2018.02.01 美しい星
カッパのみなソン
Selection vol.1078



そこから、なにが見えた?
美しい星 2017年 日本



星01

 テレビでお天気キャスターを務める大杉重一郎は、予報がまったく当たらないことでかえって有名な気象予報士。主婦の妻・伊余子と、2人の子ども、フリーターの息子・一雄と美しすぎて周囲から浮いてしまう女子大生の娘・暁子の家族4人で平凡な日々を送っていました。そんなある日、重一郎は車を運転中に不思議な光に包まれたのをきっかけに自分が火星人だと自覚する。時を同じくして、一雄と暁子も水星人、金星人として目覚める。そしてそれぞれに“美しい星・地球を救うこと”という自らの使命を果たすべく行動を開始する。そんな中、ただ一人地球人のままの伊余子は怪しげな水ビジネスにハマっていくのだったが…。(後は映画を観て下さい)



星02

 三島由紀夫が宇宙人を題材に執筆した1962年発表の異色SF小説を、「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」の吉田大八監督が現代に翻案して映画化しました。ごく平凡な家族が、ある日突然それぞれに宇宙人であることを悟り、人類と地球を滅亡の危機から救う使命に燃えて大真面目に奮闘する姿を滑稽かつシニカルな筆致に人間讃歌を込めて描き出します。主演は、リリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子。共演に佐々木蔵之介。



星03


たわごと03
不思議と切ないが交差する?
 たぶん多くの映画ファンは思うでしょね、これって名作、それとも珍作?「3分の2」ぐらいまでは非常に面白いです、あの三島由紀夫氏の1962年の作品「美しい星」を原作として、名作「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が、なんと30年も温めてきた作品だそうです。「核戦争の危機」を「地球温暖化」に置き換えるなど、より興味深い現代的テーマで表現されています。主人公の「気象予報士」を演じるリリー・フランキーさんも、「この人しか出来ない?」熱演で、大いに作品を盛り上げてくれてますが、何せ、その残りの「3分の1」の描写が、あれあれ…疑問なのです?それぞれの不思議現象のネタバレがはじまると、なぜかその不思議感覚が色あせていく、たぶん原作もそうなんだろう…と思うのですが、映画としてはどうなんだろう。原作を知らないワタシとしては、不思議は不思議のままでも良かったのではと思ってしまいました。



星04


※カッパの勝手な採点は…、
これは、きっと映画的文学なのだ?
七点半




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