カッパのみなソン
Selection vol.448



大林宣彦の絶好調。
野のなななのか 2013年日本



野の01

 冬の北海道、芦別市。風変わりな古物商「星降る文化堂」の老主人、鈴木光男が他界します。そして、散り散りに暮らしていた鈴木家の面々が葬儀のために集まってくる事に…。そこに現われた謎の女性、清水信子。この生と死の境界が曖昧な「なななのか(四十九日)」の期間に姿を見せた不思議な信子の存在が、次第に医大生だった光男の青春と戦争体験の秘密をあぶり出していく事に…。(後は映画を観て下さい)



野の02

いらっしゃいませ、常盤貴子さん・安達祐実さん…。
 前作「この空の花/長岡花火物語」では、新潟県長岡市の歴史に根ざした物語を地元住民とともに紡ぎ出した大林宣彦監督が、今度は、北海道のかつての炭坑の町・芦別市を舞台に再び市民とともに自主製作で作り上げた大林流「古里映画」の真骨頂。主演は品川徹と大林映画初主演の常盤貴子さん。共演に村田雄浩、松重豊、安達祐実、左時枝、伊藤孝雄。


たわごと03
やっと観ました !
 大林監督の最新作「野のなななのか」やっとみせて頂きました。地元徳島での上映はまだ決まっておらず、お隣、香川県高松市での鑑賞となりました。高松市内の商店街にある、シネコンではなく、高松唯一の個人経営の街の小さな映画館での鑑賞。映画を愛する「想い」が一杯詰まった劇場でした。大林ファン、いや自称大林ファミリーのワタシとしては、遅すぎた鑑賞…。とは言え、観たすぐに映画の感想は書きづらい…。しかし、今はっきり言える事は、さすがは大林監督「やりましたね !」これが、70歳をとっくに過ぎた巨匠が創った作品。まるで映画と初めて出逢った映画少年が製作したかのような、初々しさと荒々しさ。真っ白なキャンバスに描いた映画。そして、この映画は、あの3.11後、必要不可欠に生まれた映画なのだと…。



野の04

なんと、1億円のうち8,000万円を市民らが出資 !
 この作品の製作のきっかけは芦別市と大林監督との20年にわたる交流でした。大林監督の故郷・広島県尾道市のように映画でまちおこしをしたいと考えた市役所職員(故人)の呼びかけで、1993年から大林監督を校長に「星の降る里芦別映画学校」を毎年開催されていました。そしてこの「野のなななのか」は、製作費約1億円のうち8,000万円を市民らが出資した「市民の映画」なのです。



野の03

しかし…、それはお金以上の尊い物語。 
 もちろん映画製作には、莫大な費用がかかります。この8,000万円は、芦別市民が託した希望のお金。そして、お金以上の彼らの協力と想いが、真実の「町おこし」何でしょう。映画やテレビのロケ地となったから、観光客が増えて、それなりの経済効果が得られる…。そんな薄っぺらい考えではなく、創る方も誘致する方も本気の覚悟が必要なのだと痛感しました。



ちょつと01
オムライス食べてから…
 映画を見る前に、以前から気になっていたオムライスのチェーン店「ポムの樹」で腹ごしらえ。もちろん、Omunaoさんの「オムライスのある風景」ブログをみせて頂き行かせて頂きました。(恥ずかしながらわが町にはない…)


オムライス

旨さに、スキなし !
 今更ながら、恥ずかしながら…、率直な感想です。「さすがに旨い」お店の雰囲気もスタッフの対応も、オムライスのバランスも全てが合格点。ある意味、この映画とは相反した良さがありますね !?





肝心の映画は…
思い入れが強すぎて…、すみません。

8点





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