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2012.11.27 火の魚
ドラマのツボ
part.03

原作、室生犀星。各テレビ賞を総なめにした名作 !
火の魚 2009年NHK広島放送局

火の魚01

 島に住む老作家の村田省三(原田芳雄)のもとに、原稿を受け取るため東京の出版社から女性編集者の折見とち子(尾野真千子)が通ってきます…。小説家と編集者は、歳は違うがプロ同士。互いに一歩も譲らず、丁々発止のバトルが繰り広げられます。あるとき小説の装丁を、燃えるような金魚の「魚拓」にしたいと思いついた村田は、折見に魚拓を作ることを命じる。魚拓をとるには、金魚を殺さなければならない。小さな命を巡って、二人の間にさざなみが…、そして村田は、折見の秘密を知ることになります…。(後はドラマを観て下さい)

たをごと02
広島の小さな島から届けられる物語…
テーマは「命の輝き」。

 ぶつかりあい、いたわりあい、笑いあう。世間から取り残された孤独な老人と、時間を慈しむように生きる女性がすごすひと夏。命が輝くユーモラスでほろ苦い物語を、ワタシの大好きな、瀬戸内(大崎下島)を舞台に…、切なく、美しく、描かれます。

火の魚02

映画派なワタシですが、決してTVも嫌いではない…。
 映画は、どちらかと言えば「私的」なモノです。例えば、世界的超大作「スター・ウォーズ」は、やはりルーカスの作品であり、「アバター」は、キャメロンの作品です。つまり彼らの「想い」で作られた私的な物語です。その一方、テレビは、どちらかと言えば製作者のモノであり、監督よりもプロデューサーが中心のシゴトです。しかし、この「火の魚」は、広島のNHKがテレビを映画的に製作した、ローカル発のテレビ映画です。あの室生犀星の原作をもとに、スタッフたちの「想い」を込めて製作した心の作品です。平成21年度(第64回)文化庁芸術祭・大賞(テレビ部門・ドラマの部)や第36回放送文化基金賞優秀賞、第50回モンテカルロ・テレビ祭・ゴールドニンフ賞(テレビ映画部門)など各賞を総なめにした名作中の名作です。
再放送をチェックし、必ず観て下さい !

火の魚04

9点訂正


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