2020.05.28
フォードvsフェラーリ

Selection vol.1200
絶対王者に挑んだ、男たちの奇跡の実話。
フォード vs フェラーリ
2019年アメリカ

1950年代後半にレーサーとして活躍するも心臓を患い引退を余儀なくされたキャロル・シェルビー。今はスポーツカーの製造会社を立ち上げ、気鋭のカー・デザイナーとして活躍していた。その頃、アメリカ最大の自動車メーカー、フォード・モーター社では、ル・マン24時間耐久レースで絶対王者に君臨していたイタリアのフェラーリ社との買収交渉が進められていた。ところが契約成立を目前にして創業者のエンツォ・フェラーリが態度を急変させ、交渉は決裂。小バカにされた会長のヘンリー・フォード2世は激怒し、レースでの打倒フェラーリを誓うのだった…。(後は映画を観て下さいね)

マット・デイモン vs クリスチャン・ベイル
マット・デイモンとクリスチャン・ベイルの共演で熱き男たちの不可能への挑戦を描いた感動の実話ドラマです。1960年代後半のル・マン24時間レースを舞台に、アメリカ最大の自動車メーカー、フォード社から絶対王者フェラーリ打倒を託されたはみ出し者2人のプライドと情熱を懸けた戦いの行方を、リアルを追求した迫力のカーレース・シーンとともに描き出す。監督は、「LOGANローガン」「3時10分、決断のとき」のジェームズ・マンゴールド。


男たちは、誰がために戦うのか!
タイトルだけ見れば、もちろん「フェラーリ」と「フォード」のル・マン24での対決なのですが、物語の真髄は、レースの最先端で働くエンジニアで元ル・マン優勝レーサーのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)と、個性的で頑固者のレーサーのケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)の汗臭い男の友情物語なのです。
そして彼らが挑むのは、天下フェラーリ(クルマに詳しくないワタシにも凄さは分かる)なのですがぁ、実は、巨大化し過ぎた「フォード」の会社体制との戦いでもあるのです。そしてもう一つ、ワタシがそれ以上に好きなのは、家族の絆。なんと言っても頑なすぎるケン・マイルズを支える、凛として美しすぎる、カトリーナ・バルフ演じる奥様はサイコー。マット・デイモン限りない存在感もクリスチャン・ベイルの体をはった演技も、彼女の笑顔で吹っ飛びますよ♪(かなりの依怙贔屓でスミマセン)。まぁ、それは兎も角、前評判通りの秀作です、是非ともご覧下さいね!

※カッパの勝手な採点は…、
レースに勝っても、クルマのデザインは負けている?

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