カッパのみなソン
Selection vol.30

生きては還れぬ謎の古城でついにめぐり逢った最強の敵 !
ルパン三世 カリオストロの城 1979年日本

ルパン01

 ヨーロッパの小国カリオストロ公国。ニセ札の噂が絶えないこの国へやって来たルパンは、悪漢に追われるひとりの少女クラリスを助けます。しかし、彼女は再び連れ去られてしまいます…。実はカリオストロ公国・大公家のひとり娘であったクラリスは、強引に結婚を迫るカリオストロ伯爵によって城に幽閉されていたのでした。ルパンは既に城内に忍び込んでいた不二子の手引きで城に潜入するしますが…(後は映画を観て下さい)


たをごと02

宮崎アニメの「魂」が、注がれている…
 モンキーパンチオリジナルのルパン像とは、一線を画すルパン。それまでのルパンファンの間では賛否の分かれる作品ではあるが、印象的な道具立てに畳み掛けるアクション、気の利いたセリフやほどよいユーモアなどひとつの作品としては超一級のエンタテインメントに仕上がっているのは間違いない。そして何よりも、可憐で健気な美少女クラリスにオタクファンの心は奪われました。

ルパン03

自分の中の少年を確かめる。
 ワタシ的には、宮崎アニメの中で一番好きな作品です。確かにテレビアニメの名作「ルパン三世」の鋭角的な世界観とは、だいぶ異なり当時高校三年生の少年期のワタシには、許せなかった。第一作の劇場版「ルパン三世 ルパンvs複製人間」は、もちろんモンキーパンチのテレビルパンでした。そして、それの続編を期待したワタシ達は、当然違和感を覚えました。アルプスの少女のようなルパンは…、これはルパンではない !と偏見を持っていました。しかし、時が過ぎ、こころが和むとこの作品の素晴らしさがわかってきます。そう、大人になればなる程、大切にすべき作品なのです。
 社会人になると、どうでもいい出来事や、自ら挑んだはずの戦いを投げ出したくなってしまう時が多々あります…。そんな時、このカリオストロの城を観るとあの時の自分に戻れて、もう少しだけ頑張ってみるか…。そんな元気がでる映画です。

ルパン02
カリオストロの遺産が、ローマ遺跡とは、なんともロマンチック。

遺跡

モン・サン・ミッシェル フランス
こちらは城ではなく修道院らしいですが、当時は要塞としても使われていたそうです。実はここは、カリオストロの城のモデルだと言われています。

ちょっと一言 !

テレビ

1997年〜1980年に放送された赤ジャケルパンことアニメ『ルパン三世』のセカンドシリーズには、宮崎ルパンが存在します。ご存知、伝説のセカンドシリーズ最終回、第155話『さらば愛しきルパンよ』と“セル画枚数普段の2倍”作成した、超大作、第145話『死の翼アルバトロス』。どちらも30分のテレビ番組のはずなのに、まるで映画を見終えた気分になります。
・映画『天空の城ラピュタ』に登場するロボット兵にソックリなロボット兵(ラ ムダ)が登場
・ルパンの乗るクルマが映画『ルパン三世 カリオストロの城』と同じ「フィアッ ト500」
・BGMの効果が最高によく出来ている
 等々、宮崎監督の思い入れがいっぱい詰まった名作です。

9点訂正


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