2016.05.25 女ざかり
いつかみた映画
【其の百四四】



女として輝く、その瞬間。
女ざかり 1994年日本




女00

 念願の論説委員になった新日報社の南弓子は、社会部出身の同僚・浦野を手助けする一方で初めての社説を書いた。だがその社説は水子供養で儲けている、ある宗教団体の教祖を怒らせてしまい、そこから巨額の援助を受けていた政府与党の幹事長・榊原の圧力で、弓子は左遷を言い渡されることに…。だが、彼女はきっぱり拒否。左遷が不首尾に終わると今度は新社屋建設における国有地の払い下げに待ったがかかる。彼女に想いを寄せる浦野の調べで事態の全貌を知った弓子は愛人関係である大学教授・豊崎に相談、浦野をはじめ、彼女を助ける動きがあちこちで起こった…。(後は映画を観て下さい)



女02

 初めて書いた社説がもとで忍び寄る権力に対する女性論説委員の抗戦と彼女を巡る人間模様を描くドラマです。監督は、我が師匠、大林宣彦。丸谷才一の同名ベストセラー小説を原作に、脚本は野上龍雄、渡辺善則、大林の共同。撮影は坂本典隆が担当。主演の「女ざかり」南弓子には、吉永小百合が扮するほか、豪華スターが共演している。スーパー16ミリ映画です。


たわごと03
大林宣彦 vs 吉永小百合
 この頃の大林作品は、新尾道三部作の「ふたり」、そして小樽を舞台とした「はるかノスタルジィ」、そして大林作品の最高峰とも言われている「青春デンデケデケデケ」…、大林映画としは非常に充実し、映画的評価もすこぶる優秀だった頃です。そして次回作は、この「女ざかり」。主演には、国民的女優・吉永小百合さんを迎え、原作は、丸谷才一の誰もが知る名作…。なんですが、なんと大林監督は「スーパー16mm」を用いた撮影。スーパーとは言え所詮は16mm、吉永小百合を16mmフィルムで撮る、ノーライティングのザラザラ画面「青春デンデケデケデケ」で魅せたドキュメント的撮影技法。その上、映画スターではなく何処にでもいるオバさんを演出。きっと吉永小百合さん目当てのファンは激怒したはずです。大林ワールドに彷徨った吉永小百合さんが今でも印象的です。



女03



※カッパの勝手な採点は…、
肩透かしが、大林監督らしい… ??

六半




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