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2020.02.05 ジョーカー
カッパのみなソン
Selection vol.1188



本当の悪は笑顔の中にある
ジョーカー  2019年アメリカ



ジョーカー01

 大都会の片隅で、体の弱い母と2人でつつましく暮らしている心優しいアーサー・フレック。コメディアンとしての成功を夢みながら、ピエロのメイクで大道芸人をして日銭を稼ぐ彼だったが、行政の支援を打ち切られたり、メンタルの病が原因でたびたびトラブルを招いてしまうなど、どん底の生活から抜け出せずに辛い日々を送っていた。そんな中、同じアパートに住むシングルマザーのソフィーに心惹かれていくアーサーだったが…。(後は映画を観て下さいね)



ジョーカー02

 いわゆるアメコミが原作の作品としては史上初となるヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞の快挙を果たした衝撃のサスペンス・ドラマ。DCコミックスのバットマンに登場する最強最悪の悪役“ジョーカー”に焦点を当て、コメディアンを夢みる心優しい男アーサー・フレックが、いかにして社会から切り捨てられ、狂気の怪物へと変貌を遂げていったのか、その哀しくも恐ろしい心の軌跡を重厚な筆致で描き出します。主演は本作の演技が各方面から絶賛された「ザ・マスター」「her世界でひとつの彼女」のホアキン・フェニックス。共演にロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ。監督は「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップス。



ジョーカー03


たわごと03
祝!キネ旬外国映画ベスト・テン第1位
 「ジャスティスリーグ」や「スーサイドスクワッド」などで、マーベルに負けじと“ユニバース”化を展開してきたワーナー…。だけども、何故か、そこから逸脱したと思いや、あれまぁ〜、とんでもない傑作が生まれちゃいましたね。ジャック・ニコルソン演じるジョーカーとバットマンの死闘を胸ときめかせて観たのが平成元年。そうあれから30年。悪のカリスマ「ジョーカー」の本質を知る事となりました。主演は、超個性派のホアキン・フェニックス。そして脇にはロバート・デ・ニーロ…、それぁ、もうこれを想像するしかないでしょ。名作「タクシードライバー」と「キング・オブ・コメディ」。そんな名作と重なり合うも、それでいて独創的かつ刺激的なのです。
 ホアキン演じるの「ジョーカー」は社会の片隅でひっそりとぼろアパートで老いた母と暮らす冴えない中年。特殊能力どころか、金も地位も無し、仕事はピエロの扮装をした大道芸人。そして皮肉にも笑い出したら止まらない持病を患っている…。そんな彼が、あの出来事を境に悪の道へと開花していきます。悪と正義…、ってなんなんだ?? もしバットマンが正義なら、彼はもちろん悪。ただ、視線を変えることで、悪と正義の定義が不確かなものとなってしまう。絶対正義も絶対悪もこの世には存在しない。そんな不確かな善悪をこの映画は見事に表現しています。



ジョーカー04

 24キロも減量したホアキン・フェニックスが階段を軽々とステップを踏みながら踊るシーンも素晴らしい、そして懐かしい60年代のBGMも心地良い…、ただ物語は悲しい、悲しすぎます。DCコミックス映画で史上初めてベネチア国際映画祭・金獅子賞受賞という快挙を成し遂げ、我が愛読書の「キネマ旬報」でも、見事「外国映画ベスト・テン第1位」に輝いた秀作です。是非ともご覧下さい!



ジョーカー05


※カッパの勝手な採点は…、
日本のダークヒーロー達に、喝だッ!

8点半



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