FC2ブログ
カッパのみなソン
Selection vol.1170



この男に任せて大丈夫か。
記憶にございません! 
2019年日本



記憶01

 内閣総理大臣の黒田啓介は、史上最悪のダメ総理と揶揄されるほど国民から徹底的に嫌われていた。ある日、演説中に聴衆から飛んできた石が頭に当たって昏倒し、そのまま病院送りに。ベッドの上で目覚めた黒田は一切の記憶を失っていた。彼の秘書官3人は、このままだと国政が大混乱になると、記憶喪失の事実を国民はもちろん、大臣や家族にも秘密にすることを決める。そんな記憶をなくした総理には、当然のように次から次へとトラブルが襲いかかる。その一方で、まるで憑き物が落ちたかのように、これまでの悪行がウソのような普通のおじさん然とした言動を繰り返し、周囲を困惑させる黒田だったが…。(後は映画を観て下さいね)



記憶02

 「ザ・マジックアワー」「ステキな金縛り」等の三谷幸喜監督が主演の中井貴一をはじめ豪華キャストを起用して贈る政治コメディです。ある日突然記憶喪失になった総理大臣が、3人の秘書に守られながら事実を隠して公務をこなしていく悪戦苦闘の行方をコミカルに描きます。共演はディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市、等々超豪華メンバー。



記憶04


たわごと03
三谷幸喜が、帰ってきた!
 前作「ギャラクシー街道の惨劇」から約4年…、お待たせしました、我らの三谷幸喜さんが帰ってきました。彼らしい、少し悪く言えば、新鮮味のない定番的な作品なのですが、やっぱり面白い!もちろんテーマは「政治」…、何処かの国のまだスマホが無い時代の物語。「記憶をなくした史上最悪の総理大臣」…、このキーワードだけでワクワクするし、タイトルも絶妙。今の政治をトコトン笑っちゃう三谷ワールド節全開です。そして、もちろん、今回も超豪華な三谷映画常連俳優さん達が、これが映画だ、これがコメディだ、これが三谷だ!を存分に魅せてくれます。特にワタシ的には、小池栄子さんとディーン・フジオカさんの二人がサイコー。小池さん超可愛いし、ディーンさんも今まで観た作品で一番いいです。主役の中井貴一さん、もちろん完璧ですが、ワタシ的には、彼が演じる「悪い総理」をもっと観たかった…!きっと三谷さんの中では、どの役をどの俳優さんに演じてもらうのかを考える時間が、凄く楽しのではないでしょうか?脚本書きながらニヤニヤしてる彼が想像できま〜す。ぜひ劇場でご覧下さい、正に今が「旬」です!



記憶03


※カッパの勝手な採点は…、
関係ないですが、中井さんの「サラメシ」好きです!
8点




スポンサーサイト



カッパのみなソン
Selection vol.1169



体は不自由、心は自由!
こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 
2018年日本



バナナ01

 北海道札幌市。34歳の鹿野靖明は幼い頃から難病の筋ジストロフィーを患い、今では体で動かせるのは首と手だけ。24時間体制の介助が必要な体にもかかわらず医師の反対を押し切り、病院ではなく市内のケア付き住宅で、大勢のボラ(ボランティア)に囲まれながらの自立生活を送っていた。ボラたちはワガママ放題の鹿野に振り回されることもしばしばだったが、誰もが彼の人間的な魅力の虜になっていた。医大生の田中もそんなボラの一人。そんな中、田中の恋人・美咲がたまたま鹿野宅を訪れたところ、いきなりボラとして手伝いをさせられるハメに。しかし、鹿野のわがまま過ぎる振る舞いに、たちまち衝突してしまう美咲だったが…。(後は映画を観て下さいね)



バナナ02

 重度の筋ジストロフィーのために人の助けなしでは生きられないにも関わらず、自ら大勢のボランティアを集めて長年にわたって自立生活を続けた札幌在住の鹿野靖明さんと、彼のもとに集ったボランティアたちとの交流を綴った渡辺一史の傑作ノンフィクションを「探偵はBARにいる」「恋は雨上がりのように」の大泉洋主演で実写映画化したヒューマン・コメディ。普通の障害者ならば遠慮してしまいそうなことでもずけずけと要求するワガママぶりで周囲を振り回しながらも、自由と夢のために必死に生きる主人公と、その傍若無人な態度に反発しながらも少しずつ障害者の自立の意味を学び成長していく新米ボランティアの交流をユーモラスなタッチで綴る。共演は高畑充希、三浦春馬。監督は「陽気なギャングが地球を回す」「ブタがいた教室」の前田哲。



