2018.03.24 北の桜守
カッパのみなソン
Selection vol.1083



失われた記憶に向かって二人は歩き続けた
北の桜守 2017年 日本



北01

 太平洋戦争末期の1945年5月。南樺太に暮らす江蓮てつは、大切に育てていた庭の桜が花開き、それを夫と息子たちと喜ぶ。しかし8月、終戦を目前に樺太はソ連軍の侵攻を受け、てつは同地に残る夫との再会を約束して2人の息子とともに北海道行きのフェリーへと乗り込む。1971年。アメリカへ渡り成功した次男の修二郎は妻・真理を伴い帰国すると、15年ぶりに網走の母と再会を果たす。そして年老いたてつのひとり暮らしに不安を覚え、彼女を引き取り、一緒に暮らし始めるのだったが…。(後は映画を観て下さい)



北02

「北の三部作」の最終章。
 終戦から始まる激動の時代を生き抜いた一人の女性とその息子の姿を描いた大河叙事詩。主演は「北の零年」「北のカナリアたち」の吉永小百合、共演に堺雅人、篠原涼子、阿部寛、佐藤浩市。監督は「おくりびと」の滝田洋二郎。また、劇中に挿入される演劇的シーンの舞台演出をケラリーノ・サンドロヴィッチが担当。



北03


たわごと03
祝!吉永小百合120本記念作品。
 この「北の桜守」は、「北の零年」、「北のカナリアたち」に続く「北の3部作」の最終章です。監督は、アカデミー監督の滝田洋二郎さんが務め、なんと吉永小百合(主演)の120本目の記念超大作品です。さてさて、この記念すべき超大作なのですが、さすがです、凄いですね。吉永さんのために、吉永さんを慕う人たちが総力を上げて創った「吉永さんの映画」です。かつて「サユリスト」と呼ばれた存在は今でも衰えず、観る側だけではなく、創る側、演じる側にも存在してます。そんなサユリストさんたちが集まって、吉永さんのために一所懸命製作したのが、この映画ですね。まぁ、正直この作品が、映画として優れているとは思えないのですが、それぞれの思いと溢れる「映画愛」、いや「吉永愛」がひしひしと伝わって来る心温まる作品に仕上がってはいます、がぁ…、ハッキリ言って、設定等にもかなり無理があります、失礼ですが、老いても、それ以上にお美しい吉永さんでも、若い未亡人役は、さすがに無理でしょ、そしてまた、亡くなった旦那さん役が、阿部寛さん?? 映画の構成も少し変わってて、大林作品を彷彿さすような舞台と現実との二部構成。ワタシ的には、嫌いではないのですが、どうなんだろうこの「舞台演出」って必要なんだろうかと思ってしまいます。そして、そして、なんと映画音楽を務めたのが、大林宣彦監督と同様、我がココロの師匠でもある小椋佳さん。実は小椋さんもサユリストの1人で、1980年に製作された東映の大作「動乱」(自分リンクでスミマセン)では主題歌を歌い、当時まだ人前で歌わなかった彼が、吉永さんのために人前のステージで歌った事を今でも憶えてます。今回もその「舞台演出」で、「花、闌(たけなわ)の時」を何故か全員で合唱します…。まぁ、人それぞれなのですが、それぞれが、それぞれの想いで綴ったこの吉永大作、良い悪いではなく、やさしい気持ちで見守って下さいね!!



北05



※カッパの勝手な採点は…、
実は、ワタシも密かに応援してます!
カッパ採点7点





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