カッパのみなソン

Selection vol.568



デイブ・バン・ロンクの生涯。
インサイド・ルーウィン・デイヴィス 
名もなき男の歌
 2013年 アメリカ


名もなき000

 1961年ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジ。音楽に対してだけは頑固でそれ以外のことにはまるで無頓着なしがないフォークシンガーのルーウィン・デイヴィス。金も家もなく知人の家を転々とするその日暮らしの日々を送っていました。そんなある日、泊めてもらった家の飼い猫が逃げ出してしまい成り行きから猫を抱えたまま行動するハメに。おまけに手を出した友人の彼女からは妊娠したと責められる始末。たまらずギターと猫を抱えてニューヨークから逃げ出すルーウィンでしたが…。(後は映画を観て下さい)



名もなき01デイヴ・ヴァン・ロンク コーエン監督が60年代にボブ・ディランらとともにグリニッジ・ヴィレッジのフォークシーンで活躍したデイヴ・ヴァン・ロンクをモデルに描く感動の音楽ドラマです。才能はありながらも不器用ゆえに成功から見放された名もなきフォークシンガーが猫を相棒に繰り広げる冴えない流浪の日々をユーモアを織り交ぜしみじみとした筆致で綴ります。2013年のカンヌ国際映画祭ではみごとグランプリを獲得。主演はオスカー・アイザック、共演にキャリー・マリガン、ジャスティン・ティンバーレイク。



たわごと03
共感できるダメ男。
 結論からですが「ものすごく共感できました」。この映画の本当の主役の猫ちゃん…、その気まぐれな行動と、ルーウィン・デイヴィスの心の動き、その絆がとても心地よいです。フォークソングの神様と言えば、ボブ・ディラン…。そんな彼が影響されたシンガーが居たとは、恥ずかしながら知りませんでした。フォークソングの魅力を再認識させられた素晴らしい映画でした。


名もなき03

彼らがいなかったらボブディランは誕生しなかった。
 ルーウィン・デイヴィスのモデルになったのは1960年代グリニッジ・ヴィレッジのフォーク・シーンの中心的人物だったフォーク・シンガー、デイヴ・ヴァン・ロンク。ボブ・ディランとも交流があり彼が憧れたというヴァン・ロンクの回想録にインスパイアされコーエン兄弟はこの物語を作り出しました。映画の舞台となる1961年のNYではフォークミュージックが流行、多くの若者たちがコーヒーハウスと呼ばれたライブハウスでフォークシンガーの歌に耳を傾けていました。ルーウィンもそんなフォークシンガーの1人。フォーク・ミュージックをこよなく愛し、ひたむきに生きるルーウィンのような名もなきシンガーの活動がなければディランのような新しい才能は生まれなかった…。(是非とも観て下さい)


名もなき02


ちょつと01
最後のフィルム映画…。
 この作品、もちろん音楽も最高ですが、コダック35ミリ撮影(現像テクニカラー)された本作はコーエン兄弟最後のフィルム撮影作品になるのではないかと言われています。フォークソングとアナログフィルム…。素晴らしい最後のコラボですね… ?



※肝心の映画は、
実は、猫好き必見です !
七半




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