2017.03.31 LEADERS II
ドラマのツボ
 part.95



日本車の未来は「俺たち」が創る。
LEADERS II 2017年春 TBS



リーダース01

 1934年、10年前の関東大震災によって物資輸送網が断絶された苦い経験から日本の自動車需要は急速に加熱していた。欧州勢に加えて、アメリカのフォード、GMの本格参入によって日本の市場はまさに外国車販売の戦国時代へ突入していた。愛知にあるゼネラルモーターズ(GM)車販売店「日の出モータース」の支配人・山崎亘はアメリカ流の販売方針を押し付けられることに抵抗し、事あるごとに改善を訴えてきた。だが、大阪に拠点を置く「日本ゼネラルモータース」は、一販売店の意見に耳を傾けることはなかった。そんなある日、大阪からの帰りに山崎は、鈴鹿峠の山道で立ち往生しているシボレーを背広のまま修理する男・愛知佐一郎に出会う…。(後はドラマを観てください)



リーダース02

 2014年3月に放送した「LEADERS」は、第2次世界大戦前後、日本の未来のために、仲間を信じ、もの作りに人生を賭けた人間たちの生き様を史実に基づいたオリジナルドラマとしてお送りしましたが、今回の「LEADERSⅡ」は、ストーリーの主軸を国産自動車開発の世界から販売の世界へと展開。国産自動車の開発に邁進する愛知佐一郎と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語。自動車販売店「日の出モータース」支配人の山崎亘と佐一郎との交流を軸に、“自動車の品質”向上に徹底的にこだわった製造チームと、“販売の品質”向上を目指した販売チームたちが、時に反目しながらも、「国産自動車を世界中に走らせる」という同じ夢のために、「アイチ自動車」を一つにまとめ上げ支えるようになっていく、その男たちの苦闘と情熱を描くドラマです。



01.jpg


たわごと03
お客様、ファースト。
 トヨタ自動車創業者の豊田喜一郎をモデルにしたドラマの第2弾です。2014年3月に2夜連続で放送された前作は、国産自動車開発の舞台裏を追ったものでしたが、今回のパート2では、ほぼ同時期を販売店視線が構成したもう一つの物語です。前作同様上海で大がかりなセットを組み、骨太のドラマに仕上げているこのパート2。ワタシ的にも前作よりも、こちら視線が好きです。仕事的に、この視線の方が身近でリアル。いつもお世話になっているディーラーさんの真髄が、わかった気がします。



リーダース04


※カッパの勝手な採点は…、
モノづくりは、ヒトづくり!
カッパ採点7点




スポンサーサイト
カッパのみなソン
Selection vol.965



ようこそ、史上最大のマネーゲームへ
闇金ウシジマくん Part3 
2016年 日本



ウシジマ00

 派遣の仕事で食いつなぐ真司はある日、街で撮影中のタレントのりなを見かけ、一生縁がなさそうな美人に社会の格差を実感。“誰でも稼げる”という塾を主宰するネット長者・天生翔の広告を目にして半信半疑でセミナーに出席した真司は、人生の一発逆転を狙って億単位のマネーゲームに巻き込まれていく。一方、サラリーマンの加茂は、妻がありながらキャバクラに通う日々。彼にとってのマネーゲームは、美人キャバ嬢・花蓮を落とすことだった…。(後は映画を観てください)



ウシジマ01

 10日で5割という法外な金利で金を貸す闇金、カウカウファイナンスの社長・丑嶋と、彼の元を訪れる債務者たちの姿をリアルに描いた人気コミック「闇金ウシジマくん」の劇場版第3作です。乃木坂46の白石麻衣やオリエンタルラジオの藤森慎吾らが、巨額の金を手に入れようとマネーゲームに挑み、堕ちていく人々を演時てます!!



ウシジマ02

そう、食うためなんです!
 このシリーズの魅力は、あるようで無い現実と、あるようで有る現実を映し出したリアル感。現代社会で、もがきながらも一生懸命生きているワタシ達。決して他人事とは言えない劇中の彼ら彼女達…。私だけは、僕だけは、違う言い聞かせながらも、明日は、我が身かもしれない危機感で観てしまうスリル。そうダメでバカな落ちていく人間を描きながらも、現代社会の心の襞を抉り出す。ウシジマくんの厳しくて、実は優しい眼差しから何かを感じる、社会派・アクション・人情・娯楽映画ですね?



