いつかみた映画
【其の七十六】


寅さんシリーズ異質の後藤久美子シリーズの第一話。
男はつらいよ ぼくの伯父さん 
1989年 日本



寅00

 久々に柴又に帰った寅さん。妹さくらの頼みで大学受験に失敗し浪人中の甥っ子満男の悩みを聞き出そうとする寅次郎は居酒屋で酒を飲ませてしまいます。未成年者に飲酒させたことで大ゲンカした寅さんは怒った末に再び旅へ…。また、満男もさくらたちと諍いを起こし家出してしまう事に。そして満男は、初恋の泉に会いにバイクで名古屋まで行くのでしたが、泉には会えず佐賀にいることを告げられ、佐賀入りした満男は宿屋でなんと寅次郎と出会う事に…。(後は映画を観て下さい)



寅03

やっぱりお正月は、寅さんだ !
 フーテンの寅こと車寅次郎の活躍を描いたシリーズ第42作目です。甥のために恋のコーチを買って出た寅次郎の珍騒動を描きます。原作・脚本・監督は、もちろん山田洋次、共同脚本も、もちろん朝間義隆。撮影は同作の高羽哲夫がそれぞれ担当されてます。


たわごと03
寅さんから満男へ… 
 ワタシは日本の原点でもあるこの世界一の「寅さんシリーズ」を語る程、寅さん映画は観ていません。劇場で観るようになったのは、確かこの前作の「サラダ記念日」の頃からです。そして、寅さんの異質的な三作。この「ぼくの叔父ちゃん」「寅次郎の休日」「寅次郎の告白」は、渥美さんの体調不良のために生まれた、甥っ子満男の物語。特にこの1作目は、往年の寅さんファンからは支持を得られず、寅さんの中でも異質の作品となっています。


寅02

それでも、ワタシは大好きです。
 確かに、あの頃の寅さんのようにハチャメチャでもなく映画としても「笑い」の部分が減りました。しかしワタシ的には、もっと評価されてるべき作品たど思っています。何よりもこの作品から「満男の師匠としての寅さん」つまり「もうひとつの寅さん」が生まれたのです。渥美さんの体調不良の偶然から生まれたのではなく、シリーズとして必然として生まれたのだと思います。


寅04

フーテンではない、寅さん…
 確かこのシリーズの中で、寅さんが、知らない土地で暮らす泉(後藤久美子)に、悲しい顔をして言います。「よその土地で暮らすのなら、その土地の言葉を使う事だ…」本当にこれで良いのだろうか ? 多分言っている寅さんもわからないし、教わっている泉もわからない。今まで破天荒に生きてきた寅さんが、反面教師として愉快に魅せた過去の物語とは一線を引いた青春映画として仕上がっています。



ちょつと01

寅01カッパの追伸
 何年かぶりに、元日に地元のデパート(徳島そごう)に出かけました。もちろん買い物が目当てではなく「山田洋次監督50周年展」を観に行きました。何日か前には山田監督の来徳され、トークショーも開催されたそうです。さすがに年末なのでトークショーへは行けませんでしたが、特別上映 「寅さんあなたは誰なの?」を見せて頂きました。山田監督自らが監修された「寅さん愛」に満ちあふれた作品でした。






※肝心な、映画は…。寅さん永遠に!!
七点半




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