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映画的旅情
【其の二十六】


漁師のおかみさんたちが始めた市場
久礼 大正町市場
2019年 9月



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 私事ですが、7月にかねてから病気療養中の母が他界…、それに伴う様々な事柄も何とか終えることができ、悲しみにふける間もなく、ふと気づくともう秋…。悲しいと言うより忙しかった日々、そして仕事も?休めてない!そんなこんなの鬱憤を糧にで、先週の三連休の初日に、兼ねてから行きたかった、お隣高知県の小さな町の市場「久礼 大正町市場」に行ってきました。お隣と言っても、徳島市内からクルマで約3時間、結構な距離です。わがままな愛猫「ユキちゃん」が居るので、基本日帰りじゃなきゃ行けない我が家の事情からすると、何とかギリギリの距離ですが、美味しいタタキと港町の風情を求めて行ってきました〜!!



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スーちゃん主演の「土佐の一本釣り」の舞台
 賑やかであったかい、漁師のおかみさんたちが始めた市場高知県西部の中土佐町・久礼は、「カツオ一本釣り」の漁法で知られる、昔ながらの風情溢れる漁師町です。そして、漫画家・青柳裕介さんの代表作「土佐の一本釣り」の舞台。1980年には、前田陽一監督が田中好子(スーちゃん)主演で映画化もされてます。漁船が停泊する入り江の周りに漁師たちの家が立ち並ぶ様は、ノスタルジックな風情があり、2011年には漁師町として初めて、国の「重要文化的景観」に指定されています。映画の舞台で、なおかつ「カツオ一本釣り」の町。もちろん頂きました、超新鮮のカツオのたたき!



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高知でカツオを食べるならここ!
 公式ホームページのトップのキャッチコピーが、「高知で鰹を食べるならここ!」と、シンプルかつストレート。小さなアーケード街(市場)の一角にある「田中鮮魚店」で購入し、店の前の食堂で料理していただき…即、「いただきます」。獲れたてピチピチの高知の鮮魚が、不味い訳がない、もちろん高知(主に市内)で食べたタタキとは一味違う。ただ、夫婦揃っての「貧食」…。折角のタタキも写真程度しか食べられない。(隣の老夫婦は凄かった) お会計も…、恥ずかしながら全部で、たったの1500円…。わざわざ徳島から来て、この程度の食欲で申し訳ないです。それでも暖かく笑顔で接してくれた、「久礼大正町市場」の皆様に大感謝。本当に美味しかったです!



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カツオ出汁のところてん?
 美味しい鮮魚を頂いた後は、あっさりと市場の名物の「ところてん」。一見普通の「ところてん」なのですが、これがなかなか個性的で美味しい。今まで食べたことのない不思議な「ところてん」。「ところてん」がと言うより出汁が旨い!そう、もちろん出汁は鰹。そして、その場でお店のオッチャンが、「かぼす」擦ってふりかける。食べると言うより飲み干す、なかなか粋な「ところてん」を頂きました!



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人情あふれる漁師街に…
10点



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カッパのみなソン
Selection vol.1168



そこは音だけが〈見える〉戦場
ハンターキラー 潜航せよ 
2018年日イギリス



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 ロシア近海で米海軍原子力潜水艦が姿を消す。すぐさま“ハンターキラー”と呼ばれる攻撃型原子力潜水艦アーカンソーが捜索に向かう。艦を率いるのは現場たたき上げの異色艦長ジョー・グラス。やがてロシア国内でクーデターによりロシア大統領が監禁されたことが判明。米国大統領は、未曽有の危機を回避するため、ネイビーシールズの地上偵察部隊とアーカンソーの連携によるロシア大統領の救出を決断。しかしそれはアーカンソーにとっては、機雷原とソナー網が張り巡らされた絶対不可侵のロシア海域に潜航しなければならないというあまりにも過酷なミッションを意味していたのだが…。(後は映画を観て下さいね)



ハンター01

 「300スリーハンドレッド」「エンド・オブ・ホワイトハウス」等のジェラルド・バトラー主演で贈る潜水艦アクションです。ロシアでクーデターを企てた大臣によってロシア大統領が拉致され、第3次世界大戦勃発の危機に直面する中、ネイビー・シールズとともにロシア大統領を救出する前代未聞のミッションに挑む米軍潜水艦艦長の過酷な戦いの行方を描く。実際に米海軍原子力潜水艦の元艦長だったジョージ・ウォーレスと作家のドン・キースの共著によるベストセラーを映画化。共演は、ゲイリー・オールドマン、コモン、そして2017年6月に他界した「ミレニアム」シリーズのミカエル・ニクヴィスト。監督は南アフリカ出身の新鋭ドノヴァン・マーシュ。



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たわごと03
潜水艦モノに、ハズレなし!
 結論からです、これお薦めです!と言うか、ワタシ的に凄く好きです。巷では、潜水艦映画に“はずれなし”と言われてますが、観るまでは、そんなのは昔の話、最近じゃ××でしょと思いや、「当たり」でした。私たち映画ファン世代の潜水艦モノの名作「レッド・オクトーバーを追え!」や「クリムゾン・タイド」が好きな人には、もちろんドンピシャなのですが、やっぱり往年の映画ファン必見の名作「眼下の敵」を彷彿せずにはいられないニクい演出。米国攻撃型原子力潜水艦アーカンソー艦長ジェラルド・バトラー、そしてロシア連邦原子力潜水艦コーニクの艦長ミカエル・ニクヴィストこの二人、まさにロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンスの再来…、もちろん、それ以外でも見所満載、少々出来すぎ的な所も多々ありますが、男のロマンを是非とも体感して下さいね!