ウシジマ03


※カッパの勝手な採点は…、
ファイナルも、観なくっちゃ!
カッパ採点7点





2017.03.28 真田十勇士
カッパのみなソン
Selection vol.964



不可能に、挑め。
真田十勇士 2016年 日本



真田01

 関ヶ原の戦いから14年。天下統一を目前にした徳川家康と、秀吉の側室・淀殿が秀頼を立てて復権を狙う豊臣家の対立がいよいよ深まっていた。そんな中、名将と謳われた真田幸村と抜け忍の猿飛佐助が運命的な出会いを果たす。ところがこの幸村、これまでの武功はたまたま勝ちに恵まれてきただけで、その本性はただの腰抜け男だった。すると佐助は“アンタを本物の英雄にしてあげる”と宣言、さっそく同じ抜け忍の霧隠才蔵を筆頭に、一癖も二癖もある男たちを集め、“真田十勇士”を誕生させる…。(後は映画を観てください)



真田02

 堤幸彦演出、中村勘九郎主演の同名舞台劇を同じ堤幸彦監督、中村勘九郎主演で映画化したエンタテインメント時代劇です。天下一の名将という真田幸村の伝説は、猿飛佐助によって仕組まれたものだったという大胆な発想のもと、一癖も二癖もある真田十勇士の活躍を描く。共演は松坂桃李、大島優子。



真田04


たわごと03
一生懸命…。でもスベったかなぁ?
 ご存知、真田幸村は天下の名将としてその名を世に轟かせていましたが、実際の幸村は奇跡的に運に恵まれ続けただけの腰抜け男で自分の虚像と実像の差に悩んでいました…。非常に興味深い「切り口」、そして舞台化ら映画へとシフトする大胆な試み。でも、でも、最初の冒頭のアニメ?過去にアニメ化されたらしいのですが、この大切な「はじまり」を軽いアニメでやってしまうのは、如何なるものでしょうか。そんな疑問符を抱えながら本編へと…。まぁ、良くも悪くも、舞台っぽさの残る演出で、何となく不思議な感覚。監督の想いも役者さんたちの一生懸命も伝わってきましたが、やはり映画として雑。戦のシーンは迫力満点なのですが、適度なおふざけ感が、どうも好きになれない、そして、十勇士と幸村の絆に感情移入がで非常に残念!?



真田03


※カッパの勝手な採点は…、
もっと、ハチャメチャだと思ってました!?

六半




2017.03.26 シン・ゴジラ
カッパのみなソン
Selection vol.963



現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)。
シン・ゴジラ vol.2
2016年 日本



シン01

 東京湾・羽田沖。突如、東京湾アクアトンネルが崩落する重大事故が発生する。すぐさま総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ地震や火山などの原因が議論される中、内閣官房副長官・矢口蘭堂は未知の巨大生物の可能性を指摘し上官にたしなめられてしまう。しかしその直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし政府関係者を愕然とさせる。のちに「ゴジラ」と名付けられるその巨大不明生物は鎌倉に上陸し逃げまどう人々などお構いなしに街を蹂躙していく。やがて政府は緊急対策本部を設置するが、対応は後手後手に…。(後は映画を観て下さい)



シン08

シン・ゴジラが日本アカデミー賞を総なめ!
 第40回日本アカデミー賞授賞式が3日、港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われ、映画「シン・ゴジラ」が最優秀作品賞と最優秀監督賞を含む最多7冠に輝いた。そのほか音楽賞以外の技術部門を総なめにして、他を寄せ付けぬ圧勝となった。「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が総監督・脚本、「進撃の巨人」シリーズの樋口真嗣が監督・特技監督を務め、「ゴジラ」国内シリーズとしては約12年ぶりに製作された本作。現代日本に出現したゴジラが、戦車などからの攻撃をものともせずに暴れる姿を活写し、邦画実写作品としては「永遠の0」(2013)以来に興行収入80億円を突破する大ヒットを記録した。



シン05


たわごと03
なぜ、岡本喜八監督が…?
 初代ゴジラは水爆実験によって生まれたという因果関係の説明がありましたが、この「シン・ゴジラ」についての情報少ない。それでも、キーワードとなるは、岡本喜八監督が演じる?マキ教授。彼の残した、いくつかのヒントによって事態は収束に向かうが、肝心のマキ教授の所在は不明のまま。
 しかし、なぜに「岡本喜八監督」なのだろう?会話がメインなのは岡本喜八リスペクト?庵野秀明監督は、大の岡本喜八ファンだから?様々な疑問が残った二度目の鑑賞になりましたが…。なぜか、岡本監督で思い出したのが、1978年の東宝映画「ブルークリスマス」。監督岡本喜八、脚本倉本聰。当時大人気の竹下恵子と勝野洋のSFメロドラマ。確か、竹下恵子の血が青なんです? ゴジラを観ながら不思議なノスタルジィを感じてしまったワタシでした?



