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カッパのみなソン
Selection vol.192

もうヒトハナ、咲かそ。
人生、いろどり 2012年 日本

いろどり01

 四国で一番人口が少ない過疎の町、徳島県上勝町。若者の流出が止まらず、半数近くを高齢者が占める中、頼みのみかん栽培も寒波で大打撃を受け、住民の多くが苦境に陥っていました。そんなある日、農協職員の江田晴彦は居酒屋であるビジネスを思つきます。それは「つまもの」と呼ばれる料理に彩りを添える葉っぱを自分たちで売ろうというものでした。さっそく住民たちを集めて説明会を開きますが、葉っぱが商品になるわけないとまるで相手にされませんでした…。(後は映画を観て下さい)


いろどり04


そうだ、葉っぱを売ろう !
 過疎化の進んだ徳島の小さな町(何年前まで町に信号機がなかった)で、地元の女性たちが中心になって立ち上げた「葉っぱビジネス」が、やがて年商2億円の事業にまで成長し町の活性化にも寄与して大きな話題となった実話を、吉行和子、富司純子、中尾ミエのベテラン女優3人の主演で映画化されました。それぞれの思いを胸に新しいビジネスに取り組む3人の女性を主人公に周囲の反対や様々なトラブルを乗り越えていく中で自らの人生にも輝きを取り戻していく姿を心温まるタッチで丁寧に描き出しています。共演は平岡祐太、村川絵梨、藤竜也。「世界はときどき美しい」の御法川修監督が暖かく描いてくれました。


たわごと03
徳島人が言います、これは実話です。
 徳島県上勝町は高齢化率県内トップ。住民の2人に1人が高齢者という過疎の町でした。しかし、今では全国から Iターン希望者が殺到し、都会に出た子どもやお孫さん達の帰郷が相次いでいます。その起爆剤となったのが、この映画の「いろどり事業」です。日本料理で「つまもの」と呼ばれる、木の枝や葉っぱを商品化し高齢者の経済活動に結びつけたことで大成功しました。なんと、その事業で重要なツールとなったのが、高齢者向けに改良したパソコンと「いろどり情報ネットワーク」でした。お婆ちゃんやお爺ちゃんが、自分たちのシゴトをデータ管理し、情報をパソコンで共有する。最も苦手だろうと思われている、高齢者とIT…。その概念を逆手に取った素晴らしいビジネスです。

いろどり03


ちょつと01
企画と映画。
 この映画は上映前に試写会で観させて頂きました。監督の御法川修氏も勿論、舞台挨拶で登壇され、この映画に於ける想いとロケ地の心温まるエピソードを熱く語られました。そして上映終了後もロビーで帰りのお客様を見送る光景を今でも鮮明に覚えています。しかし御法川修監督は、本当にこの映画を撮りたかったのでしょうか…。確かに企画としては面白い、この映画化の前にも何度もテレビ等で取り上げられていました。そしてドラマ化され今回の映画化…。よく出来ています。しかし、ワタシの偏見ですが、もっとわがままで、私的な映画にして欲しかった。


いろどり05



※肝心の映画は…、意外とIT王国徳島、FFも徳島発祥です。
カッパ採点7点





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