2017.09.10 三度目の殺人
カッパのみなソン
Selection vol.1036



犯人は捕まった。真実は逃げつづけた。
三度目の殺人 2017年 日本



三度01

 勝ちにこだわるエリート弁護士の重盛朋章は、同僚がサジを投げた依頼人・三隅高司の弁護を渋々ながらも引き継ぐことに。三隅の容疑は、解雇された工場の社長を殺害し、遺体に火をつけたというもの。30年前にも殺人を犯した前科があり、自白もしているため死刑は確実と見られていた。さっそく重盛は無期懲役に持ち込むべく調査を始める。ところが、肝心の三隅は証言をコロコロ変え、味方であるはずの重盛にも決して本心を語ろうとしない。そんな中、三隅と被害者の娘・咲江との意外な接点を突き止める重盛だった…。(後は映画を観てください)



三度03

 「そして父になる」の是枝裕和監督が、再び福山雅治を主演に迎えて贈る法廷ミステリー・サスペンスです。真実よりも裁判での勝利が重要で、弁護はあくまでもビジネスと割り切るエリート弁護士が、決して真の動機を明かさない殺人犯=依頼人の深い闇に呑み込まれ、いつしか真実を追い求めていく姿を通して、予測不能の裁判の行方とともに司法システムのリアルな実態を丁寧な筆致で描き出していきます。共演に役所広司、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎。



三度04


たわごと03
ギレルモ・デル・トロにベネチア金獅子賞!
「三度目の殺人」は受賞逃す。

 なのですが、ワタシはこの作品好きです、ワタシ的には、是枝作品最高峰だと思います。もちろん物語の適切な答えは、見終わった後には存在しません。真実と言うのか、物語の答えは、自らが感じ考えなければならない、行間だらけの深いテーマ、真犯人は誰なのか、真実は何なのか、それを感じ考えることが、この映画なのです。主演の福山雅治と役所広司。全てが対局のこの2人の壁を隔てた心の絆…、そう彼は、器であり答えではない?この作品で是枝監督は、重ね合わせていくことで三隅(役所広司)と重盛(福山雅治)の共感関係を表現しています。そしてラストシーン重盛が十字架を比喩した交差点に立つシーン…、なかなか良いですね!!



三度02


※カッパの勝手な採点は…、
これって、現代版の「羅生門」?

8点



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