シン03


※カッパの勝手な採点は…、
それぞれのオマージュが交差する。

8点




カッパのみなソン
Selection vol.962



あの戦いから3年…。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 
第一章 嚆矢篇 2017年日本



さらば05

 西暦2202年。宇宙戦艦ヤマトがイスカンダルへの壮絶な航海から帰還して3年が経ち、“コスモリバースシステム”で蘇った地球はめざましい復興を遂げていた。しかし、その傍らで防衛を目的とした新鋭艦隊の整備・増強が進められ地球は再軍備へと邁進していく。古代進らヤマト戦士たちが復興政策に大きな疑問を抱く中、宇宙を蹂躙する帝星ガトランティスの艦隊が地球にも接近…。(後は映画を観てください)



さらば02

 不朽の名作アニメをリメイクし好評を博した「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編です。1978年公開の「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」をモチーフに、新たな解釈を加えて描いた全7章の完全新作シリーズとなっている。本作は、その第一章です。「蒼穹のファフナーEXODUS」の羽原信義が監督を手がけ、シリーズ構成・脚本を、「機動戦士ガンダムUC」の福井晴敏が務めます。アニメーション制作はXEBEC。エンディングテーマは「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」のテーマ曲である沢田研二の「ヤマトより愛をこめて」が、当時の音源のまま使用されてます!!



さらば01


たわごと03
あれから、40年…、何もかもが懐かしい。
 ワタシの記憶が正しければ、そうあれから40年の歳月が…。スターウォーズの日本公開の前の年、1977年。劇場版アニメ「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」が公開されました。空前のヤマトブームとスターウォーズの影響を受け、ファン待望のオリジナル長編映画として製作されました。もちろん当時のヤマトファンのワタシも何度も観させて頂きました。そして、この名作が、嬉しいことにリメイク、いやリバースされました。好評だった「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編です。シリーズ構成と脚本は福井晴敏氏が手がけ、新たなる続編を創りだします。さて、その出来栄え如何になのですが…。う〜ん、何とも複雑、全シリーズの前半の満足感ほどとは、いきませんが、それなりの満足感。リメイクではなく、ヤマト的にはリバース。沢田研二のエンディングを聴けただけでも許せてしまうのは、ワタシだけでしょうか?



さらば03


ちょつと01
SF作家のパイオニア、海野十三。
 海野十三(うんのじゅうざ)は、日本の小説家、SF作家、推理作家、漫画家、科学解説家。日本SFの始祖の一人と呼ばれる。本名は佐野 昌一(さのしょういち)。※ウィキペディアより。
 そう、手塚治虫氏をはじめ多くの作家に愛された、このSF作家・海野十三氏は、我が徳島出身の作家なのです。実は、松本零士も彼の崇拝者の一人、そんな彼は、宇宙戦艦ヤマトの初代艦長・沖田艦長の「十三(じゅうぞう)」は、海野の十三(じゅうざ)を「じゅうぞう」と読むと思っていたため、そのまま付けた、と語っていいるそうです。(スミマセン、ちょっと自慢しました。)



さらば06


※カッパの勝手な採点は…、
ブルーレイ、もう少し安くしてね!?
カッパ採点7点




2017.03.22 ザ・コア
カッパのみなソン
Selection vol.961



地球の核停止。人類は1年以内に滅亡する…。
ザ・コア 2003年アメリカ



コア01

 ボストン。この日の午前10時30分、ペースメーカーを身に付けていた32名の人々が一斉に突然死を遂げた。翌日、英ロンドンのトラファルガー広場。鳩の大群が突然方向感覚を失って暴れ始めた。その2日後、スペースシャトル・エンデバーが地球へ帰還途中、突如として制御不能に陥る。シカゴ大学の地球物理学者ジョシュは、一連の不可解な異常現象を分析。彼はその原因として、地球の“コア”の回転が停止していることを突き止める。それは、磁場のなくなった地球が太陽光線をまともに受け、1年以内に焼き尽くされることを意味していた…。(後は映画を観てください)



