物足りない画質…、画面サイズも、ビスタとスコープに切り替わり少々不満…?最新の4Kシステムが、無性に欲しくなってしまう危険な作品とも言えますね!!



ダンケルク03



たわごと03
クリストファー・ノーランが、描く初めて戦争。
 第二次世界大戦における史上最大の撤退作戦として知られる「ダンケルクの戦い」、通称「ダイナモ作戦」…。なのですがスミマセン勉強不足で…、何となく大規模な救出作戦程度の知識?恥ずかしながらよく知りませんでした(スミマセン)。1940年5月26日から6月4日。フランスのダンケルクに追いつめられて、包囲されたイギリス、フランス兵、40万人は敵から身を隠すにはあまりに人数が多すぎるし、海岸だから逃げようがない…。ただただ防戦のみで、たまに数機の空軍機がドイツ機を撃ち落とす程度…。この激しい状況をノーラン監督は、彼らしい技法で見事に描きます。防波堤を1週間、海を一日、空を1時間。1週間と1日と1時間は同時進行で、防波堤の1週間に重なり合う?どのように表現したの良いのかよく分からないのですが、時間軸を匠にゆがめ、重ねた不思議な感覚。会話も少ないし、絶対的な主役も存在しない。もちろん実話なので正義のヒーローも存在しない。圧倒的なリアルな映像といたたまれない爆音がココロに突き刺さり、戦争の悲惨さを叩きつけられました!


ダンケルク04


※カッパの勝手な採点は…、
ノーラン監督のギャラは、2億ドルと興行収入20%!
カッパ採点7点




カッパのみなソン
Selection vol.1073



世界一の臆病者が、英雄になった理由とは…
ハクソー・リッジ
2017年 アメリカ



ハクソー01

 アメリカの田舎町で育ったデズモンド・ドスは、看護師のドロシー・シュッテと恋に落ちるも、激化する第2次世界大戦に心を痛め、衛生兵になるべく陸軍に志願する。しかし基地での訓練で銃に触れることを拒絶し、上官や他の兵士たちから執拗ないやがらせを受けるようになる。それでも決して信念を曲げないデズモンド。とうとう軍法会議にかけられてしまうが、ついには彼の主張が認められ、晴れて衛生兵として戦場に立つことを許可される。こうして日本軍との激戦の地、沖縄の前田高地、通称ハクソー・リッジ(のこぎり崖)へと赴くデズモンドだったが…。(後は映画を観て下さい)



ハクソー02

 「ブレイブハート」「アポカリプト」のメル・ギブソン監督が、激烈を極めた沖縄戦の知られざる実話を映画化した衝撃の戦争ドラマです。武器を持つことを拒否しながらも、地獄の戦場で75人もの命を救い、終戦後、良心的兵役拒否者としてはアメリカ史上初めての名誉勲章を授与された実在の衛生兵デズモンド・ドスの不屈の人生を臨場感あふれる迫力の戦闘シーンとともに描き出します。主演は「沈黙 -サイレンス-」のアンドリュー・ガーフィールド、共演にサム・ワーシントン、ヴィンス・ヴォーン、テリーサ・パーマー、ヒューゴ・ウィーヴィング。



ハクソー03


たわごと03
分かってても、心が痛い。
 少々変わったこのタイトル? 「ハクソー・リッジ」とは、沖縄戦において、浦添城址の南東にある「前田高地」と呼ばれた日本軍陣地で、北側が急峻な崖地となっており、日米両軍の激戦地となったことから、米軍がこの崖につけた呼称(Hacksaw=弓鋸)だそうです。そう沖縄線戦をアメリカ目線…、いやいやメル・ギブソン目線で描いた力作です。主役のデズモンド・ドスは、頑なな信仰心で、銃にさえも触れない、そして自ら志願した衛生兵として、過酷な戦場へと行く…。(もちろん実話なんです。) そして、この戦いで多くの人命を救ったことから、「良心的兵役拒否者」として初めて名誉勲章が与えられた人物だそうです。なんせ、中半から後半にかけての戦闘シーンも凄い、凄すぎ…?思わず目を瞑る程のリアルさ、そして哀しいかな、戦う相手は、もちろん日本人。「天皇陛下万歳!」と叫びながら息絶える日本兵、そして1人でも多くの兵士を助けようと戦場を駆け巡るか細い衛生兵…。さすがは、信念の人メル・ギブソンです、正義とは何か、生きるとは何か、信念とは…等々を圧倒的な映像でぶつけてくれます!!



