2016.06.12
ポルターガイスト

Selection vol.835
ホラー映画の金字塔をリメイク。
ポルターガイスト
2015年 アメリカ

郊外の住宅地にある一軒家に引っ越ししてきたボーウェン一家。父親のエリックは現在失業中ながらも母親のエイミーとの間には、長女ケンドラ、長男グリフィン、そして次女のマディーに恵まれる平均的な家族。しかし引っ越し先の一軒家に越してきた最初の夜に長男のグリフィンは不思議な音を耳にし電気の異常や勝手に照明が灯されるなど不可思議な現象に出くわしてました。そして一番下のマディーはテレビから聞こえる不思議な音に反応するように…。(後は映画を観て下さい)

映画界最強クラスの都市伝説を持ち、ホラー映画の金字塔とも評される1982年のオリジナルをリメイクした意欲作です。オリジナルでは、ご存知スティーブン・スピルバーグが製作脚本を、そして監督をトビー・フーパーが務めた一方、本作ではサム・ライミが製作に加わり監督は2006年のアニメ「モンスター・ハウス」のギル・キーナンを起用。主演は「ギャラクシー・クエスト」や「月に囚われた男」のサム・ロックウェル。


リメイクの勇気と、その意味…。
1982年のオリジナル「ポルターガイスト」は「エクソシスト」と並んでホラー映画の代名詞的な名作です。その名作をリメイクする意図とその覚悟。そして34年たった今、リメイクされたこの作品はどうなんだろう。アメリカの住宅事情が郊外化し土地との関わりが薄れていく時代…、今も昔も然程変わっていない社会事情を超常現象を糧として描き出しています。ただ状況は同じでも映画的手法・技術は格段の進化成し遂げた…、でも「怖くない」それって致命的と思いや、それはそれで結構面白い。分かりきった恐怖の進行なのですが、子供の頃、なぜか怖かった、お祭りの夜の「お化け屋敷」を思い出します。きっと恐怖にも懐かしさが存在するんだと、新たな発見がありました !?

※カッパの勝手な採点は…、
家族の描き方が、すこし… ??

スポンサーサイト
| Home |