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カッパのみなソン
Selection vol.1165



妻たちの落とし前
ロスト・マネー 偽りの報酬 
2018年イギリス・アメリカ 〈日本未公開〉



マネー01
 
 数々の完璧な計画を実行し、贅沢な生活を手に入れた窃盗団の首領ハリー。ある日、彼はシカゴの犯罪組織のトップで市議会議員候補のジャマールから200万ドルを強奪。だが、逃走中にSWATの集中砲火を浴び、3人の仲間と共に命を落としてしまうのだった。未亡人となったハリーの妻、ヴェロニカは1ヵ月以内に夫が奪った金を返せとジャマールから脅される。そんな中、彼女はハリーが遺したノートから、彼が計画していた500万ドルの強奪計画を知る。彼女は命を守るため、同じく未亡人であるハリーの仲間の妻たちに計画を持ちかけ、決死の強盗作戦に挑んでいくが…。(後は映画を観て下さいね)



マネー002

 犯罪者の夫を亡くした女性たちが、犯罪チームを結成し運命に立ち向かうクライムサスペンスです。スティーヴ・マックィーン監督が『ゴーン・ガール』などの原作者のギリアン・フリンと共に脚本を手掛け、イギリスで放送されたテレビシリーズを映画化した。主演は『フェンス』などのヴィオラ・デイヴィス、チームのメンバー役にミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキ、シンシア・エリヴォが集結。さらにコリン・ファレル、リーアム・ニーソンらが脇を固める。



マネー03


たわごと03
日本未公開は、もったいない!
 「それでも夜は明ける」でアカデミー賞監督賞を受賞したスティーブ・マックィーン監督作品です。主演の未亡人達は、もちろん、リーアム・ニーソン、コリン・ファースに、何と大御所ロバート・デュバルまで!なんとも豪華な配役です。なのに日本未公開?理由は分かりませんが、公開が突然中止…。何故か不幸な作品となってしまったこの作品。ワタシ的には結構イケてます。何よりも、脚本が斬新。この手の映画(クライムサスペンス)は、どれもよく似通った、何処かで観たような作品が多いのですが、この切り口は、ワタシ的には初めてです。ただ、何故か説明不足?あまりに描きすぎるのもどうかなぁ…と思いますが、この作品に関しては、もう少し、一つひとつを説明してくれた方が有り難いです。特に序盤が、分かりにくい。登場人物を把握出来ない苛立ち…。物語が多面的に仕込まれているので仕方ないのでしょうが、もう少し「なるほど感」が欲しかった…!ワタシ思うのですが、これ日本映画としてリメイクすると結構おもしろい素材のような気がします。テーマが日本人的?だし、製作費も「そこそこ」で大丈夫そう?映画カッパの勝手な妄想です。



マネー04


※カッパの勝手な採点は…、
原題は、「WIDOWS 未亡人たち」。
七点半



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2019.08.24 HOUSE ハウス
いつかみた映画
【其の百五五】



大林劇場版映画、第一作!
HOUSE ハウス 
1977年 日本



ハウス01

 中学生のオシャレは、今日も仲間のファンタ、ガリ、クンフー、マック、スウィート、メロディーたちと間近になった夏休みのことをワイワイ話している現代っ子。オシャレが学校から帰ると、イタリアから父が帰国していた。父は彼女に、自分の再婚の相手だと言って涼子を紹介する。新しい母など考えてもいないオシャレにとっては、これはショックだった。自分の部屋にもどって、ふと思い出したオバチャマのところに手紙を出し、夏休みに仲間と行くことにする…。(後は映画を観て下さいね)



ハウス02

 CF界の鬼才・大林宣彦が初めて手がける劇場用映画で、7人の少女と奇妙な羽臼屋敷を中心に幻想的ななかにスラプスティックな面とブラックユーモアを織りまぜて描くオカルト映画です。脚本は「ホテル強制わいせつ事件 犯して!」の桂千穂、監督は大林宣彦、撮影は阪本善尚がそれぞれ担当。



ハウス03


たわごと03
嫌よ嫌よも好きのうち…。
 WOWOWさん、ありがとう!先日のノンフィクションW「大林宣彦&恭子の成城物語 ~夫婦で歩んだ60年の映画作り~」のオンエアーに伴い、大林映画(劇場版)の記念すべき第1作、「HOUSEハウス」等々がオンエアーされました。久しぶりにと言うか、初上映から初の再鑑賞です。(自分でもビックリ)今でも鮮明に覚えてますよ、高校1年の夏休みに地元・徳島東宝で観させて頂きました。そして激怒し、当時の映画日記(ロードショーの付録)に、「こんなの映画じゃない、邦画をバカにするな!」と記載したことも今でも鮮明に憶えてます。まぁ、当時のくそ真面目な?? 映画少年としては、やっぱり無理でしょうね。映画的手法だけではなく、映画会社として戦略?? 映画を売ると言うより、「大林宣彦」を売る広報戦略も、無垢な少年(今はオッサンです)には、好きになれなかったのでしょうね?? (現仕事と超矛盾してます) そんな矛盾だらけのこの記念すべき作品…。やっぱり凄いです、自らを映像の魔術師と語り、愛娘が発案した奇抜はアイデアと乱雑でかつ繊細な演出と編集。時代と共に色あせるのではなく、寧ろ新しさを感じる…、不思議な作品です。不思議と言えば、創刊100年を迎えた映画雑誌「キネマ旬報」企画した年代別のベスト・テン「1970年代日本映画ベスト・テン」では、堂々の5位(当時は枠外の第21位)!時代が映画に追いついてきた…、大林映画の凄さを痛感させられました。



