カッパのみなソン

Selection vol.705


すべてを手放し羽ばたこう。
バードマン
あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 
2014年アメリカ



バード01

 かつて主演した大人気スーパーヒーロー映画「バードマン」のイメージが払拭できずに、その後は鳴かず飛ばずの俳優人生を送るリーガン。私生活でも離婚に娘サムの薬物中毒とすっかりどん底に。そこで再起を期してレイモンド・カーヴァーの「愛について語るときに我々の語ること」を原作とする舞台を自ら脚色・演出・主演で製作しブロードウェイに打って出ることに…。ところが大ケガをした共演者の代役に起用した実力派俳優マイクの横暴に振り回されアシスタントに付けた娘サムとの溝も深まるばかり…。(後は映画を観て下さい)



バード000

アカデミー賞、最多4部門作品。 
 「バベル」「BIUTIFULビューティフル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、かつてバットマン役で一世を風靡したマイケル・キートンを主演に迎え公私ともにどん底状態の中年俳優が繰り広げる切なくも滑稽な悪戦苦闘の日々を全編1カットという驚異の撮影スタイルで描き出すシニカルコメディです。共演は、エドワード・ノートン、エマ・ストーン、ナオミ・ワッツ。アカデミー賞では、みごと作品賞をはじめ最多4部門を受賞しました。


たわごと03
オールドヒーロー、再見参 !
 1988年、アメコミ原作の「バットマン」企画にようやくゴーサイン。スーパーマンに並ぶ古典的ヒーローの映画化だけに原作ファンは沸き上がのが、製作内容が発表される期待は失望と不満に入れ替わる…。何故に、あの喜劇役者が主人公? まるでイメージが違う! 製作会社にはおよそ5万件の抗議が届き、主演人形を吊るし首する反対デモまでが…。慌てたスタジオは世界観をアピールする予告編を製作して公開。するとファン達はその出来映えに感動し、予告編を観るために映画館へ殺到する程の騒ぎとなった…。懐かしいですね、これが輝かしい「バットマン」シリーズ第一話のエピソード。そして、この「パードマン」は、そんなマイケル・キートンが、マイケル・キートンとしての苦悩を描いた不思議なフィクション。何処までが現実で、とこからが幻想なのか判らない構成、そしてヒッチコックもビックリのワンシーン撮影。マイケル・キートンの絶対的な存在感と見事な演技力と個性的な共演者達。確かに評論家ウケのする切り口かも知れませんが、アカデミー最多4部門受賞は伊達じゃない!!



バード02


※カッパの勝手な採点は…、
マイケル・キートンの焦りがよくわかる…

七点半



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