コア02

 地球の核“コア”が停止して人類が滅亡の危機に陥るSFパニック・サスペンスです。地球を襲った突然の異常現象とその原因である核の活動を復活させるために集められた6人精鋭の奮闘をスリリングに描きます。監督は「エントラップメント」のジョン・アミエル。主演は「エリン・ブロコビッチ」のアーロン・エッカート。



コア05


たわごと03
21世紀版、地底探検?
 ハイテク化された映画製作、なんでも出来てしまう最新のCG技術…。なのになぜに、あの時のトキメキ感は無いのだろうか?単なる冒険映画でなく地球の危機から救う…、非常にシンプルで映画的なテーマ。出演者たちも想定外に豪華。もちろん、あの「アルマゲドン」のような派手さは無いのですが、しっかりとした創り…。しかし、なぜか消化不良?かつて1959年に製作された「地底探検」をテレビの名画劇場で観た時のあの感動と驚き…。そして時が過ぎ、21世紀版「地底探検」が、もしこれだとすれば、なんとなく悲しいですね。



コア03


※カッパの勝手な採点は…、
想い出は、美化されてますね?
6点




カッパのみなソン
Selection vol.960



金なし!人なし!時間なし!
超高速!参勤交代 リターンズ 
2016年日本



高速01

 磐城国の湯長谷藩。藩の金山を狙う幕府老中・松平信祝の陰謀にもめげず、無事に“参勤”を果たし、胸をなで下ろす藩主・内藤政醇と家臣たち。しかし参勤交代は江戸への“参勤”だけでなく、江戸から国元に帰る“交代”が終わって初めて完結するもの。さっそく帰路についた政醇一行だったが、その道中、湯長谷で一揆が発生したとの知らせが入り、彼らは往路の倍の速さで帰るハメに。ところが、命からがら辿り着いた時には、城は乗っ取られた後だった…。(後は映画を観てください)



高速02

 幕府からの無理難題に意地と知恵で立ち向かった貧乏小藩の奮闘をユーモラスに描いた大ヒット時代劇エンタテインメントの続編です。前回、辛うじて江戸への参勤を達成した湯長谷藩一行を待ち受けるさらなる過酷な試練を描きます。主演は引き続き佐々木蔵之介。共演には深田恭子、伊原剛志、西村雅彦、陣内孝則らが再結集したほか、古田新太、渡辺裕之らが新たに参加。監督も前作と同じく「鴨川ホルモー」「おかえり、はやぶさ」の本木克英。



高速03


たわごと03
おまけに帰る、城もなし…!?
 あれ、あれ、またやってしまったのですね、よくある映画の「リターンズ」。そう続編、パート2なのですが、リターンズとは如何に。まぁ、そんな事はさて置き、前作が意外にもヒットし、願わくは今回も…、何ですがぁ、あれあれ、今回も想定外に面白い。「超高速!参勤交代」の概念とは少々ズレましたが、それはそれで何故か楽しめてしまう。今回は、少々コメディが後退し、アクションが、より派手になった気もしますが、それでも前回同様、何となく癒されるノホホン的出来栄えが、ワタシ的には結構好きです。元広告代理店の佐々木蔵之介さんも、彼らしいポジションで生き生きとした自の演技を魅せてくれます…。そしてそれに華を添えるのは、永遠のマドンナ、深田恭子さん。年を取る程に美しくなる彼女?演技がどうだかではなく、それだけで良いのだと思い知らされますよね??



高速04


※カッパの勝手な採点は…、
パート3は、さすがに止めましょうね?
カッパ採点7点




2017.03.18 ミュージアム
カッパのみなソン
Selection vol.959



あなたは、最悪のラストを期待する
ミュージアム  2016年日本



ミュージアム01

 ある雨の日、手足を鎖につながれた状態で腹を空かせた獰猛な犬たちを放たれ、生きたまま餌にされた惨殺死体が発見される。“凶器”となった犬の胃の中からは“ドッグフードの刑”と書かれた謎のメモが。それが自分をアーティストと呼ぶ「カエル男」による連続殺人事件の始まりだった。犯行はいずれも雨の日に行われ、現場には必ず謎のメモが残されていた。新米刑事の西野とともに捜査に当たる沢村は、被害者の共通点を突き止め驚愕する。それは次のターゲットが沢村の妻・遥であることを意味していたのだった。沢村は冷静さを失いカエル男の罠にはまって逆に追い込まれていく…。(後は映画を観てください)



