カッパのみなソン
Selection vol.1072



ボクは、5歳で迷子になった…。
LION / ライオン ~25年目のただいま~
2016年 オーストラリア



ライオン01

 優しい養父母のもと、オーストラリアで何不自由なく育った青年サルー。友人や恋人にも恵まれ、幸せな日々を送る彼だったが、ひとつだけ誰にも言えない悲しい過去があった。インドの田舎町に生まれたサルーは5歳の時、不運が重なり兄とはぐれ、たったひとり回送列車に閉じ込められて、遥か遠くの街コルカタに運ばれてしまう。そして言葉も通じない大都会で過酷な放浪の末に、オーストラリア人夫婦に養子として引き取られたのだった。ある時、サルーの脳裏にこれまで押しとどめていたそんな少年時代の記憶が強烈によみがえる。インドの家族への思いが募り、わずかな記憶を頼りに、GoogleEarthで故郷の家を見つけ出すと決意するサルーだったが…。(後は映画を観て下さい)



ライオン02

 5歳の時に迷子になり、オーストラリア人夫婦の養子として育てられたインドの少年が、大人となり、GoogleEarthを駆使して生家を見つけ出し、25年の時を経て実の家族との再会を果たした奇跡の実話を「スラムドッグ$ミリオネア」「奇蹟がくれた数式」のデヴ・パテル主演で映画化した感動ドラマ。共演はルーニー・マーラ、デヴィッド・ウェンハム、ニコール・キッドマン。監督は、これが長編デビューとなるオーストラリアの新鋭、ガース・デイヴィス。



ライオン03


たわごと03
ハイテクの「心の旅路」。
 まずは、私事から…。11月11日から新しく家族となった、捨て子の子猫(ユキちゃん)も、早1ヶ月。分かってたことなのですが、想像以上にヤンチャ、いやオテンバでございます。ユキちゃんの超かわいい悪魔の「遊んで!」攻撃で、もう生活はテンヤワンヤ!日常のマイシアターでの映画観賞もご無沙汰。もちろんこのブログも書けない状態が続いてます。それでも、そんな嬉しい悲鳴の日々の合間で、やっと観ることができたのが、この1本です。以前から気になってたこの作品、ストーリーは超シンプルなのですが、実は「実話」なんです。もちろん実話だから、それ以上のサプライズはないのですが、この監督描きたが上手です!美しいインドの景色とは、うらはらに貧困で厳しい原風景を折り込み、現実に「味」をつけた「現実味」を見事に描いています。25年間も迷子になってた主人公。それでも微かな記憶をなぞってGoogleEarthで辿り着く故郷…、それは、21世紀的な「心の旅路」なのです。



ライオン04


ちょつと01
映画を観て思い出した、小さな名作。
 そして、ワタシこの映画を観ながら、ふと思い出した日本映画があります。1970年大映作品、『ボクは五才』と言う作品です。確か近所の小汚い(ゴメンなさい)弐番館で「キングコングの逆襲」と併映されてたと思います。もちろん私もまだ幼い子供なので、何となくの曖昧な記憶ですが、今でもふと思い出す作品です。〜高知に住む5歳の幼児が、大阪で出稼ぎ中の父に逢うために単独で無銭旅行をする物語です。幼児の唯一の思い出は、お父さんと行った「大阪万博」。その思い出を描いた一冊のスケッチブック(大阪の街の風景)を頼りに独りで無銭旅行をする〜。高度成長期とは言え、決して裕福とは言えない時代、そして貧しくとも、それ以上に尊い家族の絆。何となく、二つの映画が重なり合い、より深い味わいを楽しむことができました。(もちろん横には、ユキちゃんが座ってました)



※カッパの勝手な採点は…、
インドの現実が、衝撃的でした。
七点半



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