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※カッパの勝手な採点は…、
かと言って、それほどの超大作ではない…。
8点



カッパのみなソン
Selection vol.1167



#廃病院
十二人の死にたい子どもたち 
2018年日本



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 それぞれに事情を抱え、廃病院の一室に集まった12人の未成年たち。彼らの目的は集団安楽死をすること。ところが12人だけのはずのその部屋には、すでに死体となった13人目がいた。彼は何者で、なぜここにいるのか。そして一体誰が殺したのか。互いに議論を重ねる中で、次第にそれぞれの死にたい理由が明らかになっていくとともに、疑心暗鬼を募らせていく12人だったが…。(後は映画を観て下さいね)



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 人気作家・冲方丁の同名ベストセラーを「トリック」「SPEC」の堤幸彦監督が杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈ら人気若手俳優陣の豪華共演で映画化したミステリー・サスペンスです。安楽死を求めて廃病院に集まった10代の男女12人が、目の前に横たわる13人目の死体を発見して、謎と疑心暗鬼で混乱していくさまとその顛末を描き出します。



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たわごと03
十二人の美男美女たち
 それぞれが、様々な理由で死にたいと思っている12人のティーンエイジ…、ネットで招集された「廃病院」に続々到着。彼らの目的は集団安楽死。ところが、そこにはいるはずのない13人目がすでにベッドで眠りについていた…。このフレーズだけで凄く、興味深いと思いや、あれ、何なんだろ、この物足りなさ…?今を時めく若手俳優陣を起用した登場人物たちには、それなりに、それぞれの「死にたい理由」があり、まぁ、それも分からんでも無いのだけど、余りにも演技上手すぎて、逆に現実味にかける。物語が進むほどに謎に深みが無くなり、むしろ結末だけが一人歩き…。もちろん、名作「12人の怒れる男たち」へのオマージュなのでしょうが、さすがに厳しい…。ただ、最近の若手俳優さんたちは上手です、難しいワンシチュエーション会話劇を意図も簡単にやってのける演技力。頼もしいと言うよりも末恐ろしいと思う程のレベルの高さですよね!ただ、上手だけでは、「映画俳優」だ…、とも言えないのも現実でよね?



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※カッパの勝手な採点は…、
もう一工夫が、欲しかった…。
カッパ採点7点



カッパのみなソン
Selection vol.1166



もう一度つくれますか?いちど失くした家族。
かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発 
2018年日本



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 夫の修平とその連れ子の駿也と東京で幸せな日々を送っていた晶。しかし夫が急死し、悲しみに暮れる駿也を抱え途方に暮れる。やがて晶は駿也を連れて鹿児島に一人で暮らす義父・節夫を訪ねる。鉄道の運転士として仕事一筋で、家族を顧みずに生きてきた節夫は、戸惑いつつも亡き息子の妻と孫を受け入れ、3人のぎこちない共同生活が始まる。そんな節夫との生活の中で、いつしか亡き修平の子どもの頃の夢であり、電車好きの駿也のためにもと、運転士を目指すと決意する晶だったが…。(後は映画を観て下さいね)



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 地域密着の地方鉄道をめぐって、繰り広げられる人々の心温まるハートフルな物語を描いた、RAILWAYSシリーズの第3弾です。鹿児島県と熊本県を結ぶ“肥薩おれんじ鉄道”を舞台に、愛する人を失った血のつながらない3人の家族の再出発を描く。主演は有村架純と國村隼、共演に桜庭ななみ、板尾創路、青木崇高。監督は「キトキト!」「旅立ちの島唄~十五の春~」の吉田康弘。



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たわごと03
地域密着型の成功例!
 全国の鉄道と家族の絆を題材にした「RAILWAYS」シリーズ第3弾です。今回は、鹿児島~熊本を結ぶ肥薩おれんじ鉄道を背景に、有村架純ちゃん演じる「女性運転士」のお話。もちろん彼女の奮闘記と共に家族が絆を形成していくさまを感動的に描いていきます。シリーズ第1作目は、島根が舞台の「RAILWAYS49歳で電車の運転士になった男の物語」。2作目は、富山が舞台の「RAILWAYS愛を伝えられない大人たちへ」…、そして今回は、鹿児島県阿久根市。映画の内容は兎も角、この作品、地域と鉄道を上手に活用した「地域密着型映画」として非常に良く出来ていると思います。今流行?のいわゆる、映画で「町おこし」して、ついでに「ロケ地巡り」してね…的な軽いノリじゃなく、鉄道と行政、そしして地元とが見事に一体化した地方じゃなきゃ出来ない映画に仕上がってます。もちろんタイトルが示す「RAILWAYS」は、様々な人生を描き出す素晴らしい素材であり、道標です。三部作と言わず?全国津々浦々の鉄道に纏わる愛の物語を描いて下さいね。



かぞくいろ03


※カッパの勝手な採点は…、
次回は、ぜひ四国ロケでお願いします!
七点半