ハウス04


※カッパの勝手な採点は…、
語りきれない、想いで溢れてます。
8点





2019.08.14 サスペリア
カッパのみなソン
Selection vol.1164



決してひとりでは見ないでください。
サスペリア 2018年イタリア・アメリカ



サスペリア01

 1977年、ベルリン。世界的舞踊団“マルコス・ダンス・カンパニー”のオーディションを受けるためにアメリカからやって来たスージーは、カリスマ振付師マダム・ブランの目に留まり、晴れて入団を許される。折しも舞踊団では主力ダンサーのパトリシアが謎の失踪を遂げる事件が起きていて、彼女のカウンセリングに当たっていた心理療法士のクレンペラー博士がその行方を追って独自の調査を進めていた。そんな中、マダム・ブランに才能を見出されたスージーは、目前に迫った次回公演の大役に大抜擢されるのだったが…。(後は映画を観て下さいね)



サスペリア02

 ダリオ・アルジェント監督による1977年の名作ホラーを「ミラノ、愛に生きる」「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督がリメイク。アメリカの若手ダンサーが入団したベルリンの舞踊団を舞台に、ダンサーの失踪をはじめ次々と不可解な出来事が起こる中、舞踊団に隠された恐ろしい秘密が徐々に明らかになっていくさまをアーティスティックな筆致で描き出す。主演は「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のダコタ・ジョンソン。共演にティルダ・スウィントン、ミア・ゴス、ジェシカ・ハーパー、クロエ・グレース・モレッツ。またカリスマ振付師役のティルダ・スウィントンは“ルッツ・エバースドルフ”という俳優名で男性心理療法士クレンペラー博士も演じて話題に…。



サスペリア03


たわごと03
これは、なかなか、手強いぞ…??
 「決してひとりでは見ないでください。」…映画の内容は兎も角、この宣伝用のキッチコピーは、今でも鮮明に覚えてます。そう、1977年の名作「サスペリア」のリメイクと言うか、リブート??と言うか、はてさて?全くの別物と言った方がいいこの作品は、実に凄いです。と言っても何が凄いのか、非常に説明しにくい。怖いと言えば怖い、キモいと言えばキモいし不気味、かといってゲテモノではなく、社会性かつ芸術性に溢れている。そして何よりも映画としての空気感が素晴らしい。正直、理解不能のシーンも多々在り、しっかりと物語を楽しむべきモノではない。それでもグイグイと見入ってしまう映像のチカラ。暑い夏の夜に、2時間越え(尺)の恐怖を是非とも体感してみて下さい!!



サスペリア04


※カッパの勝手な採点は…、
タランティーノが、大好きらしい!
七点半





2019.08.04 天気の子
カッパのみなソン
Selection vol.1163



僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語
天気の子 2019年日本



天気01

 天候が不順で雨が降り続く夏の東京。離島の実家を家出した高校生の森嶋帆高は、なかなかバイト先を見つけられず、東京の厳しさに打ちのめされかけていた。そんなとき、小さな編集プロダクションを経営する須賀圭介に拾われ、住み込みで働くことに。さっそく事務所で働く女子大生の夏美とともに、怪しげなオカルト雑誌のための取材を任された帆高。やがて彼は、弟とふたりで暮らす明るい少女、天野陽菜と出会う。彼女にはある不思議な能力があった。なんと彼女は、祈るだけで雨空を青空に変えることができるのだったが…。(後は映画を観て下さいね)



天気02

 大ヒット・アニメ「君の名は。」の新海誠監督が再び川村元気プロデューサーとタッグを組んで贈るファンタジー長編アニメーションです。天候の調和が狂っていく時代を舞台に、不思議な能力を持つ少女と出会った家出少年が運命に翻弄されながら繰り広げる愛と冒険の物語を描きます。声の出演は主人公の少年少女に醍醐虎汰朗、森七菜。小栗旬、本田翼、倍賞千恵子、平泉成ら豪華キャストが脇を固てます。



天気03


たわごと03
これが、新海誠だぁ !?
 この前アップした「太陽の王子ホルスの大冒険」は、1968年…。さすがに半世紀以上経つとアニメの技術も技法も進化しましたね。どちらかと言えば手造り感満載の新海アニメだったのですが、大ヒットした前作「君の名は。」から驚くほどパワーアップしましたよね、特に今回は、250億円越えを達成した超ヒット作の次作なので、日本アニメ界のエキスパートたちが最高の表現力で各部の製作に携わったはず?実はワタシ的に凄く気になったのは、エンドロール見つけた、「山本二三」というクレジット。劇中の描かれた空には、「二三雲」とも呼ばれる、ボリューム感のある雲…、さすがの新海君も大先輩の山本二三先生に頼ったのかなぁ…と思うと、何となく嬉しくなってきました。ところで、話は変わりますが、肝心のこの最新作の出来映えは…、と言うと巷ではかなり賛否両論ですよね。まぁ、そうでしょ、あのラストと言うか結論で有りはじまり…。ただ、ワタシ的には「君の名は。」より、こっちが好き!この何となく、程よい居心地の悪さ(こんな表現でゴメン)が、新海さん?彼らしい…。多才なスタッフ、巨額の製作費、興行的プッシャー…等々 そんなこんな状況でも彼らしい作品を見ることが出来ました。彼が描く、こっち側の世界に何故かホッとしました。



天気05


※カッパの勝手な採点は…、
雨の描写は、彼の真骨頂!
七点半