2014.07.28 天城越え
いつかみた映画
【其の百七】



少年が旅の女と出逢った時…。
天城越え 1983年日本



天城000

 静岡で印刷屋を営む小野寺のもとに田島と名乗る老人が県警の嘱託で「天城山殺人事件」という刑事調書の印刷を依頼しに来ました。原稿を見て激しく衝撃を受けた小野寺は14歳の頃を思い浮かべます…。小野寺は14歳のとき母の情事を目撃し、それまで彼にとって神であり恋人であり亡き父を裏切った母が許せず、静岡にいる兄を訪ねて1人で天城越えの旅に出ました。少年は素足で旅する若い娘ハナと出会い、少年は美しいハナに母の面影を重ね合わしました…。(後は映画を観て下さい)



天城001松本清張 & 三村晴彦
 14歳の少年と娼婦が天城峠を旅しているとき起きた殺人事件と、30年間、事件を追い続けた老刑事の姿を描きます。松本清張の同名の小説を映画化したもので、脚本はこの作品が監督デビュー作となる「夜叉ヶ池」の三村晴彦と「炎のごとく」の加藤泰の共同執筆、撮影は羽方義昌がそれぞれ担当しています。



たわごと03
残酷な程の純粋さ。
 「天城越え」と言うと、あの石川さゆりさんの名曲を思い浮かべ、不倫とか心中、男女の愛憎をされる方が多いと思いますが…、実は映画が先です。この映画は、ある印刷屋に老刑事が資料の印刷を頼むところから始まります。それは、天城山の「土工殺し事件」の事件資料…。物語の始まり方で、この映画のできの良さを感じさせます。


天城03

そして、少年時代の回想へ…。
 誰もが、とおる思春期…。純粋すぎる、ある少年の誤ちを松竹の名匠、三村監督が見事に描きます。原作、松本清張。製作、野村芳太郎。松竹を代表するアーティストが創り上げた日本映画の名作です。




肝心の映画は…
美しすぎる、田中裕子さん

8点




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