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映画的旅情
【其の十三】



もうひとつの、さびしんぼう。
はるか、ノスタルジィ 1992年 日本


はるか

 綾瀬慎介はリトル文庫〈小樽・恋シリーズ〉と呼ばれる一連の少女小説の人気作家であったが、コンビを組んでいた友人の挿絵画家・紀宮の突然の死をきっかけに少年期のある忌まわしい記憶から逃れるようにして訪れることのなかった小樽の地を10数年ぶりに訪れました。そこで慎介は、はるかという彼の小説のファンの少女に出会い彼女の案内で現在の小樽を訪ねる事に…。そして2人の行く手には影のようにつきまとう古風な服装の少年が…。(後は映画を観て下さい)



はるか03

山中恒氏の故郷で、もう一つの「さびしんぼう」。
 青春時代を過ごした小樽を訪れた作家と彼に町を案内する少女が作家の本名を名乗る不思議な少年に導かれて痛ましい青春の記憶を再生させていく映画です。「転校生」「さびしんぼう」に続く原作は山中恒、監督大林宣彦のコンビの第3作です。山中氏が故郷・小樽を舞台に書き下ろした作品を大林自身が脚色し大林ファンタジーの集大成的な作品になっています。先に公開された「青春デンデケデケデケ」の前に撮影された作品で「ふたり」に続いて石田ひかりが主演し少女・はるかと、三好遥子の二役に挑み熱演しています。


たわごと03
先日の「朝だ ! 生です 旅サラダ」で見ました。
 先日のテレ朝の「朝だ ! 生です旅サラダ」の国内旅行で、勝野洋が「真冬の小樽」を紹介していました。勝野洋が小樽と聞いて…、もちろんワタシ的には「はるか〜」を連想、何ともドンピシャリ彼もこの映画とテレビドラマの「犬笛」の想いでの地として紹介しました。(西村寿行氏も瀬戸内出身)


はるか04
 
 この映画は、大林ファンの中でも賛否両論の作品です。ワタシ的には結構好きな作品です。確かにオッサンの勝手な妄想の映画でもあり、少女から女へと成長するヒロインを中年のオッサン目線で描いています。それまで少々苦手だった勝野洋氏が大林マジックで見事に再生された映画でもあり、彼としてもこの映画は記念すべき作品だったのでしょう。彼が案内する「小樽」は、大林ファンとっては、ただの旅の案内ではなくこころの旅なのです。

小樽・海猫屋。
 何年か前、小樽に行った時…。団体行動を取らず1人で、この映画のロケ地を巡りました。周りの友達からは「アホか?」と言われながらも、ひたすら歩いた覚えがあります。そして、先日の「旅サラダ」でも勝野洋氏が一番最初に紹介したお店がココです!!

はるか06

 この「海猫屋」は、映画はもちろんの事、コマーシャルの撮影などでちょくちょく登場しています。この「はるか〜」に於いても結構重要なロケ地です。赤煉瓦の壁に蔦が這い登っている素敵な外観で何とも絵になります。小樽の観光地から少し離れてはいますがファン必見のお店です。

寒がりですが、真冬の小樽へ行きたい…。





※肝心な、映画は…。映画版よりもNHK版の方が好きです。
七点半






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