バナナ04


たわごと03
命がけのわがまま…。
 今まで、何度、いわゆる「難病」をモチーフとした映画(主に邦画)を観てきただろうか?ワタシ的には、非常に不謹慎なのですが、この切り口&テーマは、一寸苦手…。TSUTAYADISCUSさんから送られてきて、今回もかぁ…、と思いながら、失礼ながら渋々とディスクを回しました。ハイ!スミマセンでした。ワタシが間違ってました。これ、凄く好きです、いや好きになりました。大泉洋さんと高畑充希さん、そして三浦春馬さん。ありがとうございました!この難しいテーマ、なおかつ「実話」を…、彼らだから何の違和感もなく鑑賞できました。演技と言うより「そのまま」のあなたたち…、俳優の個性(キャラ)をそのまま活かした見事な演出。特に主演の大泉洋さんに関してはさすがですね、言いたい放題で憎たらしい主人公を、彼らしく軽やかに演じてくれます。ただ、もちろん根底は「軽やか」でも「穏やか」ではなく、毎日が命との戦い、そして生きるために「命がけのわがまま」を言う。それに応えるボランティアもまた、命がけ…。心と心のぶつかり合いで可能性を見いだしていく。不幸にも障がいを持つ者、それを支える家族・ボランティア、そして社会。もちろんこの映画でも、それに対する答えは見出せませんが、生きるパワーを貰った気がします。これも映画のチカラですよね!



バナナ03


※カッパの勝手な採点は…、
みんなが、輝いてた!
七点半


映画的旅情
【其の二十六】


漁師のおかみさんたちが始めた市場
久礼 大正町市場
2019年 9月



久礼01

 私事ですが、7月にかねてから病気療養中の母が他界…、それに伴う様々な事柄も何とか終えることができ、悲しみにふける間もなく、ふと気づくともう秋…。悲しいと言うより忙しかった日々、そして仕事も?休めてない!そんなこんなの鬱憤を糧にで、先週の三連休の初日に、兼ねてから行きたかった、お隣高知県の小さな町の市場「久礼 大正町市場」に行ってきました。お隣と言っても、徳島市内からクルマで約3時間、結構な距離です。愛猫「ユキちゃん」が居るので、基本日帰りじゃなきゃ行けない我が家の事情からすると、何とかギリギリの距離ですが、美味しいタタキと港町の風情を求めて行ってきました〜!!



久礼04

スーちゃん主演の「土佐の一本釣り」の舞台
 賑やかであったかい、漁師のおかみさんたちが始めた市場高知県西部の中土佐町・久礼へは、「カツオ一本釣り」の漁法で知られる、昔ながらの漁師町です。そして、青柳裕介さんの「土佐の一本釣り」の舞台。1980年には、前田陽一監督が田中好子(スーちゃん)主演で映画化。漁船が停泊する入り江の周りに漁師たちの家が立ち並ぶ様は、ノスタルジックな風情があり、2011年には漁師町として初めて、国の「重要文化的景観」に指定されています。映画の舞台で、なおかつ「高知で鰹を食べるならここ!」とキャッチフレーズ。もちろん頂きました、超新鮮のカツオのたたき!



久礼02

高知で鰹を食べるならここ!
 公式ホームページのトップのキッチが、「高知で鰹を食べるならここ!」と、シンプルで超ストレート。アーケード(市場)の一角にある「田中鮮魚店」で購入し、店の前の食堂で料理していただき…即、「いただきます」。獲れたてピチピチの高知の鮮魚が、不味い訳がない、もちろん高知(主に市内)で食べたタタキとは一味違う。ただ、二人揃っての「貧食」…。折角のタタキも写真程度しか食べられない。これって恥ずかしながら全部で、たったの1500円…。わざわざ徳島から来て、この程度の食欲で申し訳ないです。それでも暖かく笑顔で接してくれた、「久礼大正町市場」の皆様に大感謝です。本当に美味しかったです!



