ドラマのツボ
part.32


真打ち登場 !
おやじの背中 第3話 なごり雪 
2014年 TBS



なごり


 金属加工会社 「イズキン」 社長・小泉金次郎は16歳で故郷・富山を出て、一代で会社を築き上げました。そして、創立40周年の祝賀パーティーが間近に迫り、金次郎は準備に余念がない…。プランや進行は自らが発案しスピーチの練習から出席者のチェックまで大忙しでした。しかし、長男で専務の 金一 や娘婿で常務の 一平 からあがってきた会の進行表からは金次郎が考えた出し物はすべて消され金次郎の富山時代の同級生・南 が作ってくれたイズキンのドキュメント映画の上映もカットするというもの…、腹を立てた金次郎はパーティーを中止すると言い姿を消してしまいます…。(後はドラマを観て下さい)



なごり05



たわごと03
倉本聰が描く、なごり雪。
 この夏クールで、ワタシのお気に入りのドラマ企画「おやじの背中」。10人の脚本家と10組の名優が贈る、10の物語…。そして、第3話は、巨匠・倉本聰が登場。なんとタイトルは「なごり雪」。そう、このタイトルはワタシの大好きな大林監督が、伊勢さんの古里のお隣の街「臼杵」で製作した「なごり雪」と、もちろん同タイトル。ただ、この倉本版は、イルカのなごり雪…。巨匠同士の同タイトルを興味深く見せて頂きました。


なごり04

想いでは美しすぎて…
  耳は聞こえたり聞こえなかったり、所謂「勝手つんぼ」。倉本先生も80歳を過ぎたお年…、失礼ですが、ご本人の体験談かとも思って見ると、金次郎と若者のやり取りが絶妙で凄くおかしいです。そして極め付きは、タイトルにもなっているイルカの「なごり雪」を金次郎は会社設立時に色々なシーンで聴いたと主張しますが、実は「なごり雪」が、流行ったのはずっと後のことだと秘書に指摘されます…。そう確かに記憶は美化されます。


なごり02

肩の力が抜けた、巨匠作。
 このドラマは「まだまだ現役だ」と突っ張りたい気持ちと、思うようにならない肉体の衰えと、その境界線上にいる後期高齢者予備軍の切ない気持ちがそこはかとなく漂ってくる小粋な秀作です。




※肝心のドラマは…、
視聴率が、心配です。


七半




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