2013.07.14
言の葉の庭

Selection vol.180
新海誠監督の真骨頂 !
言の葉の庭 2013年 日本

学校をサボり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描く高校生のタカオ。靴職人を目指すタカオはそこで、缶ビールを飲む女性ユキノと出会います。ユキノはタカオに「また会うかもね。雨が降ったら」と告げ、その場を後にしました。こうして2人は約束もないまま、雨の日の公園で合う事に…。そして、歩き方を忘れたというユキノのためタカオは靴を作ろうとするのでしたが…。(後は映画を観て下さい)

「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」の新海誠監督が初めて手がけたちょっと大人のラブストーリーです。梅雨の季節に出会った15歳の少年と27歳の女性をめぐるドラマをアニメーションならではの表現で叙情的に描きます。キャラクターデザインと作画監督は「星を追う子ども」の土屋堅一が担当し、主題歌は秦基博による大江千里名曲「Rain」のカバー。

雨の描写が素晴らしい !
新海誠監督の描写力は素晴らしい、ワタシの大好きな「秒速5センチメートル」で魅せた究極の描写力。今回のこの作品は、それ以上です。特に今回のメインテーマでもある「雨」。雨をこんなにも素敵に描いたアニメーション、いや映画は初めて拝見させて頂きました。

靴を作ろうとする少年。
前作の「星を追う子ども」が余り好きになれませんでした。しかし、今回のこの「言の葉の庭」は、まさに新海監督の「想い」が、ふんだんに詰まった日本アニメの秀作です。そしてある名作アニメ「秒速5センチメートル」の大人版とも言える作品です。

歩き方を見失った大人。
確かに大人になると普通の「歩き方」を見失ってしまうのかもしれません。それは、女も男もそしてオッサンも同じ事です。この映画を観て改めて新海監督の「眩しすぎる純粋さ」に魅せられました。そして得意のエンディングテーマ。今回も映画を素晴らしく盛り上げます。上映作品としては短すぎる尺もこの作品では納得できます。1時間弱だからこそテーマがより明確に伝わって来ます。

※肝心の映画は…、スタジジブリだけがアニメじゃない!

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つかりこ
雨、草、スケッチ・・・・
おっしゃる通り、すばらしい描写力ですね!
「映像文学」という言葉が使われていますが、
まさにそんな感じの世界観を持っていると思います(えらそー)。
私が毎日通勤で使っている新宿駅のJR総武線の
ホームもリアルそのまんまです。
私の「傷天」の記事の写真に映っている
「NTTドコモ代々木ビル」もしっかり描かれていますねー。
雨宿りする公園は、「新宿御苑」といいます。
昭和天皇の大喪の礼が行われたところです。
おっしゃる通り、すばらしい描写力ですね!
「映像文学」という言葉が使われていますが、
まさにそんな感じの世界観を持っていると思います(えらそー)。
私が毎日通勤で使っている新宿駅のJR総武線の
ホームもリアルそのまんまです。
私の「傷天」の記事の写真に映っている
「NTTドコモ代々木ビル」もしっかり描かれていますねー。
雨宿りする公園は、「新宿御苑」といいます。
昭和天皇の大喪の礼が行われたところです。
2013/07/25 Thu 07:13 URL [ Edit ]
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