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カッパのみなソン
Selection vol.1174



愛か死か。その選択にあなたは涙する。
フォルトゥナの瞳 
2018年日本



瞳01

 自動車修理工として働く青年・木山慎一郎は、幼少期に飛行機事故で家族を失ったトラウマから、友人も恋人も作らず孤独に生きていた。ところがある日、自分に“死を目前にした人間が透けて見える”という不思議な能力があることに気づき苦悩を深めていく。そんな時、偶然入った携帯ショップで桐生葵という運命の女性とめぐり会い、互いに惹かれ合っていく慎一郎と葵だったが…。(後は映画を観て下さいね)



瞳00

 人気作家・百田尚樹の同名ベストセラーを「バクマン。」「3月のライオン」の神木隆之介と「ナラタージュ」「コーヒーが冷めないうちに」の有村架純主演で映画化したファンタジック・ラブストーリーです。“死を目前にした人間が透けて見える”という不思議な能力を宿した青年と、“死の運命”に導かれたヒロインが織りなす切ない恋の行方を描きます。監督は「僕等がいた」「坂道のアポロン」の三木孝浩。



瞳03


たわごと03
百田尚樹 × 三木孝浩
 コンスタントに新作を発表する、我が県が誇る売れっ子監督・三木孝浩さんの最新作です。今回は、ベテランだけど何故か、毎回初々しい神木隆之介さんと、「ひよっこ」の撮影時期と少々重なった?のか、少しポッチャリ目(それでも可愛い)の有村架純ちゃんのW主演。そしてなんと原作は、売れっ子作家の百田尚樹氏。映画的に面白いぞ!という要素を存分に兼ね備えてます。実はワタシ的には、劇場で何度か予告編を拝見させていただき、「あぁ〜なるほど」と言う展開なのだと解釈してましたが、結末は、宣伝用のキッチコピーの「愛か死か。その選択にあなたは涙する…」なのです。ワタシの偏見ですが、この「ラスト」…だったら、2人でちゃんと話してれば、この結末以外にも幸せになれる未来が…と思ってしまうのはワタシだでしょうか?とたわごとを言いつつも、三木作品の中では、『陽だまりの彼女』の次に好きな作品です。



瞳02



※カッパの勝手な採点は…、
特殊能力も、程々にね?
カッパ採点7点



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2019.10.20 バンブルビー
カッパのみなソン
Selection vol.1173



何があっても、あなたを守る。
バンブルビー 2018年アメリカ



ハチ01

 1987年、サンフランシスコ郊外の海沿いの町。いまだ父の死の悲しみから立ち直れずにいた18歳の孤独な少女チャーリー。彼女は廃品置き場で偶然見つけた廃車寸前の黄色い車を気に入り、自分で修理を始める。すると突如、車が自ら変形(トランスフォーム)して黄色いロボットへとその姿を変えたのだった。最初は呆気にとられるチャーリーだったが、お互いに敵ではないことを察すると、すぐに仲良くなっていく。そして記憶と声を失い、何かにおびえている様子の彼を“バンブルビー”と名付け、自宅にかくまい始めるのだったが…。(後は映画を観て下さいね)



ハチ02

 「トランスフォーマー」シリーズの人気キャラクター“バンブルビー”をフィーチャーしたSFクション大作です。1作目の「トランスフォーマー」より20年前を舞台に、孤独な少女と小心者の黄色い地球外生命体“バンブルビー”が出会い、次第に深い友情で結ばれていくとともに、立ちはだかる脅威に力を合わせて立ち向かっていくさまを、迫力のアクション満載にユーモラスかつエモーショナルに描きます。主演は「トゥルー・グリット」「スウィート17モンスター」のヘイリー・スタインフェルド、共演にジョン・シナ、ホルヘ・レンデボルグ・Jr。監督は「KUBO クボ 二本の弦の秘密」のトラヴィス・ナイト。これが実写映画デビューとなる。



