カッパのみなソン

Selection vol.706


なぜ大財閥の御曹司は、オリンピックの金メダリストを殺したのか?
フォックスキャッチャー 2014年アメリカ



フォックス01

 1984年のロサンジェルスオリンピックで金メダルを獲得したレスリング選手、マーク・シュル。しかしマイナー競技ゆえに生活は相も変わらず苦しいまま。同じ金メダリストでマークが頼りにする兄のデイヴも妻子ができて以前のように付きっきりというわけにはいかない。今や次のソウルオリンピックを目指すどころか競技を続けるのもままならなかった…。そんな時、アメリカを代表する大財閥デュポン家の御曹司ジョンデュポンから彼が結成したレスリングチーム「フォックスキャッチャー」への参加をオファーされます…。(後は映画を観て下さい)


フォックス02

 「カポーティ」「マネーボール」のベネット・ミラー監督が実在の殺人事件を題材にレスリング五輪金メダリストとそのパトロンとなった大富豪が悲劇の結末を迎えるまでの心の軌跡を描き出した戦慄の実録人間ドラマです。主演は、その鬼気迫るシリアス演技で新境地を見せ高い評価を受けた「40歳の童貞男」「リトル・ミス・サンシャイン」のスティーヴ・カレル。共演にチャニング・テイタム、マーク・ラファロ。


たわごと03
秋の夜長に…?
 まず最初に地味です。キッチフレーズ「大富豪はなぜ金メダリストを射殺したのか?」が、全てであり観た後もモヤモヤが残ります。物語は御曹司のジョン・E・デュポンとロス五輪レスリングの金メダリストマーク・シュルツ、そのお兄さんデイヴの3人を軸に描かれ、その関係性がきわめて丁寧に描かれています。兄を慕い尊敬しながらも、その兄を超えられずコンプレックスにもがくマーク。そのマークに声をかけ世界最強のレスリングチームを作ろうとするデュポン。家族を愛し指導者としても卓越した技量を持つデイヴ。そして奥深い嫉妬の結果、不幸にも起こってしまう殺人…。地味ですが、なかなか見応えのある作品に仕上がっていると思います。


フォックス03


※カッパの勝手な採点は…、
秋の夜長に是非とも…。

カッパ採点7点



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