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映画的旅情
【其の二】

いつかみた風景、いつかみた尾道。

尾道01

 毎年11日3日(文化の日)は、尾道の日 と勝手に決めている…。
尾道では、毎年の「ベッチー祭り」が開催され、町は観光客と地元の方々が交わるふれあい行事でもある。

ベッチャー祭りとは…
 ベッチャーとは、尾道の「ベッチャー祭り」に登場する「ベタ(武悪)」「ソバ(蛇面)」「ショーキ(天狗)」と呼ばれる神鬼のことです。祭りでは、それぞれの面をつけた若者たちと獅子が、街を走り回り、子どもたちを追いかけまわします。そして、手に持ったササラや祝い棒で頭をたたいたり、体を突いたり。そうされると1年間の無病息災が約束されるといわれ、小さな子どもを抱いた親などは、嫌がる子どもを無理やり連れ出します。しかし、子どもたちにとっては、祭りのあとも夢に出てくるほど、怖くて、怖くてしかたないものだそうです。

ベッチャー
ベッチーは、NHK朝ドラ「てっぱん」主演の田中初音(富司純子)
のあだ名でもありました。

ご当地ラーメン発祥の店!? 朱華園

ラーメン02

朱華園
休日は、1時間、2時間待ち…

 この「朱華園」は、最後の無頼派と呼ばれた作家、壇一雄(女優 檀ふみのお父さん)の「旅の一駒」に綴られています。こちらのお店の美味しさについての一節です。

内海の魚に食傷気味の私は、久方ぶりに「朱」と言うラーメン屋に入りこんでいって、ラーメンを喰い、そのうまさにびっくりした。尾道では、「暁」と言う、世界万国の洋酒をよせ集めた居酒屋と、この「朱」と言うラーメン屋に、おそれ入ったようなものだ。
※「暁」は、日本最古のBARとして有名

そんなこんなで、何となく、この名作を想い出しました…
さびしんぼう 1985年日本

さびしんぼう


「転校生」「時をかける少女」に続く“尾道三部作”の最終作。大林宣彦監督が故郷尾道市を舞台に、ノスタルジックにつづった甘く切ない青春ファンタジーの感動作。寺の住職の一人息子・ヒロキはカメラ好きの高校2年生。さえない毎日を送るヒロキは、隣の女子校で放課後になるとショパンの『別れの曲』を弾く少女に恋心を抱いていた。彼女を勝手に“さびしんぼう”と呼んでいたヒロキの前に、ある日、ピエロのような格好をして“さびしんぼう”と名乗る謎の女の子が現れた…(後は映画と尾道の街並をみてください)

たをごと02
 この作品は、世界の黒澤監督も愛した作品です。この作品を高く評価した巨匠は、いわゆる「黒澤組」スタッフに強制的に鑑賞させたらしいです。また、その後の彼の作品づくりにかなりの影響を及ぼしたようで、「夢」は、大林色を体感させられる映画となっている。また、メイキングを大林監督が密着で撮影したのも有名なエピソードです。

ちょっと一言!
 昨今、ご当地映画が増えてきました。いわゆる「まちづくり」活動の一環とて、行政とボランティアの皆様が一体となって映画製作(FC)に取り組む。
ワタシの町、徳島も、ついこの前、人生、いろどり が製作され全国公開されました。
 尾道が、「観光尾道」となったFC(フィルムコミッション)…。最近のFCとは、異なる点は、「物語」が存在することだと思います。なんとなく、「まちづくり」が目的になりすぎて、なぜ、映画…。その一番重要な部分が欠けているような気がする。

9点




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