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2019.06.27 散り椿
カッパのみなソン
Selection vol.1158



ただ、愛のために…
散 り 椿 2018年日本



椿02

 享保15年。かつて故郷の扇野藩で平山道場・四天王の一人と謳われた剣豪・瓜生新兵衛は、藩の不正を糺そうとして失敗し、放逐された過去を持つ。そんな浪人となった新兵衛に連れ添い続けた妻・篠が病に倒れてしまう。篠は新兵衛に対して“采女様を助けてほしい”と最期の願いを託す。采女は新兵衛にとってのかつての親友にして恋敵であり、不正事件をめぐる因縁の相手でもあった。篠の願いを受け、扇野藩へと戻ってきた新兵衛は、不正事件の真相を突き止めるべく奔走するのだったが…。(後は映画を観て下さいね)



椿01

 日本を代表する名キャメラマン木村大作が「劔岳点の記」「春を背負って」に続いて3度目の監督を務め、直木賞作家・葉室麟の同名小説を映画化した本格時代劇。藩の不正を訴えたばかりに、逆に藩を追われた主人公が、亡くなった妻から託された最期の願いを胸に、再び過去の因縁に愚直に立ち向かっていく凛とした姿を、激しい殺陣を織り交ぜつつ美しい映像で描き出す。主演は「海賊とよばれた男」「関ヶ原」の岡田准一。共演に西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子、奥田瑛二。



椿04


たわごと03
映像にも行間がある…?
 日本映画の名カメラマン木村大作…。さすがですね、彼が創り出す「絵」だけで十分に見応えがあります。ひとつひとつのカットの隅々にまで目配りが利いている繊細さかつ大胆さ、そして沈黙、または静寂…、映し出された映像には「行間」があり、それだけで映画として成り立っています。そんな彼が、監督(3作目)として手掛けたのは、見応えのある時代劇でした。直木賞作家・葉室麟の同名小説を映画化し、主演には、アクション等には、一寸うるさい?岡田准一さん。そして共演に西島秀俊さん。ノリに乗ってる旬の2人を木村ワールドに引きずり込み、映画としての面白さを存分に魅せてくれます。ただ、木村監督からすれば、そんな人気者も映画としての手段、絵としての一部であり、風景…。段端と進む物語、多くを語らない必要不可欠な会話、等々…。よけいな味付けは無いのですが、上質の和食を頂く感覚で、ぜひご覧ください。



椿05


※カッパの勝手な採点は…、
日本って、なんて美しいんだ。
七点半



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2019.06.16 億男
カッパのみなソン
Selection vol.1157



お金とは何か? 幸せはどこか?
億 男 2018年日本



億01

 失踪した兄がつくった3000万円の借金返済に追われ、妻子にも逃げられてしまった図書館司書の一男は、幸運にも宝くじが当たって3億円の大金を手にする。しかし、ネットの記事で高額当選者たちの悲惨な末路を目の当たりにして恐ろしくなり、大学時代の親友で今は起業して億万長者の九十九に相談することに…。ところが、九十九と一緒に豪遊した翌朝、一男が目を覚ますと、九十九は3億円とともに消えていた。途方に暮れた一男は、九十九の手がかりを求めて“億男”と呼ばれる億万長者たちを訪ね歩くのだったが…。(後は映画を観て下さいね)



億02

 川村元気の同名ベストセラーを「るろうに剣心」「3月のライオン」の大友啓史監督が、主演に佐藤健と高橋一生を迎えて映画化したエンタテインメント・ドラマ。親友に宝くじで当てた3億円を持ち逃げされた男が繰り広げるお金を巡る大冒険を、ユニークなキャラクター満載に描く。共演は黒木華、池田エライザ、沢尻エリカ、北村一輝、藤原竜也。



億03


たわごと03
お金ってなんだろう…?
 一男(佐藤健)は、何も考えずに保証人になり、3000万円の借金…、妻と娘があるが別居中で、借金を返済して再び家族が一緒に暮らせる日を夢見ている。有ることがキッカケで、宝くじで3億円が当たり、突然「億男」となる…。なるほど、非常に興味深く、シンプルな切り口なのですが、この想像以上に奥が深い、と言うか欲が深い。3億円で突然金持ちになった話ではなく、小栗旬さんの某カード会社のCMじゃないれけども、「お金について問いかける」物語が展開されます。「お金のチカラ」、大金を手にした途端、その人の人生が一変してしまうことがあるから?? と理解しながら観ても、それでも宝くじに当たりたい、自分がそこにいる。そんな矛盾を感じる映画なのです?? もちろん、人それぞれの「答え」があるのだと思います!



億04


※カッパの勝手な採点は…、
高橋一生さんの「芝浜」サイコー!
カッパ採点7点




カッパのみなソン
Selection vol.1156



王(キング)の覚醒。
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 
2019年アメリカ



ゴジラ01

 ゴジラが巨大生物ムートーと死闘を繰り広げ、サンフランシスコに壊滅的な被害をもたらしてから5年。その戦いに巻き込まれ、夫マークと破局を迎えた科学者のエマは、特務機関モナークで怪獣とコミュニケーションがとれる装置の開発に当たっていた。そんなある日、エマと娘のマディソンが、装置を狙う環境テロリストのジョナ一味によってさらわれてしまう。事態を重く見たモナークの芹沢博士とグレアム博士は、マークにも協力を仰ぎ、ジョナたちの行方を追うのだったが…。(後は映画を観て下さいね)



