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カッパのみなソン
Selection vol.1197



それは、ある少年の反抗期からはじまった。
ブライトバーン 恐怖の拡散者 
2019年アメリカ



バーン01

 子どもができずに苦しんでいたトーリは、謎の飛来物が落下した森の中で赤ん坊を見つけると、彼をブランドンと名付けて夫のカイルとともに自分たちの子どもとして育て始める。12年後、聡明で才能あふれる少年へと成長したブランドンだったが、あることをきっかけに自分に備わった特別な能力に目覚めていく。次第に反抗的な態度が目立ちはじめ、トーリの中にも愛する我が子への疑念が芽生えだすのだったが…。



バーン02

 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガンが製作を務めたSFホラーです。従来のスーパーヒーロー物語の定型を踏まえつつ、もしもスーパーパワーを手にした少年が邪悪な心を持っていたら、との想定で繰り広げられる惨劇の行方を描き出す。出演はエリザベス・バンクス、デヴィッド・デンマン、ジャクソン・A・ダン。監督は「インバージョン転移」のデヴィッド・ヤロヴェスキー。



バーン03


たわごと03
我が映画史に刻まれた、厭な映画?
 確か、ワタシの浅はかな記憶では、クリプトン星から地球に落ちて来た、幼子はケント夫妻に育てられたから、高潔な「スーパーマン」に成長し、地球を幾度も救った…。誰もが知ってるスーパーマン的常識ですよね。ただ、今回のこの子はダメダメ…、子どもがどうしても欲しい、夫婦トーリとカイルの家に落ちて来て、スーパーマン同様、愛情に包まれて育っていく…、なのに誰もが経験・体感する、思春期、そして反抗期。そのモヤモヤと憤りで、殺戮を繰り繰り返し“捕食者”となってしまう。
 確か「マン・オブ・スティール」のスーパーマンの育ての親は、ケビン・コスナーとダイアン・レイン、今回のブランドンのご両親トーリとカイルは、ゴメンナサイよく知らない…。確かに存在感は格差があるけど、そんなの関係ない?? 彼らはブランドン君に捧げた時間は決して間違ってない!なのに、なのに×××なのです。まぁ、映画ですから、それも有り。一言で言うと「権太のスーパーマン」なんです。



バーン04



※カッパの勝手な採点は…、
性教育は慎重に?
カッパ採点7点



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カッパのみなソン
Selection vol.1196



伝説の殺し屋は、復讐の果てに逃亡者となる。
ジョン・ウィック:パラベラム 
2019年アメリカ



ジョン01

 伝説の殺し屋ジョン・ウィックは、裏社会の聖域“コンチネンタルホテル”での不殺の掟を破ったため、裏社会の元締め“主席連合”の粛清の対象となり、1400万ドルの賞金首となってしまう。行く先々で刺客との死闘を余儀なくされ満身創痍のジョンは、かつて“血の誓印”を交わした元殺し屋ソフィアに協力を求めるべく、モロッコへと向かうが…。(後は映画を観て下さいね)



ジョン02

 キアヌ・リーヴスが伝説の元殺し屋を演じる大ヒット・クライムアクション「ジョン・ウィック」シリーズの第3弾です。裏社会の掟を破り、懸賞金をかけられ追われる身となったジョン・ウィックが、次々と現われる暗殺者と繰り広げる死闘の行方を多彩なアクションとともに描き出す。共演はハル・ベリー、イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーン、マーク・ダカスコス、アンジェリカ・ヒューストン。監督は引き続きスタントマン出身のチャド・スタエルスキ。



