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2012.12.02 野口 久光
映画人02
episode01

大人野口 久光
●1909.8.9 〜1994.6.13
日本の映画・ジャズ・ミュージカル等の評論家。画家、グラフィックデザイナー・翻訳家。
生涯に1000点を超える映 画ポスターを描いたと言われています。彼が描く映画ポスターは、多くの映画人を唸らせた。



野口久光

野口02 1909年、栃木県宇都宮市に生まれ。1933年、東京美術学校(東京大学の前身)を卒業。外国映画配給会社東和商事に入社し、特にヨーロッパ映画のボスターを数多く制作。現代ポスターの草分けの一人である。映画評論だけでなく音楽評論にも健筆をふるい、特にジャズ・ミュージカルについては第一人者として活躍されました。


トリュフォーからの手紙
 上記に記載したのは、ご存知ヌーヴェルバーグの巨匠フランソワ・トリュフォー監督の代表作「大人は判ってくれない」です。
 このポスターには、有名なエピソードがあります。当時は、映画も世界統一の宣伝材料(宣材)はなく、映画上映の貴重な告知手段のポスターも各国、各地域によって独自の製作でした。統一のデータもなく、ポスター職人(当時のグラフィックデザイナー)達に託されて製作されていたはずです。ですから、その製作者の作品に対する「思い入れ」がそのまま映画の品格を表現していたのかも知れません。
 そんな時代、野口氏が描いたこのポスターは、監督のフランソワ・トリュフォー氏が感銘し、野口氏本人に感謝の手紙を送ったそうです。そして、実現はされませんでしたが、次回作の本国での作品ポスターの依頼もした…。そんな感動的なエピソードを持つ映画ポスターの名作です。

ポスター
野口氏が描くポスターは、映画の心を理解した名作ぞろい !

たをごと02
 かれこれ、30年ぐらい前…。近所の書店でよくあるポストカード型の文庫本を手にしました…「懐かしき名画ポスター」と「アメリカ映画ポスター」…。二冊とも野口氏による映画ポスターをポストカードにした、当時流行った単行本でした。なんとなく買ったただの単行本…、しかし、意外にも当時のまだ若いワタシが、決してオシャレとは言いがたい野口氏のポスターに魅せられました…。
 そして、時が流れ…。大林映画に魅せられたワタシは、監督の作品のポスターをあの野口氏のような方に制作して欲しい…などと野口氏の事も深く知らないワタシが勝手に想ってました…。そして、「ふたり」が公開前に大好きな尾道の商店街で、あのポスターを目撃しました ! 

ふたり02好きな物には引力がある
尾道の「ジャズ喫茶TOW」の前で見つけた時は、まさかと思いました。
好きなモノは、その想いで繋がっている、そして引力で引かれる…(自分勝手に想い込みました)
そして、次作の「青春デンデケデケデケ」でも描かれました。


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