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2019.01.26 羊の木
カッパのみなソン
Selection vol.1136



彼らは全員、元殺人犯
羊の木 2017年日本



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 過疎化が進む港町・魚深市の市役所に勤める月末は、上司から新たな移住者6人の受け入れ手配を任される。性別も年齢もバラバラな6人だったが、やがて月末は彼らがみな仮釈放された元殺人犯であることを知る。彼らの転入は、犯罪者の更生と過疎化対策の一環として、この町に10年間住み続けることを条件に刑期を大幅に短縮して釈放させる政府の極秘プロジェクトによるものだった。もちろん、そんな新住民の過去は一般市民には一切知らされることはなかったのだが…。(後は映画を観て下さいね)



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山上たつひこ × 吉田大八
 「桐島、部活やめるってよ」「美しい星」の吉田大八監督が山上たつひこ、いがらしみきお共作の同名コミックスを映画化したミステリー・ドラマです。政府の極秘プロジェクトにより元受刑者6人を受け入れることになった過疎の港町を舞台に、それぞれに葛藤を抱える元受刑者たちと、素性の知れない彼らに対し不安を募らせていく一般市民が繰り広げる緊張感を秘めた交流の行方をサスペンスフルに綴ります。主演は「県庁おもてなし課」「抱きしめたい 真実の物語」の錦戸亮。共演に木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平。



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たわごと03
斬新かつリアルな切り口。
 富山県のとある港町…、かつては多少の賑わいと経済的成長を遂げた町なのでしょうが、今はどの地方にも存在する人口減少に戸惑う小さな町。その小さな町に6人の謎の移住者たちがやってくる、なんと彼らは全員元殺人犯…。このシンプル「切り口」だけで映画としてすでに完成してます。非常に不謹慎な表現ですが、彼らが持つ、謎の過去と一つひとつの不思議な行動が興味深く、なんとなくエスパー的?な存在となって映画を盛り上げます。そして、その6人に絡むのが市の職員を演じる錦戸くん。いや〜、凄いですね、錦戸くん、超リアル。まさにワタシが知ってる市の職員さんと同じ雰囲気!まぁ、それはさて置き、怖さとユーモアを交えながら物語は進みますが、さすがは山上さんです、この町(魚深)で毎年開催される奇祭「のろろ祭」が登場。。“のろろ”は、魚深に祀られている神で、決してその姿を見てはならないと言われている。“のろろ祭”は、“のろろ様“を先頭に異形の集団が町を練り歩く。そして、魚深の崖に巨大な“のろろ像”があり、祭りの日に2人の生け贄がそこから飛び込むと、一人は助かり、もう一人は沈んだまま死体が揚がらない、という話が言い伝えられている…。単に元殺人犯たちの今を描くのではなく、現代社会の闇と日本に伝わる文化・習慣・風俗等を絡めて、良いも悪いも「山上たつひこ」らしい作品となってます。



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 山上たつひこ(やまがみ たつひこ、本名:竜彦)は、漫画家、小説家。徳島県生まれ、大阪府育ち。現在は金沢市在住。小説家としての名義は山上龍彦ならびに秋津国宏。大阪鉄道高校(現・大産大附属高校)卒業。代表作は、ギャグ漫画「がきデカ」「喜劇新思想大系」、社会派漫画「光る風」など。



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一世を風靡した、山上たつひこ…。
 少年期のワタシは、どちらかと言えば「ジャンプ派」だった…。(スミマセン少年漫画の話です)ただ、中学校時代の「少年チャンピオン」の勢いは凄かったです。ご存じ、高校野球漫画の金字塔「ドカベン」。そして、我が郷土生まれの鬼才・山上たつひこ氏が描く、ギャグ漫画「がきデカ」。この二作の大ヒットで「少年チャンピオン」は、「少年ジャンプ」脅かすほどの発行部数占めてました。「ドカベン」は兎も角、「がきデカ」は、当時としては、かなり斬新で、きわどい描写等々で、多少問題にもなりましたね…。ただ、山上氏はギャグ漫画だけではなく、初期に発表した「光る風」は、社会派漫画の代表作とも言える秀作です。そして、その山上氏が今も、作家として活躍してる事が、凄くうれしいです!!!



※カッパの勝手な採点は…、
何かを、何とかすると、凄い名作に…?
七点半




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