2017.04.10 怒り
カッパのみなソン
Selection vol.969



あなたは殺人犯ですか?
怒 り 2016年 日本



怒り02

 八王子で残忍な夫婦殺人事件が起こるが、犯人の行方は杳として知れず、整形して日本のどこかで一般の市民に紛れて逃亡生活を送っていると見られていた。事件から1年後、千葉・東京・沖縄に素性の知れない3人の青年が現われる。歌舞伎町の風俗店で働いているところを発見され、千葉の漁港で働く父・洋平に連れ戻された愛子。漁港にふらりと現われ働き始めた青年・田代と恋に落ちるが…。東京の大手通信会社に勤めるゲイの優馬は、クラブで出会った直人を気に入り家に連れ帰るが…。母に連れられ、東京から沖縄の離島に引っ越してきた高校生の泉は、無人島に1人で住みついている謎めいたバックパッカー田中に心惹かれていく…。(後は映画を観てください)



怒り01

実力派俳優陣の豪華共演!
 「悪人」の李相日監督が再び吉田修一の小説を原作に、実力派俳優陣の豪華共演で贈るヒューマン・ミステリー・サスペンス。残忍な殺人事件が発生し、犯人が逃亡して1年後、千葉・東京・沖縄に現われた前歴不詳の若い男3人が、やがてその土地で新たな愛を育んでいく中、真犯人を巡る謎と犯人ではとの疑念が思わぬ波紋を周囲に広げることで生じるそれぞれの葛藤のドラマを描き出します。出演は渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡。



怒り05


たわごと03
このモヤモヤ感が、たまりません?
 “怒“の血文字が残された殺人事件と逃亡を続ける犯人像を軸に、東京、沖縄、千葉を舞台とした3つのストーリーで繋ぎます。何なんだろう、この心の圧迫感。覚悟してたつもりなのですが、日本を代表する実力派の演技で表現される痛み、そして“怒“は、悲しいし、辛いし、途轍もなく苦しい。そしてキツネ目の素性不明の3人の男の誰が真犯人なのか…。3人を同一人物と考え、時間軸を整理整頓したら良いのだろうか…? いやいや、そんな安物の推理ではなく、人間の本質を見極めるべきテーマであり、創り手からのメッセージなのだろう。まさに心の“怒“が連鎖する心の痛い名作です。



怒り03


※カッパの勝手な採点は…、
日本映画の底力を観させて頂きました!

8点半




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