カッパのみなソン
Selection vol.880



今、心からの「ただいま」。
さいはてにて やさしい香りと待ちながら
2014年 日本



さいはて00

 東京から能登半島の最果ての海辺にやって来た吉田岬。彼女は漁に出たまま行方不明となった父の船小屋を改修し、焙煎珈琲店「ヨダカ珈琲」をオープンする。その向いには、開店休業中の民宿にシングルマザーの絵里子と小学校に通う2人の子ども、有沙と翔太が暮らしていた。しかし都会に出て水商売をしている絵里子は家を空けることもしばしばで半ば育児放棄状態。幼い姉弟は空腹を抱えながら肩を寄せ合って耐え忍ぶ日々だった。やがて、そんな親子と少しずつ交流を深めていく岬だったが…。(後は映画を観て下さい)




さいはて02

 都会から遠く離れた奥能登の寂れた海辺を舞台に、そこで焙煎珈琲店を始めた一人の女性と、幼い2人の子どもを抱える若いシングルマザーの交流を、詩情溢れる筆致で優しく見つめたしみじみドラマです。主演は「八日目の蝉」の永作博美と「天使の恋」の佐々木希。監督はエドワード・ヤン監督の下で学んだ台湾期待の女性監督、姜秀瓊(チアン・ショウチョン)。



さいはて04


たわごと03
おかえり…、ただいま。
 冒頭の弁護士役のイッセー尾形さん…、正直、あれれと思いや、その後は、香り溢れる良質の映画に引き込まれて行く。この作品は、チアンというこの台湾人女性監督が製作した日本映画です。幼い頃に分かれた消息不明の父親を最果ての岬で、焙煎店を営みながら待つと言う非常にシンプルな物語なのですが、これが中々、奥深いというより香り深い映画に仕上がっています。そして育児放棄から次第に更生していく絵里子の真っすぐな生き様、恵の教師としての優しさと厳しさ。それぞれの生き方も見事に描かれてます。そう人生は「おかえり」と「ただいま」で繋がっている!!



さいはて03


※カッパの勝手な採点は…、
「ヨダカ珈琲」飲みたい !!

七点半




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