ミュージアム02

 巴亮介の同名コミックスを「るろうに剣心」「秘密 THE TOP SECRET」の大友啓史監督が実写映画化した猟奇サスペンス・スリラーです。雨の日に猟奇的な殺人を繰り返す正体不明の「カエル男」と、それを追う刑事の緊迫の攻防をスリリングに描きます。主演は小栗旬、共演に尾野真千子、野村周平、大森南朋、松重豊。また、妻夫木聡が自らをアーティストと呼ぶ殺人鬼・カエル男を怪演。



ミュージアム03


たわごと03
和製、「セブン」…??
 WOWOW FILM製作の意欲作観させて頂きました。超ハードでエグいストーリーを小栗旬と妻夫木聡が体を張った演技で、熱演と言うか怪演をみせてくれます。ファンの方には失礼ですが、ワタシ的には少々疑問符の小栗旬さんだったのですが、この映画の彼は素晴らしい、体を張った演技と彼らしい表現力でアンバランスは人間像を演じています。そして、もっと驚いたのが、恐怖のカエル男を演じたのが、妻夫木聡さん。恥ずかしながら鑑賞した後で知りました。主役以上の存在感とリアルでおぞましい壊れた心。怖いものが苦手な人にはいささか強烈すぎる猟奇的殺人犯を見事に演じてますよ!!



ミュージアム04


※カッパの勝手な採点は…、
ご家族での鑑賞は、なるべく避けましょう?

七点半



2017.03.14 後妻業の女
カッパのみなソン
Selection vol.958



あなたの愛とお金、ねらわれてませんか?
後妻業の女 2016年日本



女01

 結婚相談所主催の婚活パーティで老人たちを虜にし、狙い通りに中瀬耕造と結婚した武内小夜子。2年後、耕造は脳梗塞で入院するとほどなく他界。葬儀の席で小夜子が耕造の2人の娘、朋美と尚子に突きつけたのは、全財産を小夜子に遺すと記された“遺言公正証書”だった。とうてい納得いかない朋美は同級生の弁護士に小夜子のことを調べてもらう。すると、小夜子が裕福な老人の後妻に入っては全財産を巻き上げるということを生業とする“後妻業の女”と判明。しかもそれを背後で操っていたのが結婚相談所の所長、柏木亨だったのだ。朋美は裏社会の探偵・本多芳則とともに2人を追及していく…。(後は映画を観てください)



女00

 直木賞作家・黒川博行の「後妻業」を大竹しのぶと豊川悦司主演で映画化。高齢男性をたぶらかして後妻に収まり、死んだら遺産を総取りしてしまう“後妻業”の女と、裏で糸を引く結婚相談所の男を軸に愛とお金を巡って繰り広げられる欲望渦巻く赤裸々な人間模様をコミカルに描きます。共演は尾野真千子、長谷川京子、笑福亭鶴瓶、津川雅彦、永瀬正敏。監督は「愛の流刑地」「源氏物語千年の謎」の鶴橋康夫。



女03


たわごと03
悪女とペテン師の共演?
 超豪華なキャストで描かれる、テレビドラマのような大作。何なんだろう、前半のテンポの良さと後半のギクシャク感。大竹しのぶさんの見事な悪女ぶり、豊川悦司のワルぶりも完璧なんですが、何となく消化不良。非常に興味深い今の犯罪を描いた斬新な切り口なのに、サスペンスコメディというカテゴリーが、どうなんだろう、と思ってしまう。どんな手法を取ろうとも共感できる何かが欲しかった気もしますね??



女04


※カッパの勝手な採点は…、
テレビ的なノリですね?

