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カッパのみなソン
Selection vol.1177



「ターミネーター2」の正統な続編。
ターミネーター:ニュー・フェイト 
2019年アメリカ



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 メキシコシティの自動車工場で働く21歳の女性ダニーは、未来からやって来たターミネーター“REV-9”の突然の襲撃に遭う。絶体絶命の窮地を、今度は未来から送り込まれた強化型兵士のグレースが救う。それでも執拗に迫ってくるREV-9にグレースが手を焼いていると、どこからともなく伝説の女戦士サラ・コナーが現われ、REV-9を撃退する。グレースによると、ダニーの命には人類の未来がかかっているという。やがてダニー、グレースと行動をともにするサラの前に、かつて溶鉱炉で消滅したはずの旧型ターミネーター“T-800”が姿を現わすが…。(後は映画を観て下さいね)



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 「ターミネーター」シリーズの生みの親ジェームズ・キャメロンが製作・原案として「ターミネーター2」以来の復帰を果たし、同じく同作以来のシリーズ復帰となるサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンを主演に迎え、改めて「ターミネーター2」の直接の続編として贈るSFアクション大作です。シリーズの顔アーノルド・シュワルツェネッガーも再登板し、“審判の日”が回避されたはずの人類を待ち受ける新たな衝撃の運命を描く。共演はシリーズ初参加となるマッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ。監督は「デッドプール」のティム・ミラー。



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たわごと03
リブートとより、潔くリメイクの方が…?
 昨今の映画市場でよく耳にする…、「リメイク(作り直し)」、「リブート(再起動)」、「スピンオフ(副産物)」。映画の興行的な視線から、どうしても新作よりもそのタイトルのブランド力に頼った企画が優先するのも理解できるのですが、少々やり過ぎ…?? そして今回「イオンシネマ」で観させて頂いた、最新作もいわゆるリブート…なのですが、それがまた不思議な再起動なのです。と言うことで、今までの「シリーズタイトル」を箇条書きにしてみました。

・ターミネーター  (1985年) 監督・脚本 ジェームズ・キャメロン
・ターミネーター2 (1991年) 監督・脚本 ジェームズ・キャメロン
・ターミネーター3 (2003年) 監督 ジョナサン・モストウ
・ターミネーター4 (2009年) 監督 マックG
・ターミネーター:新起動 / ジェニシス (2015年) 監督 アラン・テイラー

 で、今回の「ターミネーター:ニュー・フェイト」は、大ヒットした「ターミネーター2」の正統な続編なのです。なので3〜4(ジェニシスは別物)は、なんと「無かったこと…」と言う大胆な企画。もちろん、生みの親ジェームズ・キャメロンさんたちの大人の事情満載なのでしょうが、今まで観てきた往年のファンとしては、何とも複雑な気分でしょうね…。このシリーズにさほどの思い入れのないワタシとしても少々違和感が…、と言いながら名作「T2」が、それ以上かも…?? と期待を抱いて、まんまと劇場に向かいました。…スミマセン、感想は個人によって異なりますが、これ再起動と言うより、「T2」を意識したリメイク、いわゆる焼き直し。もちろん繋がってますし、キャメロンの元妻、リンダ・ハミルトンもシリーズの顔アーノルド・シュワルツェネッガーも再登板し、ワタシには正直よく理解出来ない過去と未来で繋がってます。敵役の最新型のターミネーターREV-9は、T-1000を継承する液体金属のバケモノ。ただ、何でも出来ちゃう今では、あの時の衝撃はない…。まぁ、賛否は兎も角、最新作ターミネーターを是非ともご覧下さい。ワタシ達世代としては目を背けてはならない作品かもしれませんね??



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※カッパの勝手な採点は…、
ワタシ的には、リンダ・ハミルトンが主役?
七点半



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カッパのみなソン
Selection vol.1176



若松プロに飛び込んだ、おかっぱ頭の女の子
止められるか、俺たちを 
2018年日本



俺たち01

 1969年、春。21歳の吉積めぐみは、ピンク映画の旗手・若松孝二率いる“若松プロダクション”の扉をたたく。助監督となり、男でも逃げ出すピンク映画の過酷な現場に圧倒されながらも、若松監督の存在感と、いくつもの才能が集う若松プロの熱気に魅了されていく。しかし、自分でも映画を撮りたいと思いながらも、何を表現したいのかが分からず焦りと不安が募っていく。そんな中、若松監督は過激な政治闘争へとその軸足を移していくのだったが…。(後は映画を観て下さいね)



俺たち00

 「凶悪」「孤狼の血」の白石和彌監督が、若松孝二監督とともに映画づくりに情熱を燃やした熱き若者たちを描いた青春群像劇。実際に助監督として若松プロダクションに飛び込んだ吉積めぐみの目を通して、映画で世界を変えようと集まった若者たちの狂騒と葛藤の日々をエネルギッシュに描き出す。出演は吉積めぐみ役に「二重生活」の門脇麦、若松孝二役で井浦新。



