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美味しい映画
【其の一】

 日本全国空前のグルメブームです。特に地元の食材を利用したご当地グルメ、いわゆるB級グルメが大流行。そして映画の世界も、グルメ映画ブーム。「かもめ食堂」をはじめ、料理を題材にした作品がやたら増えてきました…。フードコーディネーターは、てんてこ舞い…。まさに、B級グルメバブルです。この「美味しい映画」は、そんな直接的な映画よりも、食べることが印象深い映画をワタシなりに紹介したいと思います。ソウルフードシネマと思って下さい。

原作 山田太一、脚色 市川森。
監督は、ふるさと映画の第一人者、大林宣彦。
異人たちとの夏 1998年日本

異人たち01

 原田英雄は40歳のシナリオ・ライター。妻子と別れ、今はマンションに一人暮らしをしていました。ある日、原田は幼い頃に住んでいた浅草に出かけ、偶然、死んだはずの両親に会ってしまう…。二人は原田が12歳の時に交通事故で死亡したが、なぜかその時の年齢のまま、浅草に住んでいました。原田は懐かしさのあまり、浅草の両親の家へたびたび通うようになり。一方で、原田は同じマンションに住む桂という女性と、愛し合うようになっていました。彼女は、もう両親には会うなという。異人(幽霊)と近づくと、それだけ自分の体は衰弱し、死に近づく…と原田に忠告します…(後は映画を観て下さい)

たをごと02
 この映画は、大林映画の中でも少し、世界観の違う作品です。さすがに山田太一・市川森一との合同製作ともなると、大林監督ワールドは、控えめとなっている。しかし、その控えめが丁度良く、映画としての完成度も高い。失礼な表現だが、大林ファンの方に観て頂いてもはずかしくない…(監督ごめんなさい)
 非常にワタシ事ですが、内容は今更、語りませんが、この映画は、必ずBS等でお盆前に放映さる。そのたびに真夏なのに「すき焼き」が食べたくなる! 風間杜夫と鶴ちゃんと秋吉久美子(親子水入らず)で、贅沢して浅草のすき焼き屋にすき焼きを食べに行くシーン。結局、ここで彼らとは分かれる事になるのだが、泣きながら「食べる事ができない、すき焼き」が 心に残る極上の逸品。

異人たち02
美味しそうな、すき焼きの湯気が心に染みる…

 このすき焼き屋さんは、浅草の「今半」という老舗すき焼き屋さんだそうです。今度、浅草に行く機会があれば、ちょっと贅沢してすき焼きを食べよう! あの時の三人のように…

今半
映画を見て訪れるお客さんも多いみたいです

カッパ採点01
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