ジョン04


たわごと03
“愛犬の恨み”は深い…。
 物語は「ジョン・ウィック:チャプター2」のラストシーンから、ほんの数分後から始まります…。〜不殺の掟を破ったジョンは、裏社会の主席連合から追われ、1400万ドルの賞金をかけられる。全世界の殺し屋から狙われるジョンは、育ての親にすがりモロッコへ逃亡。カサブランカの「ホテルモロッコ」の支配人(ハル・ベリー)とともに主席首長の元へ赦しを乞いにゆくも、ハルベリーの犬に発砲したことで彼女の怒りが爆発、大暴れしたのちジョンは、モロッコの砂漠を彷徨う…。いや〜、今回も前作以上の全編アクションの連続ですね。そして、今回も、またまた「愛犬」が絡みます、犬好きからすると、例え映画でも愛犬が死んでしまうのは、あまり観たくないもの…、ただその反面、不道徳ですが、ここまでやってくれる復讐劇には、逆にスカットして、嬉しくなってしまう。まぁ、まぁ、映画ですからね…ゴメンナサイ。(笑)
 まぁ、犬のことはさておき、この「ジョン・ウィックシリーズ」は、キアヌ・リーヴスの代表作とも言える作品に進化しましたね。懲りに凝ったアクションと斬新なストーリーとハイテンポでハイクオリティの構成…、パート1では、愛犬と愛車を奪われ、パート2では家を焼かれ、パート3ではボコボコかつ同胞の裏切り、キアヌも観客(ワタシ達)も怒り絶頂!次回作でのジョン・ウィック(キアヌ)の大爆発が楽しみです!



ジョン03


ちょつと01
ブルー・ダイヤモンド
 同じ時期に、キアヌの新作ブルーレイ「ブルー・ダイヤモンド」も鑑賞しました。申し訳ないですが、これって「えっ??」って言ってしまう不思議な作品でした。「ジョン・ウィック:パラベラム」を観た直後での鑑賞だっので、この違和感は格別なモノとなってしまったのかも知れませんね…。(ご愁傷様でした)



ジョン000
▲ブルー・ダイヤモンド



※カッパの勝手な採点は…、
チャプター2は、必ず観ておいてくださいね。
七点半



カッパのみなソン
Selection vol.1195



僕はいつも、知らんぷりしていた。
こどもしょくどう 2018年日本



こども01

 小学5年生のユウトとタカシは幼なじみの親友同士。しかし母子家庭のタカシは母親の育児放棄に遭っていて、食堂を営むユウトの両親は、そんなタカシを心配して頻繁に夕食をふるまっていた。ある日、ユウトとタカシは河原で父親と車中生活をしている姉妹に出会う。やがて姉妹を不憫に思ったユウトは、2人にも食事を出してほしいと両親に願い出る。姉のミチルは遠慮がちだったが、幼い妹は素直に喜んでいた。その数日後、姉妹の父親は行方をくらまし、行き場をなくしてしまう姉妹だったが…。(後は映画を観て下さいね)



こども02

 格差が広がる日本社会で、子どもの貧困対策として注目を集めている“こども食堂”をテーマにしたヒューマンドラマです。大衆食堂を営む夫婦の息子の目を通して、現代の日本で見過ごされがちな弱者の存在に光を当てるとともに、“こども食堂”の意義をやさしい筆致で描き出す。主演は「ひまわりと子犬の7日間」の藤本哉汰、共演に鈴木梨央、浅川蓮。常盤貴子、吉岡秀隆、石田ひかり、降谷建志が脇を固めます。監督は「火垂るの墓」の日向寺太郎。



