2014.06.11 草原の椅子
カッパのみなソン
Selection vol.415



もう一度生き抜くと決めた男二人と女一人…。
草原の椅子 2013年 日本



草原01

 長年連れ添った妻と離婚し年頃の娘と2人暮らしの営業マン、遠間憲太郎…。50歳を過ぎ人生に疲れた彼に思いがけない3つの転機が訪れます。ひとつは、ひょんなことから取引先の社長・富樫に「親友になってくれ」と頼まれ戸惑いつつも仕事抜きの付き合いが始まったこと。もうひとつは、独りで陶器店を切り盛りする女主人・篠原貴志子と出会い、そして淡い恋心が芽生えたこと。そして3つめは、娘の弥生が母親に虐待されていた4歳の少年・圭輔を連れ帰り、しばらく家で面倒を見るようになったこと…。(後は映画を観て下さい)



草原00

久々に観た、宮本輝作品。
 芥川賞作家・宮本輝の同名ベストセラーを「八日目の蝉」の成島出監督、そして名優、佐藤浩市主演で映画化した感動ドラマです。心に傷を負い人生に迷った大人たちが、母親に捨てられた一人の少年との出会いによって再生していく姿を優しく見つめる。共演は西村雅彦、吉瀬美智子、小池栄子。



たわごと03
自分にとっての、草原の椅子。
 宮本輝原作のこの映画、監督は「八日目の蝉」の成島出監督。ワタシ的な率直な感想ですが…「好きです」。心に傷を持った3人の大人と心を傷つけられた1人の子供。写真集で知った世界最後の桃源郷と呼ばれるパキスタンのフンザへ行く事で、それぞれの人生が新たに生まれる…。フンザで何がどうかではなく、フンザへ行く事が「心の旅」。その意味、すごく分かる気がします。そこへ行く事で何かがはじまる…、そんな場所って誰もが持っている「草原の椅子」なのでしょうね。


草原03


正しい事を繰り返せ…。
 百歳を超えた、フンザの長老が語ります…「正しい事を繰り返せ」。非常に感銘しました。シンプルですが、何とも奥の深い言葉です。ワタシにとっての「草原の椅子」は、何なのだろうと考えさせられました。


草原02






※肝心の映画は…、
小池栄子の怪演も見逃せません。

8点





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