カッパのみなソン

Selection vol.663


「本」が少女に、勇気と希望を与えた。
やさしい本泥棒 2013年 アメリカ・ドイツ



本泥棒01

 第二次世界大戦前夜の1938年、リーゼルは弟に先立たれミュンヘン近郊の田舎町へ里子に出されて母と別々に暮らすことになります。里親のハンスはリーゼルが「墓掘り人の手引き」という奇妙な本を肌身離さず持っていることから彼女が字を読めないことに気が付き本を読み聞かせるようになります。そしてリーゼルは読み書きを学びたくさんの本を通じて知識だけでなく勇気と希望を与えられるのでした…。しかし、折りしもドイツはナチスによって自由を奪われ本を読むことすら禁じられます。ある日リーゼルは反ユダヤ主義の暴動が激化する広場で焼かれた大量の本の中から、焼け残った1冊の本をこっそりと持ち帰るのでした…。(後は映画を観て下さい)



本泥棒04

 マークース・ズーサックの世界的ベストセラー「本泥棒」を初の映画化です。主演は新星女優ソフィー・ネリッセ。脇を固めるのはオスカー俳優「英国王のスピーチ」のジェフリー・ラッシュと二度のオスカーノミネートを果たす「奇跡の海」のエミリー・ワトソン。戦争により家族を亡くし里子に出された一人の少女が、一冊の本をきっかけに里親たちに心を開き、本を通じて人々に希望を与える。衝撃のクライマックスに、涙が止まらない…。



たわごと03
タイトル以上に、力強い戦争ドラマ。
 家族への恋しさ、愛する人への恋しさ、楽しむことへの恋しさ、学ぶことへの恋しさ…。タイトルとは裏腹に戦争と抑圧に対する厳しい現実が描かれています。ナチス政権下のドイツで本を読むことを禁じられた少女と彼女を取り囲む家族、そして、ユダヤ人の青年とのヒューマンドラマ。穏やかな時間と現実の厳しさが重なり合う。今まで何度も映画として体験してきた時代ですが、「少女」と「本」を切り口にした不思議かつ斬新な戦争映画です。



本泥棒02



※カッパの勝手な採点は…、
もったいない、未公開作品です。

七点半




スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://kappacinema.blog.fc2.com/tb.php/926-6f414235