こども04


たわごと03
子どもは、親を選べない…
 2015年「国民生活基礎調査の概況」によると、相対的貧困率は15.6%、子どもで13.9%、日本の子どもの7人のうち1人は貧困という現実。誠に恥ずかしながら、この映画を観てから、この現実的な数値を知る事となりました。さて、肝心のこの映画なのですが、物語は至ってシンプルなのですが、かなり奥が深い。何よりも大人目線ではなく、あくまでも子ども目線で描いているのが素晴らしい。主人公の少年ユウトは、何処にでも居る小学生。幼なじみのタカシとは、いわゆる「いじめられっ子」。ユウトは、そんなタカシが、仲間達にいじめられてても、見て見ぬふり…。でも決してキライじゃない、いわゆる傍観者。(きっとワタシもこんな少年だった…) ある日、パンを万引きする少女ミチルとヒカル姉妹に出会う。彼女たちの様々な現実と苦悩、そして少しずつ変化していく、少年たちの思い…。そうこれは、子供たちの心の映画、そして「子ども食堂」は、ひとつの小さな答えであり、大いなる希望…。心の本質は、きっと子供(当事者)たちしか、分からないのだと思う。数々の現実と、様々な問題定義をギッシリと詰め込んだ意欲作です。ワタシ的には、映画を教育に…は余り好きじゃないけれど、この映画で先生と生徒、一緒に語り合ったらどうでしょうかね?



こども03


ちょつと01
映画のチカラを信じたい。
 もちろんこの映画からではなく、この様な地道な活動からなのでしょうが、全国に「子ども食堂」が増え続けているそうです。1年間(2018〜19)で約1,400ヶ所増えて、全国に少なくとも3,718ヶ所も!先日亡くなられた、大林宣彦監督が語っていた、「映画で未来は変えることが出来る」…、なのかも知れませんね!

こども05
「NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」様のデータです。



※カッパの勝手な採点は…、
心の壁を取り除こう!
七点半


映画人02
episode.11



監督01

サヨナラ、我が最愛の映画人…
監督02

 遂に、この悲しい出来事を書く時が来てしまった…、昨晩、我が最愛の映画人「大林宣彦監督」がお亡くなりになりました。実は、今日4月11日は、我が心の古里「尾道」に行く(還る)予定としてました…、しかしバカヤロー「コロナ」のために、世間一般の方々に猛反対を頂き仕方なく断念したとたんに、この訃報…。きっとコロナの影響で人(観光客)の少ない千光寺の桜が悲しげに散っているのだと思いながら監督を偲ぶことにしました。
 最新作、尾道ロケの「海辺の映画館 キネマの玉手箱」の公開予定日に亡くなってしまった監督。本当にお疲れ様でした、そしてありがとうございました。私にとって貴方は、いち映画監督ではなく、人生の道標のような存在でした。大嫌いだった初期頃の作品、ある作品から彼の想いが伝わり、大嫌いが大好きに、そして大林映画の聖地「尾道」との出会い…。私にとっての「尾道」は、まさに「関係人口」の見本のような存在。幾度訪れただろうか?尾道へ…。キラキラ光る逆光の海、汗をかきながらの坂道の路地、時折出会う街のネコたち、路地の合間から漂う生活の香り…、そして映画の足跡。そう尾道は、往くところではなく、還るところ。そして、日々の暮らしの中で、諦めかけた夢とか憧れをもう一度リバースしてくれる少年の街。
 恥ずかしながら大林監督には、無理言って何度かイベント等に協力したて頂いた時もありました…。一番の想い出は、徳島の片田舎の小さな町の小さな劇場で行った「大林宣彦映画祭in貞光」。これは凄かったです。まさに現代版のニューシネマパラダイスでした。昭和初期の当時のままの「村の映画館」で、3日間「大林作品のフィルムマラソン」、そして極めつけは、古ぼけてもまだ現役のスクリーンの前での映画的フリートーク。そしてその晩、町の小さな旅館で、地元スタッフと私、そして大林夫妻とでの映画的祝宴。(製作秘話を存分に聞かせて頂きました)人生最良の3日間を今でも鮮明に覚えてます。
 そんな数々の出来事も、今はもう想い出…、ただ彼は映画監督・映画作家です。確か監督が言ってました。「映画で過去は変えられないが、未来は変えることが出来る。」監督が生み出した、限りなくエネルギッシュな数々の作品は永遠です。きっときっと、監督の想いは、映画と共に生き続けます。本当にお疲れ様です、ありがとうございました。
 私もまずは、今をがんばります。バカヤローコロナに負けないように!

監督、お楽しみはこれからですよね!