久礼03

カツオ出汁のところてん?
 美味しい鮮魚を頂いた後は、あっさりと市場の名物の「ところてん」。一見普通の普通のところてんなのですが、これがなかなか個性的で美味しい。今まで食べたことのない不思議な「ところてん」。「ところてん」が、と言うより出汁が旨い!そう、もちろん出汁は鰹。そして、その場でオッチャンが、「かぼす」擦ってふりかける。食べると言うより飲み干す、なかなか粋なところてんを頂きました!



久礼05


人情あふれる漁師街に…
10点




カッパのみなソン
Selection vol.1168



そこは音だけが〈見える〉戦場
ハンターキラー 潜航せよ 
2018年 イギリス



ハンター02

 ロシア近海で米海軍原子力潜水艦が姿を消す。すぐさま“ハンターキラー”と呼ばれる攻撃型原子力潜水艦アーカンソーが捜索に向かう。艦を率いるのは現場たたき上げの異色艦長ジョー・グラス。やがてロシア国内でクーデターによりロシア大統領が監禁されたことが判明。米国大統領は、未曽有の危機を回避するため、ネイビーシールズの地上偵察部隊とアーカンソーの連携によるロシア大統領の救出を決断。しかしそれはアーカンソーにとっては、機雷原とソナー網が張り巡らされた絶対不可侵のロシア海域に潜航しなければならないというあまりにも過酷なミッションを意味していたのだが…。(後は映画を観て下さいね)



ハンター01

 「300スリーハンドレッド」「エンド・オブ・ホワイトハウス」等のジェラルド・バトラー主演で贈る潜水艦アクションです。ロシアでクーデターを企てた大臣によってロシア大統領が拉致され、第3次世界大戦勃発の危機に直面する中、ネイビー・シールズとともにロシア大統領を救出する前代未聞のミッションに挑む米軍潜水艦艦長の過酷な戦いの行方を描く。実際に米海軍原子力潜水艦の元艦長だったジョージ・ウォーレスと作家のドン・キースの共著によるベストセラーを映画化。共演は、ゲイリー・オールドマン、コモン、そして2017年6月に他界した「ミレニアム」シリーズのミカエル・ニクヴィスト。監督は南アフリカ出身の新鋭ドノヴァン・マーシュ。



ハンター05


たわごと03
潜水艦モノに、ハズレなし!
 結論からです、これお薦めです!と言うか、ワタシ的に凄く好きです。巷では、潜水艦映画に“はずれなし”と言われてますが、観るまでは、そんなのは昔の話、最近じゃ××でしょと思いや、「当たり」でした。私たち映画ファン世代の潜水艦モノの名作「レッド・オクトーバーを追え!」や「クリムゾン・タイド」が好きな人には、もちろんドンピシャなのですが、やっぱり往年の映画ファン必見の名作「眼下の敵」を彷彿せずにはいられないニクい演出。米国攻撃型原子力潜水艦アーカンソー艦長ジェラルド・バトラー、そしてロシア連邦原子力潜水艦コーニクの艦長ミカエル・ニクヴィストこの二人、まさにロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンスの再来…、もちろん、それ以外でも見所満載、少々出来すぎ的な所も多々ありますが、男のロマンを是非とも体感して下さいね!



ハンター03



※カッパの勝手な採点は…、
かと言って、それほどの超大作ではない…。
8点



カッパのみなソン
Selection vol.1167



#廃病院
十二人の死にたい子どもたち 
2018年日本



子どもたち00

 それぞれに事情を抱え、廃病院の一室に集まった12人の未成年たち。彼らの目的は集団安楽死をすること。ところが12人だけのはずのその部屋には、すでに死体となった13人目がいた。彼は何者で、なぜここにいるのか。そして一体誰が殺したのか。互いに議論を重ねる中で、次第にそれぞれの死にたい理由が明らかになっていくとともに、疑心暗鬼を募らせていく12人だったが…。(後は映画を観て下さいね)



