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2012.11.19 見知らぬ乗客
カッパのみなソン
Selection vol.18

サスペンスの歴史的巨匠、ヒッチコック通が選ぶベスト1作品
見知らぬ乗客 1951年アメリカ

見知らぬ001

 列車の中で、テニス選手のガイは見知らぬ男に声をかけられます。その男ブルーノは、ガイが悪妻ミリアムと別れたがって果たせないでいるのを知っていました。そして、一方的に、口うるさい自分の父との交換殺人を持ちかけ、勝手に計画を実行に移してしまう。ガイは国会議員モートンの娘アンと一緒になりたいと思っていました。確かに動機は存在する…。そして、ブルーノは列車内でくすねた彼のライターを“物証”として握っています…(後は映画を観てください)

たをごと02
 テーマ的にも手法的にもヒッチコックの絶頂を示すスリラーの傑作です。開巻の視覚的な、2人の男の“接近遭遇”を示すショットの連なりからして、大胆で素晴らしい効果をあげている。有名な遊園地を舞台にした二つの殺害現場をクライマックスや、全員が首を左右に振って見入るテニスの試合でただブルーノの首だけが動かずガイを見つめている、といった何気ないショットの計算の確かさにも目をみはらされます。

靴
見知らぬ二人のウイングチップが偶然 ? クロスするお気に入りシーン

全てのサスペンス映画の教科書
 ヒッチコックは、ワタシたち映画ファンも最も尊敬すべき監督の独りです。しかし、彼を愛するのは、見る側の人間よりも、作る側の人間に、それ以上に愛された巨匠です。映画づくりの虎の巻的な映画です。
しかし、そんな彼が常にこだわる「殺人の定義」。今回のこの「見知らぬ乗客」では、殺人の動機を隠すための「交換殺人」…。常に殺人の定義が存在します。しかし、今の時代にどうなのだろう…。言い方は悪いのですが、犯罪に定義は存在するのでしょうか ? もし、今のこの時代に ヒッチコック監督が生きていたら、どんな殺人定義を考えたのだろう…。

ヒッチコック01
親愛なるアルフレッド・ヒッチコック様。あなたの映画は、映画のバイブルです !
まだ、ヒッチコック作品を観た事のない方、この機会にぜひ、ご覧下さい。絶対、期待を裏切りませんよ !


カッパ採点01


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