カッパ採点7点




カッパのみなソン
Selection vol.957



取り戻した記憶すべてが覆された時、新たな戦いが始まる。
ジェイソン・ボーン 
2016年アメリカ



ぼーん01

 全ての記憶を取り戻したジェイソン・ボーンが消息を絶ってから何年もの月日が経ったある日、元同僚のニッキーはギリシャに潜伏している彼との接触を試みる。ニッキーはハッカーグループと手を組み、CIAのサーバーから極秘情報を盗み出していた。その中には「トレッドストーン計画」の全貌とそれに関わったボーンの父親の情報も含まれていた。しかしCIA長官のデューイはニッキーの足取りを追跡しギリシャに凄腕暗殺者アセットを送り込む。そんな中、野心を秘めたCAIの若手エージェント、ヘザー・リーは、強引なデューイとは距離を置きボーンを再びCIAに引き戻そうと画策するのだったが…。(後は映画を観てください)



ぼーん02

 マット・デイモンが記憶を失った最強の暗殺者「ジェイソン・ボーン」を演じる大ヒット・シリーズの第5弾にして、マット・デイモンが第3弾「ボーン・アルティメイタム」以来のシリーズ復帰を果たしたサスペンスアクションです。共演はアリシア・ヴィカンダー、トミー・リー・ジョーンズ、ヴァンサン・カッセル。監督もマット・デイモンと同じくシリーズ復帰となったポール・グリーングラス。



ぼーん03


たわごと03
帰ってきた、ジェイソン・ボーン。
 さすがに年度末ですね、一応社会人のワタシもさすがに忙しい。そんなこんなで中々ブログ、いや映画を鑑賞する事が出来なくて、今月は、この作品でまだ3本目。忙しいのは良い事なのですが、映画を観れないのは、やはり悲しいですね。そんな中、合間を縫って観させていただいたのが、マット・デイモンの代表作「ボーンシリーズ」第5弾。思い起こせば「ボーン・アイデンティティー」は、衝撃的でした。007のように秘密道具もなく、粋な会話もなく、もちろん色気もない。それでもグイグイと引き込まれていく脚本と演出。そして何よりも、アクション色の薄かったマット・デイモンが新鮮でした。そして、すべての記憶が戻ったジェイソン・ボーンの新たなる戦いを描いたこの最新作も、もちろん期待を裏切らない、超真面目で骨太なスパイアクションです。おおよそ10年ぶりとなる本作で、安定したパフォーマンスを魅せてくれます!!



ぼーん04


※カッパの勝手な採点は…、
あれ、第4作目は何だったんだろう?

カッパ採点7点




2017.03.08 ブルックリン
カッパのみなソン
Selection vol.956



愛が見えない街で、私は未来を探していた。
ブルックリン 
2015年アイルランド・イギリス・カナダ



ブルックリン01

 アイルランドの小さな町エニスコーシーで姉と母と3人で暮らす少女エイリシュ。町の食料品店で働く彼女は意地悪な女店主にこき使われながらも、どうすることもできな閉塞感に苛まれていく。そんな妹を心配した姉ローズの力添えを得てエイリシュは一大決心の末に単身アメリカへと渡る。過酷な船旅を経て、ようやく新天地となる大都会ニューヨークへと降り立ったエイリシュ。ブルックリンの高級デパートで売り子として働き、同郷の女性たちと寮生活を送る。しかしなかなか新生活に馴染めず、辛い日々が続く。そんな中、ダンスパーティで知り合ったイタリア系の好青年トニーと付き合うようになり、少しずつ自信を取り戻していくエイリシュ…。(後は映画を観てください)



ブルックリン00

 コルム・トビーンの同名小説をニック・ホーンビィの脚色、「つぐない」「ハンナ」のシアーシャ・ローナン主演で映画化したドラマです。1950年代を舞台にアイルランドの田舎からニューヨークのブルックリンへとやって来た移民少女が新天地と故郷の狭間で揺れ動きながら繰り広げる恋と成長を瑞々しく綴る。共演はエモリー・コーエン、ドーナル・グリーソン、ジム・ブロードベント、ジュリー・ウォルターズ。監督は「ダブリン上等!」「BOY A」のジョン・クローリー。



ブルックリン03


たわごと03
生きるって、こう言う事なんだ。
 舞台は、1950年代初頭。アイルランドの田舎町エニスコーシーは、原作者コルム・トビーン故郷なんだそうです。美しいアイルランドの風景と素朴で無垢なヒロイン、エイリシュ。そんな素朴な彼女が選んだ道は、ニューヨークのブルックリンへの移住。なんとなく、ゴッドファーザーを思わす設定なのですが、実は恋愛サクセスストーリーなんです。しかし、しかし、何なんだろうこのドキドキ、ハラハラ感?アイルランドからブルックリンへ、そしてそこで、運命的に出会ったイタリア系の男性トニーと結婚したものの、姉の急死で再びアイルランドへと帰郷し、同郷のジムとの…、無垢で純な少女はどの道を選ぶのか、まさに人生の選択を素敵に魅せてくれますよ!!



