2013.06.06 犬笛
いつかみた映画
【其の三十七】

西村寿行の代表作を映画化 !
犬 笛 1978年日本

犬笛04

 秋津四郎・順子夫妻の7歳になる娘の良子が誘拐された…。心労から発狂した妻の順子を残し職も投げ打った四郎は、愛犬の鉄とともに娘を追い始めます。良子の聴覚には異常があり、常人では聞くことができないゴールトンホイッスル(犬笛)の音が聞こえるのでした。自分が吹く犬笛の音を聞いた良子が、首からさげたホイッスルを吹き、それを鉄が聞き取るのではないかと…。(後は映画を観て下さい)


犬笛00なんと、菊島隆三脚本。
 西村寿行の同名長編小説をもとに、ワタシと名前が人文字違いの菊島隆三と金子武郎が脚本、そして製作は日本を代表する国際スター三船敏郎。監督は「日本の首領 野望篇」の中島貞夫監督たち日本屈指の映画人が創ったサスペンス大作です。撮影は「二人だけの朝」の斎藤孝雄、音楽は「HOUS」の小林亜星が担当しました。


 映画的作家…
タイトル00
娘よ、涯なき地に我を誘え。
 この「犬笛」は、1976年に発表された西村寿行の長編小説です。発表時の題名は「娘よ涯なき地に我を誘え」です。飼犬への愛情と信頼を軸に、誘拐された娘を取り返すための追跡行を描いた作品で西村寿行の数多い代表作の一つです。


たわごと03

西村 動物小説、社会派ミステリーなどを書いていた当時の作家、西村寿行に冒険小説を書かないかと…。勧められて1975年に「君よ憤怒の河を渉れ」を発表、続いて同年に同系統の「化石の荒野」1976年別冊問題小説に彼の得意とする動物小説的要素を織り込んだ、冒険小説第3弾となる「娘よ涯なき地に我を誘え」を一挙掲載。同月徳間書店から単行本化「西村寿行選集」に収録するにあたり「犬笛」と改題し、同題で映画化された作品です。


映画のカット割りのような小説。
 西村寿行と聞いたら「あのエロ小説」と思う方も多いと思います。確かに彼の描く小説は、バイオレンスとエロス。そのリアルな描写は余りにも過激すぎてあまり推奨すべきものではないかも知れません。しかし、その過激すぎる表現の中にも「真実の性」がしっかりと描かれています。そして、何よりも彼が書く文章(小説)は、紙媒体を超えた映画的小説でした。もちろん、この「犬笛」をはじめ、数多くの小説が映画化されました。しかし、どの映画も残念ながら原作を超える事が出来てないと思います。


ちょつと01
私的には「蒼き海の伝説」を映像化して欲しいです。



※肝心の映画「犬笛」は…、
6点
小説は10点!!






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