ハチ03


たわごと03
うかつにも泣いてしまった…。
  マイケル・ベイ監督の「トランスフォーマーシリーズ」は、最初とその次の作品しか観てないような…?気がします。と言うのも、この手のシリーズは、1も、2も、3も…、ワタシ的には区別が付かない。(ファンの方ゴメンナサイね) また、また、今回も鑑賞記憶にさほど残らない、ど派手で贅沢で、尺長すぎ…等々、と思ってました。しかし、今回も悪い期待は見事に裏切られ、なんと最後には、いいオッサンが「ウルウル」と泣いてしまうと言う失態。この作品は、1作目の「トランスフォーマー」より20年前を舞台、いわゆる「前日譚」。そしてシリーズとしては「スピンオフ」。前日譚でスピンオフ、なんかややこしいのですが、早い話が人気キャラ“バンブルビー”をモチーフにした「青春映画」なんです。父を失い、飛ぶこと(結構大切なキーワードです)の出来ない孤独な18歳の少女チャーリーと記憶と言葉を失ったB-127(のちのバンブルビー)の関係が凄くいい!ポンコツのビートルにトランスフォームするバンブルビーがとにかく愛らしく、そして切ない。SF、アクション、そして青春…。映画に不可欠な全てのキーワードが、バランスよく巧みに生かされてます。ぜひご覧下さいね!



ハチ05



※カッパの勝手な採点は…、
アメリカ映画の底力を見せつけられました。
七点半




カッパのみなソン
Selection vol.1172



最凶、サバイバルアクション!
オーヴァーロード 2018年アメリカ



ロード01

 連合軍によるノルマンディー上陸作戦が開始された直後、第101空挺師団が極秘任務を帯び、ドイツに占領されたフランスのとある小村を目指していた。目的は村にある教会の電波塔を破壊すること。しかし待ち受けるドイツ軍の激しい攻撃に遭い輸送機は次々と撃墜されてしまう。そんな中、かろうじて降下に成功したエド・ボイス二等兵は、作戦の指揮をとるフォード伍長とともに教会を目指す。その道中でクロエという女性と出会い、村人たちがナチスによって教会へ連行されていると知らされるのだったが…。(後は映画を観て下さいね)



ロード02

 ヒットメイカー、J・J・エイブラムスの製作で贈る戦争サバイバル・ホラー・アクションです。第二次世界大戦下のヨーロッパを舞台に、ナチスに占領された小さな村に降り立ったアメリカ空挺部隊の兵士たちが、ナチスの研究施設で生み出された禁断の秘密兵器を相手に繰り広げる決死のサバイバルの行方を、迫力の戦闘シーンと過激な残酷描写を織り交ぜ描き出す。監督は「ガンズ&ゴールド」のジュリアス・エイヴァリー。



ロード03


たわごと03
史上最凶のノルマンディー上陸作戦。
 「ノルマンディー上陸作戦」を描いた作品は。、名作「史上最大の作戦」をはじめ数多く(名作揃い)観てきましたが、この切り口は、もちろん初めてです。ノルマンディーのとある電波塔の地下で、ナチスが禁断の秘密兵器の研究…。それは、な、なんと毎度お馴染みの「ゾンビ」。まぁ、ノルマンディー上陸作戦以上に存在する、いわゆる「ゾンビ映画」…。そう今回のテーマは「不死身のゾンビ戦士」なのです。リアルな戦争描写と奇妙でエグい研究所…、これでもか!と言わんばかりの最凶アクション。超売れっ子のJ・J・エイブラムスさんの製作なのですが、出演者達は全く知らない?その知らない感が非常に生きてて、すごくリアル。特に、フランス娘クロエ役の女優さんが素素晴らしいです、子どもを守るために、火炎放射器でゾンビを焼き殺すシーンは、おぞましくも、美しい。J・J・エイブラムスさん以外、監督も出演者も知らない人ばっかり、決してお上品じゃないけど、なかなか面白かったです。



ロード04



※カッパの勝手な採点は…、
お食事前の鑑賞は、避けましょう。
カッパ採点7点



カッパのみなソン
Selection vol.1171



第91回アカデミー賞 作品賞含む3部門受賞
グリーンブック 2018年アメリカ



グリーン01

 1962年、アメリカ。ニューヨークの一流ナイトクラブで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無教養だが家族思いのイタリア系男。店の改修で仕事がなくなり、バイトを探していた彼のもとに運転手の仕事が舞い込む。雇い主はカーネギーホールに住む天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリー。黒人差別が色濃く残る南部での演奏ツアーを計画していて、腕っぷしの強い運転手兼ボディガードを求めていた。こうして2人は、黒人が利用できる施設を記した旅行ガイドブック“グリーンブック”を手に、どんな厄介事が待ち受けているか分からない南部へ向けて旅立つのだったが…。(後は映画を観て下さいね)



