ドラマのツボ
 part.91



山田太一ドラマスペシャル。
五年目のひとり 2016年テレビ朝日



5年01

 中学生の松永亜美は文化祭からの帰り道、歩道橋で見知らぬ中年男に呼び止められる。男は文化祭でダンスのステージに立った亜美を見たといい、「キレイだった。いちばんだった」と称賛の言葉を贈り、立ち去っていく。思いがけない褒め言葉に亜美は有頂天になるが、その話を聞いた母・晶江が心配のあまり自宅に警察を呼ぶ騒ぎにまでなってしまった。数日後、亜美は偶然、街で男を見かけ、彼が小さなベーカリー「ここだけのパン屋」で働いていることを知る。その男、木崎秀次は半年間ほど複雑骨折で入院していたという話で、知人・花宮京子の誘いを受けて故郷からこの町に移住し社会復帰のリハビリとして無給で働いているようだった…。(後は映画を観てください)



5年00

山田太一×渡辺謙、東日本大震災の「その後」を描く!
 この「五年目のひとり」は、東日本大震災から5年目の東京のとある街を舞台に、震災によって心に大きな傷を負った孤独な中年男が、多感な少女と不思議な出会いを果たしたことで「再生」を遂げていく感動の物語です。主人公・木崎秀次を演じるのは、日本が世界に誇る名優・渡辺謙。共演者には高橋克実、柳葉敏郎、そして今回が渡辺と初顔合わせとなる市原悦子らベテランから、14歳の新鋭・蒔田彩珠、関西ジャニーズJr.の西畑大吾らフレッシュなキャストが揃い、震災の「その後」の日々を生きる人々の心情を繊細に綴っています。また、この作品は平成28年度の文化庁芸術祭参加作品にもなっています。



5年03


たわごと03
忘れないと生きていけない、だけど忘れたくない。
 ますば、感謝したいのは、立案されたこのドラマをオンエアーしたテレビ朝日さん。NHKなら兎も角、民法が土曜日のゴールデンでオンエアー。さすがは昨今、高視聴率を叩き出している余裕のテレ朝だからなしえた企画なのかも知れません? 大御所、山田太一さんとは言え、高視聴率を得られるテーマではないです。がぁ、そんなの関係なく、創らなくてはならない、観なければならないドラマなのです。そう、あれから、もう5年。いや、まだ5年なんです。そんな5年目をモチーフに、かけがえのない家族や友人を亡くした人たちの心の葛藤は、まだ続いています…。



5年02

オヤジの初恋…??
 渡辺謙さん演じる主人公は、東京のとある街で、娘と瓜ふたつの少女と出逢います。もちろん、最愛の娘と少女とがオーバーラップし、あの頃の悲しい時間ともオーバーラップします。ただ、寂しいとか、辛いとか、懐かしとか、だけではなく、そこには「初恋」のような「ほろ苦さ」も描かれてます。もちろん男と女ではなく、父親と娘の初恋。父親は娘に恋し、必ずいつかは大失恋をする…、そんな失恋まだ経験してない主人公…、山田太一氏のメッセージがいっぱい詰まった秀作です。ぜひドラマを観てください!!



5年04

※カッパの勝手な採点は…、
山田太一的な、「その後」だと思います。

七点半





スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://kappacinema.blog.fc2.com/tb.php/1271-e144c79c