俺たち02


たわごと03
忘れかけてた、青春が…
 自称、映画ファンの端くれのワタシ…。「若松孝二」の名前はもちろん知ってます!ただ、彼の作品を観たかとい言われたら、ゴメンナサイです。当時上映されてた、いわゆる「ピンク映画」は、当時の年齢では、さすがに観てません、観られてません。しいて言えば、プロデュースされた「愛のコリーダ」、内田裕也主演の「水のないプール」ぐらい、かなぁ…。晩年の「キャタピラー」も観てないし…。まぁ、それは兎も角、この映画は、かつて「若松プロ」で助監督も務めたことのある白石和彌監督が、彼、そして彼女たちの青春の群像を思い入れタップリで描いた青春映画です。きっと昨今の若者たちから見ると、意味不明で滑稽…、のように感じるかも知れませんね。ただ、ワタシ的には、この感覚、もの凄く懐かしく、かつ心がざわめきました。
 ワタシ事ですが、広告代理店勤務の前に、地元の広告プロダクションで働いた汗と涙の3年間となんとなく重なりました。10人弱程度の小さな会社でしたが、個性溢れる、難癖有るメンバーの集まり…、結局 「わかってもらえなかった」因幡晃さん似のコピーライター、美大に落ちて画家を挫折した強面で気の弱いイラストレーター、モデルを夢見る少し年増のお姉さん(ゴメンね)、シゴトは熱心だがお金に杜撰な自称カリスマ社長…、等々個性溢れるバカなメンバー達、もちろんワタシもその一人、ただ、他のメンバーとは異なり超普通…、もちろん若かったし、巷では、青年じゃなく少年と呼ばれてました。そんな広告業界を夢見る少年(今はクソ親父)のヘトヘトで格好悪かった青春。…と重なるこの映画が、すごく愛おしく、そして何故か気恥ずかしい。でも、でも、そんな日々に「ありがとう!」なのです。


俺たち03



※カッパの勝手な採点は…、
毎日が、文化祭の前の日だった…。
七点半


2019.11.07 運び屋
カッパのみなソン
Selection vol.1175



クリント・イーストウッド最高傑作。
運び屋 2018年アメリカ



運び屋01

 退役軍人のアール・ストーンはデイリリーというユリの栽培に情熱を燃やし、園芸の世界では一目置かれる存在だったが、その代償として家族をないがしろにしてしまい、90歳になろうとする今は家族との間に埋めがたい溝を抱え、孤独な日々を送っていた。やがて農園の経営も行き詰まり途方暮れるアール。そんな時、“車の運転をするだけで大金がもらえる”という仕事を紹介される。最初は荷物の中身を知らずに運んでいたアールだったが、ほどなくそれが大量のドラッグであることに気づく。それでも90歳の老人が疑われることはほとんどなく、順調に仕事をこなしていくアールだったが…。(後は映画を観てください。)



運び屋00

 巨匠クリント・イーストウッドが「グラン・トリノ」以来となる監督・主演で贈る実録犯罪ドラマです。大量の麻薬の運び屋として逮捕されたのは、著名な園芸家でもあった孤独な老人だったという前代未聞の実話をモチーフに、仕事一筋だった主人公が、思いがけずメキシコの麻薬組織に雇われ、運び屋という危険な犯罪に手を染めたことで、いつしか自らの人生と改めて向き合わざるを得なくなるさまを、長年顧みてこなかった家族との関係とともに、ユーモラスなタッチを織り交ぜ描き出す。共演はブラッドリー・クーパー、アンディ・ガルシア、ダイアン・ウィースト。



運び屋02


たわごと03
タイトルは、地味ですが…。
 劇場での予告編、そして何よりも地味なタイトル…。何ですが、さすがイーストウッドです、全く地味でなく、むしろエネルギー全開のビンビンの意欲作。そして、もちろん面白い。簡単に言いますと、好き勝手に家庭を顧みなかったことから、孤独で、お金にも困っているアール(クリント・イーストウッド))は、メキシコの麻薬カルテルから、「運転するだけで良い」と運び屋を持ちかけられます。アールの運転は法令順守、おまけに年寄りと言う利点も生かし、仕事に順応して楽しむ余裕…、そして度胸もあり、その辺の悪党どもも、なんのその…、まぁ、それぁ、天下のクリント・イーストウッドですもの、年を重ねて、シワだらけでも、彼は、彼なんです。映画と彼自身が見事に重なり合い、ある意味反則的なアドバンテージで物語をより深いものとして魅せてくれます。正義そして罪悪感、もちろん人としての誤ち…。それでも生きる素晴らしさや大切さを映画人イーストウッドが教えてくれますよ、ぜひご覧くださいね!



運び屋03


※カッパの勝手な採点は…、
彼そのものが、映画だ!
8点