2015.02.10
ツレがうつになりまして。

Selection vol.579
ベストセラー・コミックエッセイの映画化。
ツレがうつになりまして。
2011年 日本

マイペースなハルさんは売れない漫画家。そのツレ(夫)は、生真面目で仕事熱心なスーパーサラリーマンでした。ところが結婚5年目のある日ツレが突然「死にたい」とつぶやいた…。診断の結果はうつ病。ツレの変化にまったく気づかなかったハルさん。ツレのことを心配した彼女は「会社を辞めないなら離婚する」と迫り退職を決意させます。ツレが主夫となったことで自分が稼がなければならなくなったハルさんは、一大決心の末に編集部で「ツレがうつになりまして仕事ください」と切り出します…。(後は映画を観て下さい)

漫画家・細川貂々のベストセラー・コミックエッセイを「篤姫」での共演に続いての顔合わせとなる宮崎あおいと堺雅人の主演で映画化したハートフルドラマです。夫がうつ病になったのをきっかけに2人で困難と向き合い、少しずつ前へと進んでいく夫婦愛の物語を明るく温かなタッチでユーモラスに綴って行きます。監督は「半落ち」「日輪の遺産」の佐々部清。

ウツ病は、ココロの風邪…。
確かに今を生きるワタシ達は、ココロの病に犯されているのかも知れません…。ワタシ的には、サラリーマンも経験しつつ今のシゴト…。確かに壊れそうです。ただ、決して嫌いではないシゴトの中に少しでも「自分らしさ」を求める事で、何とかバランスを保っているのかも知れませんね。この映画の中の会話で「ウツになった原因よりも、ウツになった意味を考えなければ…」と言う会話が交わされます。ある意味感動しました、目から鱗…、ワタシ達は常に原因ばかりを追求し、本来の意味を見失っていたのかも知れません。

いつか見た、篤姫。
宮崎あおいと堺雅人と言えば、そう高視聴率を叩き出した大河ドラマ「篤姫」を思い出します。悩める将軍と支える姫…、このキャスティングは「篤姫」のオマージュの様な気がするのはワタシだけでしょうか ?
※カッパの勝手な採点は…、
ウツになれない、ワタシも異常… ?

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