グリーン02

 1960年代を舞台に、差別が残る南部での演奏ツアーに向かった天才黒人ジャズピアニストと、彼に運転手兼用心棒として雇われたガサツなイタリア系アメリカ人の凸凹コンビが、旅を通して深い友情で結ばれていく感動の実話を映画化。主演は「イースタン・プロミス」のヴィゴ・モーテンセンと「ムーンライト」のマハーシャラ・アリ。監督は本作が単独監督デビューとなる「メリーに首ったけ」「愛しのローズマリー」のピーター・ファレリー。



グリーン05


ちょつと01
知りませんでした、タイトルの意味と由来…。
 作品タイトルの「グリーンブック」は 、“GreenBook”という英語をカタカナで表記した言葉です。“reen” が「緑」という意味で “book” が、「本」という意味なので、字面だけを見ると、「緑の本」という意味になりますよね。しかし、実のところ、“GreenBook” の “Green”は人名です。 したがって、“GreenBook”は「グリーンさんの本」という意味だそうです。


グリーン06

それでは、「Green Book」とは…
 “GreenBook”というのは“The Negro Motorist Green Book(自動車に乗る黒人のためにグリーンが書いた本)” というガイドブックの通称だそうです。このガイドブックは、米国ニューヨーク市で一生を過ごした、Victor Hugo Greenさん(1892~1960年)という黒人の郵便局員が、黒人の旅行者ために1出版したものだそうです。当時のアメリカでは、黒人も裕福な方であればマイカーを所有するようになっていたのですが、車で旅行する黒人は、ジム・クロウ法という州法に基づく、各人種は平等だが入り交じるべきではないという方針(人種隔離政策)の影響もあって、「食事や宿の提供を断られる」「自動車を修理してもらえない」「給油を断られる」「暴力を振るわれる」「白人しか住まない町から追い出される」等々、様々に不都合に直面してたそうです、そんな時代にGreen氏は、黒人が利用できる飲食店・ホテル・民宿・ガソリンスタンド・娯楽施設・ガレージなどを案内するガイドブックとして “The Negro Motorist GreenBook” を自費で出版し始めました…。“Green Book”がカバーする範囲は当初はニューヨーク市だけだったのですが、後には米国だけでなくカナダやメキシコなども含む北米の大部分をカバーするようになったそうです。



グリーン03


たわごと03
魂を揺さぶる、心の旅がはじまる…。
 カーネギーホールに住むピアニスト「ドクター・シャーリー」は、天才ピアニストで金持ちで知的でお上品…、ただ黒人?そして彼に雇われた、運転手兼用心棒「トニー・リップ」は、超ガサツで無教養で、その上金に困っている…、ただ何故か家族思いのイタリア系アメリカ人。そんな何とも似つかわしくない二人が、差別が残る南部へ演奏ツアー…。そうワタシが大好きなジャンルでもある、いわゆる「ロードムービー」なのです。そして第91回アカデミー賞では、見事に作品賞含む3部門を受賞。最優秀助演男優賞をマハーシャラ・アリが受賞し、体重を15Kgも増やしてトニー・リップ役に挑んだヴィゴ・モーテンセンもノミネートされましたがぁ、こちらは惜しくも受賞にはならず…、ただワタシ的には、「ボヘミアン・ラプソディ」のラミ・マレックより絶対コッチ押し?なのですが…、まぁ、そんなことは些細な事考えずに、作品(映画)としては、凄く好きです。物語は実話をベースに、真逆のふたりの視線で「差別」を体感させます。天才ピアニスト・ドクター・シャーリーはアメリカ南部の由緒あるコンサートホールで当時の貴族たちを相手に演奏し歓声を浴びるし、高額のギャラも頂けます、ただしトイレは中庭…。コンサート会場のレストランには入れない…。スーツは買えるが試着は出来ない…。もちろん差別・偏見です。何より腹立たしいのは、彼らがそれを「差別」ではなく、「習慣」や「規則」だと勝手に解釈している。そんな理不尽な現実を体感しながら走る二人…。そして旅の終わりに彼らが得たモノ…、それを是非ともご覧下さい。きっと観てよかったと思える逸品です!



グリーン04



※カッパの勝手な採点は…、
優しい、「キモチ」になれますよ。

8点半