ハクソー04


※カッパの勝手な採点は…、
アンドリュー・ガーフィールドに天晴れ!
七点半



2017.12.17 海底47m
カッパのみなソン
Selection vol.1073



ようこそ、死のスキューバダイビングへ。
海底47m
2017年 アメリカ



海底01

 メキシコへとバカンスにやって来た姉妹のリサとケイト。地元の若者たちと意気投合した2人は、彼らから“シャークケージ・ダイビング”という檻の中から野生のサメを間近で鑑賞するアクティビティに誘われる。臆病なリサも好奇心旺盛なケイトに押し切られ、2人で挑戦することに。翌日、さっそく2人は檻とともに水深5mに沈められ、大迫力のサメを堪能する。ところがその時、檻を支えていたワイヤーが突然切れ、2人は檻もろとも深さ47mの海底へ落下してしまう…。(後は映画を観てください)



海底02

 巨大な人喰いサメが泳ぎ回る海で、ケージに閉じ込められたまま水深47mの海底まで落下した姉妹が、サメの恐怖に加えて潜水病や酸素欠乏の危機という絶体絶命の極限状況の中で繰り広げる決死の脱出劇の行方をスリリングに描くパニック・スリラーです。主演は、TV「オリジナルズ」のクレア・ホルトと「ウォーク・トゥ・リメンバー」のマンディ・ムーア。監督は「ストレージ24」のヨハネス・ロバーツ。



海底04


たわごと03
怖い、恐い、強い…!
 海底47mへの落下…、閉じ込められたオンボロなゲージ、もちろん深海の定番のサメ、そして潜水病と酸素欠乏。こわいキーワードがてんこ盛りのこの作品。ほとんどが深海での蒼くどよんだ「闇」のシーン。次はこうなるのだろう…、と分かってはいるのだけれど、映画的に分かりきった、よくあるシーンにも結構、手に汗を握ってします。少々間延び感はあるのだけど、それはそれで良くできた作品だとは思います。ただ、どうなんだろう、この結末…。ワタシ的には、白黒つけた方が良かったと思いますげど!?



海底03



※カッパの勝手な採点は…、
海外でのアクティビティには、ご用心!
カッパ採点7点




カッパのみなソン
Selection vol.1072



ボクは、5歳で迷子になった…。
LION / ライオン ~25年目のただいま~
2016年 オーストラリア



ライオン01

 優しい養父母のもと、オーストラリアで何不自由なく育った青年サルー。友人や恋人にも恵まれ、幸せな日々を送る彼だったが、ひとつだけ誰にも言えない悲しい過去があった。インドの田舎町に生まれたサルーは5歳の時、不運が重なり兄とはぐれ、たったひとり回送列車に閉じ込められて、遥か遠くの街コルカタに運ばれてしまう。そして言葉も通じない大都会で過酷な放浪の末に、オーストラリア人夫婦に養子として引き取られたのだった。ある時、サルーの脳裏にこれまで押しとどめていたそんな少年時代の記憶が強烈によみがえる。インドの家族への思いが募り、わずかな記憶を頼りに、GoogleEarthで故郷の家を見つけ出すと決意するサルーだったが…。(後は映画を観て下さい)



ライオン02

 5歳の時に迷子になり、オーストラリア人夫婦の養子として育てられたインドの少年が、大人となり、GoogleEarthを駆使して生家を見つけ出し、25年の時を経て実の家族との再会を果たした奇跡の実話を「スラムドッグ$ミリオネア」「奇蹟がくれた数式」のデヴ・パテル主演で映画化した感動ドラマ。共演はルーニー・マーラ、デヴィッド・ウェンハム、ニコール・キッドマン。監督は、これが長編デビューとなるオーストラリアの新鋭、ガース・デイヴィス。



ライオン03


たわごと03
ハイテクの「心の旅路」。
 まずは、私事から…。11月11日から新しく家族となった、捨て子の子猫(ユキちゃん)も、早1ヶ月。分かってたことなのですが、想像以上にヤンチャ、いやオテンバでございます。ユキちゃんの超かわいい悪魔の「遊んで!」攻撃で、もう生活はテンヤワンヤ!日常のマイシアターでの映画観賞もご無沙汰。もちろんこのブログも書けない状態が続いてます。それでも、そんな嬉しい悲鳴の日々の合間で、やっと観ることができたのが、この1本です。以前から気になってたこの作品、ストーリーは超シンプルなのですが、実は「実話」なんです。もちろん実話だから、それ以上のサプライズはないのですが、この監督描きたが上手です!美しいインドの景色とは、うらはらに貧困で厳しい原風景を折り込み、現実に「味」をつけた「現実味」を見事に描いています。25年間も迷子になってた主人公。それでも微かな記憶をなぞってGoogleEarthで辿り着く故郷…、それは、21世紀的な「心の旅路」なのです。



ライオン04


ちょつと01
映画を観て思い出した、小さな名作。
 そして、ワタシこの映画を観ながら、ふと思い出した日本映画があります。1970年大映作品、『ボクは五才』と言う作品です。確か近所の小汚い(ゴメンなさい)弐番館で「キングコングの逆襲」と併映されてたと思います。もちろん私もまだ幼い子供なので、何となくの曖昧な記憶ですが、今でもふと思い出す作品です。〜高知に住む5歳の幼児が、大阪で出稼ぎ中の父に逢うために単独で無銭旅行をする物語です。幼児の唯一の思い出は、お父さんと行った「大阪万博」。その思い出を描いた一冊のスケッチブック(大阪の街の風景)を頼りに独りで無銭旅行をする〜。高度成長期とは言え、決して裕福とは言えない時代、そして貧しくとも、それ以上に尊い家族の絆。何となく、二つの映画が重なり合い、より深い味わいを楽しむことができました。(もちろん横には、ユキちゃんが座ってました)



※カッパの勝手な採点は…、
インドの現実が、衝撃的でした。
七点半