ゴジラ02

 2014年にハリウッドで製作され、世界的に大ヒットした「GODZILLAゴジラ」の続編にして、同一世界観で描かれた2017年の「キングコング:髑髏島の巨神」に続く“モンスター・バース”シリーズの第3弾。前作「GODZILLAゴジラ」から5年後を舞台に、世界各地で伝説の怪獣たちが次々と復活し、地球壊滅の危機が迫る中、再び目を覚ましたゴジラと人類の運命を壮大なスケールで描き出します。本作ではゴジラに加え、日本版オリジナルシリーズでおなじみのキングギドラ、モスラ、ラドンら人気怪獣も登場し、迫力の究極バトルを繰り広げる。出演はカイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、渡辺謙、チャン・ツィイー。監督は「クランプス魔物の儀式」のマイケル・ドハティ。



ゴジラ06


たわごと03
怪獣王ゴジラ、観させて頂きました!
 昨夜、イオンシネマで観てきました、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」!本当は封切り直後の一番スクリーンで観たかったのですが、何せ、映画に関しては、真面目なワタシ(前にクソが付きますが…)、前作の「GODZILLAゴジラ」、そして関連作の「キングコング髑髏島の巨神」をしっかりと見直しても、万全の体制で鑑賞…。いや〜、凄いの観させて頂きました、ごちそうさまでした。これぁ、噂以上に凄いです、映画として良い悪い…、そんなの関係ないです。兎も角、ゴジラ…、と言うか「ゴジラ愛」なんです。地球空洞説を根底としたシリーズ概念。もちろんツッコミ所は多々在ります、それでも、それを想像以上に上回るモンスターバトルと元祖ジャパニーズ・ゴジラを敬愛する、「泣かせる」キーワードがてんこ盛り!是非是非、劇場で体感して下さい!


ゴジラ04

最後まで、ゴジラ愛が…。
 本編はもちろんなのですが、エンディングも超ゴジラ愛。「ゴジラシリーズ」には欠かせない、伊福部昭さんの“あのテーマ曲”を見事にアレンジ、そしてなんと古関裕而の作曲による名曲「モスラの歌」までが…。エンドロールには、「ゴジラ対へドラ」の監督で、本作の製作総指揮を務めた坂野義光さんはもちろん、初代ゴジラほか昭和シリーズでゴジラのスーツアクターを務めた中島春雄さんが…。(どちらも2017年に亡くなられました)このゴジラ愛溢れる「ゴジラ」は、伊福部昭さんの名曲で贈るエンドロールと、ふたりへの献辞とともに幕を閉じます。マイケル・ドハティ監督、ありがとうございました。きっと、この想いは、日本のゴジラファンだけではなく、ゴジラを愛する世界の方々へ伝わったと思います…。ゴジラファン必見のこの最新作、やっぱり漆黒で戦いが多いです、出来る事なら大きなスクリーンでご覧くださいね!?



ゴジラ05


※カッパの勝手な採点は…、
次は、好敵手コングを迎え撃て!
8点



カッパのみなソン
Selection vol.1155



戦わなければならない奴がいる。
クリード 炎の宿敵 2019年アメリカ



クリード00

 ロッキーの指導の下、ついに世界チャンピオンのベルトを勝ち取ったアドニス。恋人ビアンカとの結婚も決まり、まさに幸せの絶頂。そんなアドニスに、過酷な環境から勝ち上がってきた男ヴィクターが挑戦状を叩きつけてきた。彼の父は、アドニスの父アポロの命を奪った、あのイワン・ドラゴだった。父の復讐に燃えるアドニスだったが、ロッキーは対戦に否定的で、相手の挑発は無視しろと忠告する。それでも自らの衝動を抑えきれないアドニスは、ついにこの挑戦を受けて立つのだったが…。(後は映画を観て下さいね)



クリード02

 シルヴェスター・スタローン主演の大ヒット・ボクシング映画「ロッキー」シリーズでロッキーの最大のライバルにして大親友となったボクサー、アポロ・クリードの忘れ形見アドニス・クリードを主人公にした「クリードチャンプを継ぐ男」の続編です。「ロッキー4炎の友情」でのアポロとイワン・ドラゴの死闘を下敷きに、チャンピオンとなり全てを手に入れたアドニスと、どん底から這い上がってきたドラゴの息子ヴィクターによる因縁の対決をエモーショナルに描き出します。主演は引き続きマイケル・B・ジョーダンとシルヴェスター・スタローン、共演にテッサ・トンプソン、ウッド・ハリス、ドルフ・ラングレン。監督は長編デビューとなる前作「The Land」が高い評価を受けた新鋭スティーヴン・ケイプル・Jr。



クリード04


たわごと03
えっ、あれから43年…。
 そう、高校1年青春真っ只中、クラスのバカな(ワタシも含む)男たちはみんながロッキーだった…。そして時は流れ、あれから43年。シルヴェスター・スタローンも年取ったなぁ、と思いながらも、観ているワタシが、もっとヤバいです。まぁ、それはさておき、今回は、アメリカ vs ソ連を描いた、異色作「ロッキー4炎の友情」の正式な続編です。ソ連の格闘マシーン、イワン・ドラゴが、30数年ぶりに帰ってきます。自身が果たせなかった、ボクシング世界チャンピオンの夢を息子に託し、因縁ありまくりの“二世対決”が実現します。その二世対決なのですが、どうもワタシ的には、アポロの息子の主人公アドニス・クリードに感情移入が出来なく、むしろ敵側、ドラゴ親子ヨリで観てしまいました。描かれてない彼ら親子の物語…、きっとそれは、クリード以上に過酷な人生であったはず、見えない部分を見事に魅せてくれます。そしてワタシのお気に入りは、試合の後の無言のランニングシーン…、いや〜、シンプルですが、凄く深いです。さすがは、浪花節スタローン、なかなかやりますよ、是非ともあの頃を懐かしみながら鑑賞して下さいね!



クリード03



※カッパの勝手な採点は…、
シリーズと言うより、人生だ!
七点半