2015.11.14 愛を積むひと
カッパのみなソン

Selection vol.741


大切な人へ残したいものは、何ですか。
愛を積むひと 2015年 日本



愛01

 東京下町の工場をたたみ大自然に囲まれた北海道美瑛町に移り住んだ夫婦、篤史と良子。外国人が住んでいた洋館で第二の人生を満喫する良子に対し仕事一筋だった篤史は手持ちぶさたで時間を持て余してしまいます。見かねた良子の提案で、篤史は家を囲む石塀作りを始めることに…。そんなある日、良子が以前から患っていた心臓病を悪化させ、この世を去ってしまう。悲しみに暮れる篤史は、やがて良子が自分宛に手紙を残してくれていたことを知るのですが…。(後は映画を観て下さい)




愛02

それは、こころの手紙…。
 エドワード・ムーニー・Jrの「石を積むひと」を佐藤浩市、樋口可南子主演で映画化したヒューマンドラマです。北海道美瑛町を舞台に亡き妻から届く手紙に導かれ周囲の人々の人生に関わっていくことで自らも立ち直っていく男の姿を綴ります。共演は北川景子、野村周平、杉咲花、吉田羊、柄本明。監督は「釣りバカ日誌」シリーズ「武士の献立」の朝原雄三。


たわごと03
不器用な優しさ…。
 なんと美しい物語なんだろう。美しい北海道の風景の中で、ひたすら石を積む人…。もちろんそれはタイトルの通り「愛」を積むこと、様々な石のカタチは、それぞれの愛のカタチであり生き方でもある。「釣りバカ日誌」で、長年仕事一緒にしたお父さん(三國連太郎)。その父から受け継いだように、当たり前の好演を魅せる佐藤浩市。余談ですが、佐藤浩市とワタシは同い年…。彼の映画を観るたびに自分が情けなく感じてしまうワタシ。そんな彼は、勿論この作品でも見事に「今のオヤジ」を演じています。…様々な人生を経験された彼のシワがより深みを漂わせてくれます。そして、この映画の凄い所は、無駄のない脚本と無駄のないキャスティングではないでしょうか。最小限の出演者たちが最高の演技と言うか、最高の旨味を出してくれます。朝原雄三監督の熟練されたプロの仕事を魅せて頂きました。


愛03



※カッパの勝手な採点は…、
人生は、許し愛う事…。

8点



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