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2013.01.08 京都太秦物語
映画的旅情
【其の五】

私は、この街を去るだろうか。
京都太秦物語 2010年日本

太秦01

 京都太秦、大映通り商店街。 東出京子はクリーニング店の娘で、立命館大学の図書館に勤めている。仲の良い幼なじみの梁瀬康太は豆腐店の息子で、アルバイトをしながらお笑い芸人を目指してオーディションを受け続ける日々…。ある日のこと、京子は図書館で白川静文字学を研究する榎大地と出会います。学問一筋の大地は、京子に一目ぼれしてしまい、研究への一途な態度と同じ情熱を、京子への求愛に注ぎはじめます。一方、康太は自分の将来について悩みはじめて、京子との関係もうまくいかなく…(後は映画を観て下さい)

太秦02

山田洋次監督が、22人の学生達と共に作り上げた、
映画の街「太秦」のつながりの物語。

 映像制作の未来を見据え、2007年より立命館大学と松竹株式会社が全面的に提携をして取り組む中で、大きな柱として企画されたのが、この「京都太秦物語」です。京都府からの協力も受け、映像制作において「産・学・公」が提携した珍しいカタチの作品となりました。

太秦03

俳優と実在の商店街の住民が競演し、ドラマとドキュメントが融合した新たなる映画のカタチ。
 ヒロインの京子役に、松竹110周年記念オーディション“STARGATE”でグランプリに輝いた海老瀬はな。幼なじみの康太役に、超人気グループEXILEのメンバーであるUSA。京子に恋をする大地役に、劇団俳優座の若きエース、田中壮太郎。そして、大映通り商店街の人々、立命館大学の人々などが出演。プロとアーティスト、職人や学者をはじめとする魅力的なアマチュアという多彩で個性的な出演陣となりました。ユニークな企画に海外からの注目度も高く、第60回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に招待されました。現地での上映チケットは全て完売し、途中で席を立つ人もほとんどおらず、上映後に登壇した学生たちにはたくさんの温かい拍手が送られました。


たをごと02
これこそが、映画での街おこし活動。
 最近の地方発の映画は、よく耳にする「町おこし活動」の一環として行われています。県や市からそれなりの予算が割り当てられ、撮影時に町の人たちがいきなりボランティアに駆けつける…。失礼ですが、企画側も誘致側も本当に映画を愛しているのだろうか…。ある程度の予算で、町の人たちの暖かい心遣いと行政との連動、そして、コジンマリした興行…。これで日本映画は良いのだろうか? しかし、この映画は違います。日本映画の名匠山田洋次と大学生(映画製作の卵)と住民とが、協力し一緒に製作した珍しい作品です。映画の新たな息吹を感じます。

太秦05

ちょっと一言!
 ワタシも知らなかったのですが、太秦であの名作「羅生門」の撮影現場…? 
当時、太秦にあった大映京都撮影所に「羅生門」のオープンセットは造られたようです。今まで、何度も京都には行ってますが、太秦は、どうしても「映画村」のイメージがあって避けてきました。しかし、これを知ってしまうと映画ファンワタクしは、この映画の街を行かねばなりません!!


カッパ採点7点



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