いつかみた映画
【其の百四九】



裏・尾道三部作。
野ゆき山ゆき海べゆき
1986年 日本(ATG)


野ゆき01

 第一尋常小学校に通う須藤総太郎は、第二尋常小学校から転校して来た大杉栄の姉、お昌ちゃんに淡い恋心を抱くようになった。だが、彼女には筏乗りの早見勇太という恋人がいた。栄は乱暴な性格が原因で第二小学校を追い出されたのだが、早速クラスのガキ大将ボンチャンとの権力争いを始める。争いはエスカレートして遂には第一小学校側と、第二小学校側の大喧嘩となる。お昌ちゃんから相談された総太郎は一定のルールに従い武器を使用禁止の戦争ごっこを提案した。夏休みに入り戦争ごっこが始まった。その頃、子供たちの世界だけでなく、大人たちの世界にも戦いの波がおしよせてきていた…。(後は映画を観て下さい)



野ゆき02

モノクロ版 & 総天然色
 戦争の影が押し寄せている頃の瀬戸内の城下町を舞台に子供たちの戦争ごっこを描きます。モノクロ版とカラー版と2種類のプリントで公開。佐藤春夫原作の「わんぱく時代」の映画化で、脚本は「子象物語」の山田信夫、監督は、映画作家大林宣彦、撮影は、坂本善尚が担当。



野ゆき05


たわごと03
映画で、世界を平和にする。
 映画作家、大林宣彦監督が「転校生」に続き、ATG製作のもと古里・尾道とお隣の鞆の浦でロケした意欲作です。この作品には、オリジナルのモノクロ版とカラー版が存在し、今回のWOWOWでの放映はオリジナルのモノクロ版でした。(ワタシ的には、このモノクロ版が好きですが…)
 「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」が、尾道三部作なら「彼のオートバイ〜」「野ゆき山ゆき海べゆき」「おかしなふたり」は、「裏・尾道三部作」。そして裏三部作のレギュラーは、三浦友和と若き日の竹内力。裏・尾道三部作は、このふたりの物語でもあります。そして、もちろん大林映画ですから、真っ白なヒロインが登場します。この作品では、映画初主演、当時19歳の鷲尾いさ子さん。初々しさと美しさと少女の残酷さを大林映画のヒロインらしく魅せてくれます。少女から女へ、そして少年達の初恋と失恋。そして戦争と平和…。昨今の彼(大林宣彦)の作品の基となるこの異色作。ぜひ機会があればご観賞ください。



野ゆき06
↑ちっくん、可愛すぎ !!


※カッパの勝手な採点は…、
監督の自伝、かも知れない… ?

七点半



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