2017.05.18 無限の住人
カッパのみなソン
Selection vol.986



不死身って、死ぬほどめんどくせぇ。
無限の住人 2017年日本



無限01

 かつて妹を目の前で惨殺された凄腕の侍・万次は、謎の老婆によって望んでもいないのに不死の身体にされてしまう。以来、生きる意味を持たないまま50年ものあいだ死ぬことも老いることもできずにただ孤独に生き続けていた。無天一流を受け継ぐ浅野道場の一人娘、凜。両親を殺され復讐を誓う彼女は、そんな万次の存在を知り、どうにか見つけ出すと敵討ちの用心棒を依頼する。一度は断るも、妹の面影を残す凜の必死の懇願に万次はその願いを聞き入れる…。(後は映画を観てください)



無限02

  「月刊アフタヌーン」にて長期連載された沙村広明の傑作マンガを三池崇史監督、木村拓哉主演で実写映画化した時代劇アクション大作です。謎の老婆によって不老不死の肉体に変えられ、死ぬこともできずに放浪し続ける侍・万次が、復讐に燃える少女・凜の用心棒となり壮絶な戦いへと身を投じていくさまを過激なバイオレンスと迫力のアクション満載に圧倒的スケールで描き出します。ヒロインの凜役は「湯を沸かすほどの熱い愛」の杉咲花。さらに福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、市川海老蔵、田中泯、山崎努ら豪華キャストが脇を固めてます!!



無限003


たわごと03
キムタク × 三池崇史監督。
 木曜日は、通い詰めのジムがお休み、ならば近所のイオンモール(イオンシネマ)で映画鑑賞。そうワタシ的に木曜日は「映画館の日」なんです?オープン初日は「美女と野獣」、そして先週の木曜日は邦画ファン必見の「追憶」。さて今週は、と思いやあまりお目当の作品が…。まぁ、仕方なく映画職人・三池崇史監督とキムタクの漫画原作映画を観させて頂きました。毎度おなじみの三池監督作品、同じような時代劇タッチの「十三人の刺客」を彷彿さすモノクロのオープニング。もしやこれは…、と微かな期待感を抱きながら?あれ、やっぱり××なんです(キムタクファンさんゴメンなさい)。職人的な創りなのでしょうが、ひとつ一つの事柄が、雑で深みがない。木村拓哉さんの頑張りだけが印象に残った作品です。



無限04



※カッパの勝手な採点は…、
俳優さんは、それなりに頑張ってますよ!

カッパ採点7点




2017.05.17 聲の形
カッパのみなソン
Selection vol.985



君に生きるのを手伝ってほしい
聲の形 2016年日本



聲01

 楽しいことが全ての小学6年生のガキ大将、石田将也。ある日、耳の聞こえない少女、西宮硝子が転校してくる。将也は硝子を無邪気にイジメるようになり、他のクラスメイトたちも追随し、硝子への悪質なイジメや嫌がらせが常態化する。やがて硝子は転校を余儀なくされる一方、将也はクラスメイトたちの裏切りに遭い、イジメ問題の責任を1人で背負わされ周囲から孤立することに。それから5年、すっかり心を閉ざしたまま高校生となっていた将也は、ある決意を胸に硝子のもとを訪ねるのだったが…。(後は映画を観てください)



聲02

 大今良時のベストセラーコミックスを「涼宮ハルヒの憂鬱」「けいおん !」の京都アニメーションの制作で映画化した長編アニメーションです。小学校の時に聴覚障害を持つヒロインに酷いイジメをしてしまった主人公が、高校生になり、彼女を捜し出して謝ろうとしたことから止まっていた時間が再び動き始めるさまを描きます。監督は「けいおん !」「たまこラブストーリー」の山田尚子。



