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2017.12.07 淵に立つ
カッパのみなソン
Selection vol.1071



あの男が現われるまで、私たちは家族だった
淵に立つ 
2016年 日本・フランス




淵01

 郊外で小さな金属加工工場を営む鈴岡利雄と妻で敬虔なクリスチャンの章江は、10歳になる娘の蛍と家族3人で平穏な毎日を送っていた。ところがある日、利雄の古い友人の八坂草太郎が現われると、利雄は章江に断りもなく、最近出所したばかりだという彼を雇い入れ、自宅の空き部屋に住まわせてしまう。最初は当惑していた章江も、礼儀正しく、蛍のオルガン練習も手伝ってくれる八坂に次第に好感を抱くようになっていくが…。(後は映画を観てください)



淵00

 「歓待」「ほとりの朔子」の深田晃司監督が、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞した衝撃の家族ドラマです。ごく平凡に見えた家族が、1人の謎めいた男の登場で徐々に秘められた心の闇をあぶり出され、崩壊へと向かっていく悲劇の顛末をミステリアスな筆致で不穏かつ緊張感いっぱいに描き出します。出演は家族を翻弄する謎の男に「私の男」「岸辺の旅」の浅野忠信、次第に、日常を狂わされていく夫婦に「歓待」の古舘寛治と「リトル・マエストラ」の筒井真理子。



淵03


たわごと03
「あの日、俺たちは夫婦になったんだよ。」
 浅野くん演じる、主人公の八坂草太郎…。そしてこの謎の男に翻弄される家族。過去の罰から逃れようとする父、禁断の恋に陥る母、そして謎の事故により障害を背負う娘。何が罪で、どれが罰なのか?そして衝撃的かつ謎が残るラスト。理解するのではなく、多くを考えさせられる、問題定義的な骨太の作品です。最近多すぎるアイスクリームみたいな「甘い邦画」とは、全く別世界、きっと、失礼な表現ですが、「儲かってない映画」だと思います。それでも、これこそが、映画作家としての「仕事だ!」を存分に魅せていただきました!



淵02



※カッパの勝手な採点は…、
このモヤモヤ感が、嫌いではないです。
七点半



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