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逍遥
映画的視点で書く、カッパのそぞろ歩きです。〈第二話〉

街の灯が、またひとつ消えた…。 

劇場

 ワタシの住む徳島市の中心地にある映画館が先日閉館となりました…。地元の人なら誰もが知っている老舗映画館「徳島ホール」。この映画館は地元新聞社の関連会社が経営し、中心街の劇場として約半世紀運営されてきました…。よくある娯楽施設ではなく、イベント型劇場として通常の映画館とは一線を引いた文化的香りがする映画館でした。もちろんワタシ達同映画世代にとっては、まさに青春の劇場でした。上映作品も主に洋画系中心で、どちらかと言えば「大人の映画館」でした。しかし、昨今の複合映画館(シネコン)開業の影響や建物等老朽化、そして何よりも、若者達の映画離れ…等の理由で、この春に閉館となってしまいました。この「徳島ホール」は、子供向け映画から大人の洋画へ…。まさにワタシにとって「大人」への入り口の様な映画館でした。

 数多くの名作と想い出、ありがとうございました。


たをごと02
 この徳島ホールでは、様々な名作を魅せて頂きました。中学校時代には、あのパニック超大作「タワーリングインフェルノ」や「エアポート75」…。そして社会現象ともなったブルースリー作品、たしか「ドラゴン怒りの鉄拳」では、記録的な動員をされました。そして高校時代では、映画史に残るスペースオペラ「スターウォーズ」。大人になっては、大ヒットしたキャメロン監督の「タイタニック」等々どの作品も鮮明に覚えています。
 そして、この徳島ホールでは、県内の公立高校ほぼ全校で、毎年卒業式前に「予餞会」を開催し各校のテーマに合わせた名作を鑑賞していました…。


この名作を、想いでの「予餞会」で、見せて頂きました。
明日に向かって撃て ! 1969年 アメリカ

明日01

 1890年代の西部。家畜泥棒と銀行強盗が稼業の2人組のガンマン、ブッチキャシディとサンダンスキッドは、同じ盗人仲間のハーベイローガンらの誘いにのって、列車強盗を試み、大金をせしめました。この後ブッチは、銀、錫などの鉱山資源の豊富なボリビアへ行って荒稼ぎしようと、サンダンスを誘います。そして、スペイン語のできるサンダンスのガールフレンド、女教師のエッタも交えて、彼らはボリビアへ向かう事に…、しかしボリビアはブッチの想像とは異なり大変な貧乏国で、2人はたちまち銀行強盗に…。(後は映画を観て下さい)



明日02青春映画の傑作。
 当時「アメリカンニューシネマ」の傑作と謳われたが、この作品は少し違うと思います。あらかじめ失速する事が約束されている他のネガティブな「ニューシネマ」とは違い、ロマンティックで美しい作品です。B・バカラックのメロディに乗せて、描かれる純然たる青春映画なのです。



9点訂正



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