聲03


たわごと03
ボクは、どの子だったのだろう?
 豊作だった昨年のアニメ映画の一本、ご存知「君の名は。」「この世界の片隅に」、そしてこの「聲の形」…。いずれもアニメ、いや映画的評価の高い秀作です。ただ、この作品に関しては、恥ずかしながら全く白紙だったワタシ。なるほど、評判通りの秀作ですね、そしてある意味ショックです。…誰もが過ごした少年少女の頃、きっと「形」は、どうであれ体験した事のある少し痛い記憶。そんな記憶を逆なでされたこの感覚。きっと石田くんや、硝子ちゃん、永束くん、植野さん、佐原さん等々は、どこの学校(社会)にも居ましたよね?そんな遠い記憶をなぞりながら、ふと「ボクは誰だった」のだろう…、と少し不器用で真っ白すぎる登場人物と自分を重ね合わてしまいました。子供が居ないワタシには、正直今の子供達の世界は、よくわかりません?でも、この問題は多分、学校では教えてくれないし、先生の立ち位置では、きっと解決できないことだと思います。偉そうな言い方ですが、映画で学ぶのではなく、映画で何かを感じてくれたら幸いです。



聲05


※カッパの勝手な採点は…、
アニメだから、できる事? できた事!

七点半



カッパのみなソン
Selection vol.984



日本未公開作品
モーガン プロトタイプ L-9 
2016年アメリカ



モーガン02


 シンセクト社の研究施設で開発が進められていた人工生命体の試作品L-9「モーガン」が、突如として研究者を襲い大怪我を負わせた。そして事態を調査するため、危機管理コンサルタントのリー・ウェザーズと心理評価の専門家シャピロ博士が現地に派遣される事に…。しかし、調査の最中にモーガンが再び混乱しはじめてしまう…。(後は映画を観てください)



モーガン01

日本未公開作品?
 「ブレードランナー」のリドリー・スコット製作のもと、息子のルーク・スコットが長編初メガホンをとり、暴走した人工生命体の脅威を描いた、SFアクションスリラーです。リー役を、「オデッセイ」のケイト・マーラ、シャピロ博士役を、「サイドウェイ」のポール・ジアマッティがそれぞれ演じてます。



モーガン04


たわごと03
リドリー・スコットの息子…、だから?
 「ブレードランナー」等々の名称リドリー・スコット製作のもと、なんと息子のルーク・スコットが長編初メガホンを取ったSFアクションスリラー作品なんですが、決して大作ではなく、むしろB級映画的なんです。それでも創り方は、非常に丁寧かつ重厚。低予算なのでしょうか、作品になんとなくプライドを感じてしまいます。そして、リドリー的な「切り口」?そう、人造人間ものなんです。物語は人工生命体の試作品L-9「モーガン」が、暴走して研究者を襲い大怪我を負わせた事により、会社から派遣された危機管理コンサルタントのリー・ウェザーズが派遣されたところからスタートします。そして衝撃のラストバトルへと…、良い意味で、お父さんの影響を受けた、可能性大の秀作です。



モーガン05



※カッパの勝手な採点は…、
リドリーらしい、空気感が好きです。

カッパ採点7点




カッパのみなソン
Selection vol.983



今度の魔法は、もっとすごい。
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 
2016年イギリス・アメリカ



ビースト01

 魔法使いのニュート・スキャマンダーは、魔法の腕は超一流ながら人見知りでおっちょこちょいの魔法動物学者。魔法動物をこよなく愛する彼は、世界中を旅して魔法動物たちを集めていた。彼の不思議なトランクには、そんな魔法動物たちがいっぱい詰まっていた…。ある日、ニューヨークへやって来たニュートだったが、ひょんなことからトランクが人間のものとすり替わってしまう。そしてトランクの中にいた可愛いものから獰猛なものまで、ありとあらゆる魔法動物が人間界に逃げ出してしまいニューヨーク中が大パニックに…。(後は映画を観てください)



ビースト02

ハリー・ホッター新シリーズ! 
 「ハリー・ポッター」シリーズのJ・K・ローリングが、後にハリーたちが使っていた教科書「幻の動物とその生息地」を著わすことになる魔法動物学者ニュート・スキャマンダーを主人公に贈る新シリーズ。J・K・ローリング自ら映画用に書き下ろしたオリジナル脚本を、「ハリー・ポッター」シリーズの後半4作品の監督を務めたデヴィッド・イェーツを再び監督に起用して映画化したファンタジーアドベンチャーです。世界中を旅する魔法動物学者の愛用のトランクから魔法動物たちが人間界に逃げ出してしまったことから巻き起こる大騒動の行方を描きます。主演は「レ・ミゼラブル」「博士と彼女のセオリー」のエディ・レッドメイン。共演にキャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、コリン・ファレル。



