2014.01.05
砂漠でサーモンフィッシング

Selection vol.312
ありえない国家プロジェクト始動!
砂漠でサーモン・フィッシング
2011年 イギリス

英国の水産学者ジョーンズ博士のもとに、砂漠の国イエメンに川をつくって鮭釣りができるようにしてほしいという依頼が舞い込みます。依頼主はシャイフというイエメンの大富豪。しかしあまりにも荒唐無稽な話にジョーンズは仲介者である投資コンサルタントのハリエットへ「実現は不可能」とつれない返事が…。ところが中東との関係改善に頭を悩ませていた英国政府がこの話に飛びつき首相肝いりの支援事業になって行きます…。(後は映画を観て下さい)


元気が出る映画。
タイトルは知っていまが…。映画を観る前は、成金のアラブの石油王が道楽で無茶難題押し付ける映画かと思っていました。ところが、この大富豪がなかなかの好人物です。民族の発展を考えてる、優しくてお金持ち。そして男前、素晴らしく魅力的な人物です。ストーリーも中東の「テロの恐怖」も交えながらも全体的には英国的なユーモアで映画を楽しく魅せてくれます。「夢を夢で終わらせない !」少しヘコんだ時に観ると元気が出ますよ。

みんなが良い人なんです !?
※肝心な、映画は…。これもW座で見せて頂きました!!

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つかりこ
原作が出版されたのは、
ビンラディンのアルカイダのテロの恐怖におびえていた頃。
英国もアフガン戦争のはるか後でも、
中東でテロ組織との戦いを繰り広げていたんですね。
英国は米国みたいに対アラブテロとのドロ沼的争いに首を突っ込むことに
うんざりしていたんではないでしょうか?
この映画では、英国はかつて統治下だったこともありますが、
アラブの最貧国であるイエメンに鮭の放流から始めて
水と緑と食糧のある地域を作るのに協力するかたちになっていますよね。
つまり、アラブの国にラブコールを送っている。
我々は敵ではない、と言いたかったのではないかと想像しています。
封切りの直前に、2011年イエメン騒乱があったことは、
この映画の封切りに強力な勢いをつけたことだろうと思います。
ラブコメディとしての出来も、魅力的ですよね。
英国らしい知的でウィットに富んだジョークが散りばめられていて
かなりおもしろいと思います。
オチもありがちとはいえ、やっぱり英国文学らしいと思います。
もひとつすばらしいのは、風景の映像の美しさですよね!
ラブコメディ作品にはちぐはぐとも感じますが、
逆におもしろい個性になっているかもしれませんね。
ビンラディンのアルカイダのテロの恐怖におびえていた頃。
英国もアフガン戦争のはるか後でも、
中東でテロ組織との戦いを繰り広げていたんですね。
英国は米国みたいに対アラブテロとのドロ沼的争いに首を突っ込むことに
うんざりしていたんではないでしょうか?
この映画では、英国はかつて統治下だったこともありますが、
アラブの最貧国であるイエメンに鮭の放流から始めて
水と緑と食糧のある地域を作るのに協力するかたちになっていますよね。
つまり、アラブの国にラブコールを送っている。
我々は敵ではない、と言いたかったのではないかと想像しています。
封切りの直前に、2011年イエメン騒乱があったことは、
この映画の封切りに強力な勢いをつけたことだろうと思います。
ラブコメディとしての出来も、魅力的ですよね。
英国らしい知的でウィットに富んだジョークが散りばめられていて
かなりおもしろいと思います。
オチもありがちとはいえ、やっぱり英国文学らしいと思います。
もひとつすばらしいのは、風景の映像の美しさですよね!
ラブコメディ作品にはちぐはぐとも感じますが、
逆におもしろい個性になっているかもしれませんね。
2014/01/22 Wed 05:09 URL [ Edit ]
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