子どもたち000

 人気作家・冲方丁の同名ベストセラーを「トリック」「SPEC」の堤幸彦監督が杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈ら人気若手俳優陣の豪華共演で映画化したミステリー・サスペンスです。安楽死を求めて廃病院に集まった10代の男女12人が、目の前に横たわる13人目の死体を発見して、謎と疑心暗鬼で混乱していくさまとその顛末を描き出します。



子どもたち02


たわごと03
十二人の美男美女たち
 それぞれが、様々な理由で死にたいと思っている12人のティーンエイジ…、ネットで招集された「廃病院」に続々到着。彼らの目的は集団安楽死。ところが、そこにはいるはずのない13人目がすでにベッドで眠りについていた…。このフレーズだけで凄く、興味深いと思いや、あれ、何なんだろ、この物足りなさ…?今を時めく若手俳優陣を起用した登場人物たちには、それなりに、それぞれの「死にたい理由」があり、まぁ、それも分からんでも無いのだけど、余りにも演技上手すぎて、逆に現実味にかける。物語が進むほどに謎に深みが無くなり、むしろ結末だけが一人歩き…。もちろん、名作「12人の怒れる男たち」へのオマージュなのでしょうが、さすがに厳しい…。ただ、最近の若手俳優さんたちは上手です、難しいワンシチュエーション会話劇を意図も簡単にやってのける演技力。頼もしいと言うよりも末恐ろしいと思う程のレベルの高さですよね!ただ、上手だけでは、「映画俳優」だ…、とも言えないのも現実でよね?



子どもたち03


※カッパの勝手な採点は…、
もう一工夫が、欲しかった…。
カッパ採点7点



カッパのみなソン
Selection vol.1166



もう一度つくれますか?いちど失くした家族。
かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発
2018年日本



かぞくいろ01

 夫の修平とその連れ子の駿也と東京で幸せな日々を送っていた晶。しかし夫が急死し、悲しみに暮れる駿也を抱え途方に暮れる。やがて晶は駿也を連れて鹿児島に一人で暮らす義父・節夫を訪ねる。鉄道の運転士として仕事一筋で、家族を顧みずに生きてきた節夫は、戸惑いつつも亡き息子の妻と孫を受け入れ、3人のぎこちない共同生活が始まる。そんな節夫との生活の中で、いつしか亡き修平の子どもの頃の夢であり、電車好きの駿也のためにもと、運転士を目指すと決意する晶だったが…。(後は映画を観て下さいね)



かぞくいろ02

 地域密着の地方鉄道をめぐって、繰り広げられる人々の心温まるハートフルな物語を描いた、RAILWAYSシリーズの第3弾です。鹿児島県と熊本県を結ぶ“肥薩おれんじ鉄道”を舞台に、愛する人を失った血のつながらない3人の家族の再出発を描く。主演は有村架純と國村隼、共演に桜庭ななみ、板尾創路、青木崇高。監督は「キトキト!」「旅立ちの島唄~十五の春~」の吉田康弘。



かぞくいろ04


たわごと03
地域密着型の成功例!
 全国の鉄道と家族の絆を題材にした「RAILWAYS」シリーズ第3弾です。今回は、鹿児島~熊本を結ぶ肥薩おれんじ鉄道を背景に、有村架純ちゃん演じる「女性運転士」のお話。もちろん彼女の奮闘記と共に家族が絆を形成していくさまを感動的に描いていきます。シリーズ第1作目は、島根が舞台の「RAILWAYS49歳で電車の運転士になった男の物語」。2作目は、富山が舞台の「RAILWAYS愛を伝えられない大人たちへ」…、そして今回は、鹿児島県阿久根市。映画の内容は兎も角、この作品、地域と鉄道を上手に活用した「地域密着型映画」として非常に良く出来ていると思います。今流行?のいわゆる、映画で「町おこし」して、ついでに「ロケ地巡り」してね…的な軽いノリじゃなく、鉄道と行政、そしして地元とが見事に一体化した地方じゃなきゃ出来ない映画に仕上がってます。もちろんタイトルが示す「RAILWAYS」は、様々な人生を描き出す素晴らしい素材であり、道標です。三部作と言わず?全国津々浦々の鉄道に纏わる愛の物語を描いて下さいね。



かぞくいろ03


※カッパの勝手な採点は…、
次回は、ぜひ四国ロケでお願いします!
七点半