2017.05.19
ある天文学者の恋文

Selection vol.987
謎は、愛の物語に生まれ変わる
ある天文学者の恋文
2016年イタリア

著名な天文学者エドとその教え子エイミーは恋人同士。しかし2人の親密な関係は周囲には秘密にされていた。そんなある日、大学の講義に出席したエイミーは、エドが4日前に亡くなっていたことを知る。悲しみに暮れるエイミーだったが、その後もエドからの手紙や贈りものが届き続ける。その謎めいたメッセージに戸惑いつつも、彼が暮らしていたエディンバラや、かつて2人で時間を過ごしたイタリア湖水地方のサン・ジュリオ島などを巡り、彼が遺した謎に向き合っていくエイミーだったが…。(後は映画を観てください)

ジュゼッペ・トルナトーレ監督最新作。
「ニュー・シネマ・パラダイス」「鑑定士と顔のない依頼人」のジュゼッペ・トルナトーレ監督が一人の天文学者とその恋人を主人公に贈るミステリー仕立てのロマンティック・ストーリーです。主演は、「運命の逆転」「リスボンに誘われて」のジェレミー・アイアンズと「007慰めの報酬」「オブリビオン」のオルガ・キュリレンコ。


極上のミステリーは、切ない愛の物語に生まれ変わる。
TSUTAYADISCASから送られてきた、この魅力的なタイトル(邦題)の一枚のブルーレイディスク。イタリアの美しい風景と陰影。あれ、これって、どこが見た空気感…。知れませんでした、「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督最新作だったんです。そうなんです、本当に美しく切ないんです。ただ最近の彼は、なんとなくミステリーがテーマみたいですね、前作の「鑑定士と顔のない依頼人」と「ニュー・シネマ・パラダイス」を合わせたような仕上がり? 娘と同じ歳の美しい愛人。ただ彼女は家庭を壊そうなどとは考えもしない、世界的にも著名な天文学者エドワード・フィーラムの知性と人間性に惚れこんだ若い愛人エイミー・ライアンはそんな都合のよい女性…。そう普通だとドロドロ、ゲトゲトのラブミステリーなんだけど、さすがは、ジュゼッペ・トルナトーレ監督ですね、甘酸っぱく、なんとなく心地よい大人の淡いラブストーリーに仕上がってます。

※カッパの勝手な採点は…、
オルガ・キュリレンコのスタント、さすがです!

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つかりこ
おー、これは僕も3日くらい前に観ましたよ!
「ジュゼッペ・トルナトーレ監督だ!」って、
ツタヤで飛びつきました。
亡くなった後から届く手紙の謎、というのはわりと古典的な設定ですが、
スマホ、ディスク、PCと見事に現代的な演出になっていたと思います。
カメラ目線で一人芝居をやるジェレミー・アイアンズと
PCに向って一人芝居をやるキュリレンコ、
得意な設定のうえ、圧倒的な演技だと思いました。
そして、天文学の見識と愛の言葉を融合させた知的で美しいセリフ、会話!
見事なシナリオですよね。
トルナトーレ監督の最近のテーマは「歳の差ラブロマンス」と
「隔たり(壁やネット)」と「ミステリー」でしょうか。
「ジュゼッペ・トルナトーレ監督だ!」って、
ツタヤで飛びつきました。
亡くなった後から届く手紙の謎、というのはわりと古典的な設定ですが、
スマホ、ディスク、PCと見事に現代的な演出になっていたと思います。
カメラ目線で一人芝居をやるジェレミー・アイアンズと
PCに向って一人芝居をやるキュリレンコ、
得意な設定のうえ、圧倒的な演技だと思いました。
そして、天文学の見識と愛の言葉を融合させた知的で美しいセリフ、会話!
見事なシナリオですよね。
トルナトーレ監督の最近のテーマは「歳の差ラブロマンス」と
「隔たり(壁やネット)」と「ミステリー」でしょうか。
2017/05/20 Sat 04:16 URL [ Edit ]
映画カッパ
> トルナトーレ監督の最近のテーマは「歳の差ラブロマンス」と
> 「隔たり(壁やネット)」と「ミステリー」でしょうか。
↑ そうですよね、きっと誰かに恋してる?
そんな気がします!!
> 「隔たり(壁やネット)」と「ミステリー」でしょうか。
↑ そうですよね、きっと誰かに恋してる?
そんな気がします!!
2017/05/21 Sun 22:52 URL [ Edit ]
さとちん
最近これ観ました。
想像していたよりずっと素敵な作品でした。
私的には「鑑定士と顔のない依頼人」より好きです。
一歩間違えるとストーカー話になりそでキモそでナンデスガ
そこはさすがジュゼッペ・トルナトーレ!
切なく気持ち悪くなく美しく描いているな〜と思いました。
私も愛人からじゃなくていいから天国へ旅立った
大好きだったあの人やこの人やワンコ(?!)から手紙がほしいなぁ〜。
想像していたよりずっと素敵な作品でした。
私的には「鑑定士と顔のない依頼人」より好きです。
一歩間違えるとストーカー話になりそでキモそでナンデスガ
そこはさすがジュゼッペ・トルナトーレ!
切なく気持ち悪くなく美しく描いているな〜と思いました。
私も愛人からじゃなくていいから天国へ旅立った
大好きだったあの人やこの人やワンコ(?!)から手紙がほしいなぁ〜。
映画カッパ
さとちんさん、コメントありがとうございます。
そうですよね、亡くなった人から手紙が届く…
その切り口だけで、もう映画ですよね!!
ジュゼッペ・トルナトーレらしいテーマで、
非常に記憶に残る1本です!!
そうですよね、亡くなった人から手紙が届く…
その切り口だけで、もう映画ですよね!!
ジュゼッペ・トルナトーレらしいテーマで、
非常に記憶に残る1本です!!
2018/04/30 Mon 11:18 URL [ Edit ]
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