2013.06.15
いつかみた映画
【其の四十一】

製作スティーブン・スピルバーグ。世界が待った黒澤作品。
 1990年 日本

夢01

 黒澤明監督が自分の見た夢をもとに撮りあげたオムニバス映画です。「日照り雨」「桃畑」「雪あらし」「トンネル」「鴉」「赤富士」「鬼哭」「水車のある村」の8話を収録。当時のハイビジョンシステムでの合成を導入し幻想的な雰囲気の映像と豪華なキャストで世界的に話題となりました。


夢03

日照り雨
 突然の日照り雨。少年の私は母から「外へ出ていってはいけない。こんな日には『狐の嫁入り』がある。見たりすると怖いことになる」と言われるが…。
桃畑
 姉の『雛祭り』に遊びに来た友人にお団子を運ぶ。友人は5人来たのに部屋には4人しかいない。姉は間違いだというが戸口に1人の少女が立っている。逃げる少女を追って桃畑に辿りつく…。
雪あらし
 雪山で遭難した。3人の山仲間と共に3日間歩き続けたあげく『幻覚』に襲われる。朦朧とした意識の中で『雪女』が現れた…。
トンネル
 一人の陸軍将校が戦地から戻り、人気のない山道を歩いているとトンネルに差し掛かる。そのトンネルから犬が出てきて威嚇してきた。犬に怯えながらも無事にトンネルを出られたが…。

 フィンセント・ファン・ゴッホ|はどこにいるのか。ゴッホの絵画を見ているとその絵の中でゴッホを探していた。
赤冨士
 大勢の人々が逃げ惑っている。何があったのかわからない。目の前では赤く染まった『富士山』が大噴火を起こしている。原子力発電所が爆発したという。目の前に迫る色のついた霧は着色された放射性物質であった…。
鬼哭
 霧が立ち込める荒野を歩いていると後ろから誰かがついてくる。1本角の鬼である。彼は昔人間だったが核汚染でこの世界は荒野と化し、彼は苦しみに苛まれるという…。
水車のある村
 旅先で、静かな川が流れる水車の村に着く。壊れた水車を直している老人に出会い、この村人たちが近代技術を拒み自然を大切にしていると説かれ、興味を惹かれる。老人の初恋の人であった老婆の葬式が行われた。村人は嘆き悲しむ代わりに、良い人生を最後まで送ったことを喜び祝い行進するのであった…。

夢04


たわごと03
黒澤明と大林宣彦。
 ワタシの大好きな大林監督と黒澤監督は実は非常に良い関係でした。黒澤監督は「さびしんぼう」がお気に入りで、この映画を黒澤組スタッフに観てこいと指示したらしいです。この映画でも黒澤監督が大林監督の影響を受けたと思われるシーンが多々あります。

MAKING OF DREAMS 夢
 これは、もう一つの「夢」です。大林監督が完全密着しメイキングフィルムを製作しました。このメイキングが意外にもよく出来ています。元々大林監督はドキュメント作品はお得意ですが、この作品は監督の技量と黒澤監督への想いがそれ以上のモノとしています。

夢02




※肝心の映画は…、
8点






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