ビースト04


たわごと03
ワクワク感満載で、原点回帰?
 ワクワク感満載と書きながら、スミマセン実はワタシ爆睡してしまいました…(ゴメンなさい)。なぜかワタシ、魔法使いモノの映画を鑑賞すると、魔法にかけられたように寝てしまう…?これって魔法使いが嫌いなのでしょうか、と言うと、もちろんそんな訳でもなく、決して嫌いではない。ただ、「魔法」と言う、何でも出来てしまう映画的キーワードに少し偏見があるのかも知れません。でも、爆睡してしまった、この「ハリー・ホッター新シリーズ」、失礼ですが、なかなかよく出来ています。初期のハリー・ホッターのワクワク感と斬新さ等々が、見事に再現されていて、お子様から大人までが楽しめるエンターテイメント作品として蘇ったような気がします。不思議なカバンの中の魔法動物たちも愛嬌タップリで良い感じ、シリーズとして、儲かる可能性を大いに秘めた意欲作です!!



ビースト06


※カッパの勝手な採点は…、
本当は、ジェイコブ・コワルスキーが主役?

カッパ採点7点




2017.05.11 追憶
カッパのみなソン
Selection vol.982



会いたくても、会えなかった、愛する人へ。
追 憶 2017年日本



追憶02

 ある日、富山県の漁港で殺人事件が発生する。被害者の川端悟は捜査に当たる四方篤刑事の幼なじみだった。しかも、川端と事件の前日に会っていたという容疑者の田所啓太もまた幼なじみ。25年前、それぞれに親に捨てられた3人は、喫茶“ゆきわりそう”を営む涼子と常連客の光男の世話になっていたのだった。しかし、ある事件を機に散り散りとなり、以来決して会うこともなかった。四方は田所の無実を確信しながらも、固く口を閉ざして真相を語ろうとしない彼に苛立ちを募らせるのだったが…。(後は映画を観てください)



追憶01

 「夜叉」「鉄道員(ぽっぽや)」など数々の名作を手がけた降旗康男監督と木村大作カメラマンのコンビが9年ぶりにタッグを組み、「永遠の0」「海賊とよばれた男」の岡田准一を主演に迎えて贈るヒューマンサスペンスです。一つの殺人事件をきっかけに25年ぶりに再会した幼なじみ3人を主人公に、彼らが離ればなれになった過去の出来事と新たな事件の真相を、3人それぞれが辿った人生模様とともに綴ります。共演は小栗旬、柄本佑、長澤まさみ、木村文乃、安藤サクラ、吉岡秀隆。



追憶03


たわごと03
監督・降旗康男×撮影・木村大作
 嬉しいものですね、近くに映画館があるって事は、そう最近オープンした「イオンシネマ徳島」で観てきました。最新の日本映画の大作「追憶」。今までだと、この手の映画(邦画)は、遠くの劇場へ、わざわざ出向くのではなく、約半年後にTSUTAYAさんでお借りしての鑑賞でしたが、それが嬉しいことにオンタイムで気楽に見えちゃいます!それも、嬉しいのか、悲しいのか?微妙ですが、55歳からは、なんとシニア料金設定で、一人でも、たったの1100円!? 少し悔しいけど、もちろんお得なシニア料金で観た、この「追憶」は、降旗康男と木村大作コンビが、9年ぶりにタッグを組んだ意欲作。冒頭(映像)の美しくも厳しい重厚感、思わず背筋がピンとします。荒れ狂う真っ黒な日本海、北陸での月食、少年たちの思いつめた表情…、かつて見た「飢餓海峡」や「砂の器」を彷彿さす、古き良き日本映画と重なり合います。もちろん役者たちも素晴らしい、これが「映画俳優」だという渾身の演技を存分に魅せてくれます。家族・絆・運命・愛情・憎悪…、彼らたちが、ひたむきに守ってきたモノ…。ゴメンナサイ、封切られたばかりですね、是非とも、映画を観てくださいね!! (邦画ファン必見ですよ)



追憶04


※カッパの勝手な採点は…、
脚本が、少しザックっとしてませんかね?

七点半