ブルックリン02


※カッパの勝手な採点は…、
意地悪な、お婆ちゃんの一言が…。

8点




カッパのみなソン
Selection vol.955



ぼくらは、それでも前を向く。
ルドルフとイッパイアッテナ 
2016年日本

ルドルフ01

 優しい女の子リエちゃんと深い愛情で結ばれていた黒猫のルドルフ。何不自由ない幸せな毎日を送っていたが、ある日トラックの荷台に逃げ込んだところ運悪くそのままトラックが走り出し、はるか遠く離れた大都会・東京に運ばれてしまう。途方に暮れていたルドルフがそこで出会ったのが大きなトラ猫のイッパイアッテナ。ケンカがやたら強いだけでなく、なんと人間の字も読める教養も持ち合わせていた。そんなイッパイアッテナがルドルフを気に入り、世間知らずな彼にノラ猫の心得を叩き込んでいく…。(後は映画を観てください)



ルドルフ02

 かつてNHK教育でテレビ絵本版も放送され評判を呼んだ、斉藤洋の傑作児童文学を3DCGでアニメ映画化。ひょんなことから飼い主と生き別れ、遠く離れた大都会・東京に迷い込んだ小さな黒猫ルドルフが、偶然出会った字が読めるボス猫イッパイアッテナと友情を育み、2匹で様々な出会いや冒険を重ねながらノラ猫としての生き方とともに教養の大切さを学んで成長していく姿を描く。声の出演は井上真央と鈴木亮平。また、テレビ絵本版では一人で全役をこなしていた毒蝮三太夫もゲスト参加。監督は「ポケットモンスター」シリーズの湯山邦彦と「パックワールド」の榊原幹典。



ルドルフ04


たわごと03
がんばれ、ノラ猫たち!
 そうなんです、ノラ猫たちには、ノラ猫たちの世界があります。ウチの事務所の裏庭にもワタシ達と一緒に生きてる、かけがえのないノラちゃん達がたくさんいます。少し今風の言い方で言うと「地域猫」なんです? そんなネコ達と何故かご近所で、それぞれが役割分担を持って一緒に暮らしています。ご飯係、癒し係、寝床の整備係(冬の湯たんぽ)等々、ただ、そんなネコ達も絶対的に決まった呼び名はなく、ワタシと隣の散髪屋さん、三軒隣のスーパーのおばちゃんたちとは呼び名が違います。そうなんです、まさに「イッパイアッテナ」なんです。そんな彼ら彼女たちにも、やはりリダーてきなネコ、何故か皆んなに好かれるネコ、お調子者のネコ。少し嫌われ者の損なネコ…。そうまさに、この映画の世界と同じ事が、ワタシの事務所の裏庭でも存在してます。そうこの作品は、人間から見たネコ社会に愛を込めて製作された、心優しい逸品ですね!



ルドルフ05


※カッパの勝手な採点は…、
文字が読めるネコは、凄いですね!

カッパ採点7点





2017.03.02 カルテット
ドラマのツボ
 part.94



いよいよ、後半戦へ突入。
カルテット 〈第6話〉 vol.2 
2016年冬 TBS



カルテット01

 【第6話】 ひょんなことから、すずめ(満島ひかり)は幹生(宮藤官九郎)という男性と知り合う。実は幹生は真紀(松たか子)の失踪した夫なのだが、幹生はなぜか諭高(高橋一生)の先輩だと身分を偽る。ある思いから幹生を別荘に招いたすずめは、幹生の靴に防犯用のカラーボールの痕がついていることに気付き…。(後はドラマを観てください)



カルテット03


たわごと03
夫婦はなぜ、壊れてしまったのか?
 2月28日に放送された第7話の平均視聴率が8,2%…、前回の第6話から7.3%から0.9ポイント上昇しましたが、決して良くない視聴率。ただ、視聴率とは裏腹に毎回指示を得る満足度。誰かが書かれてましたが、ウディ・アレンの「マッチポイント」をやろうとしていたら、いつの間にかコーエン兄弟の「ファーゴ」になっていった…?なるほど、なるほど、よく分かります。そんなミステリアスなこのドラマもいよいよ後半戦へ!松たか子の旦那が、なんと宮藤官九郎?そしてその二人の過去を描いたのが先週放送の「第6話」。ワタシ的には、この第6話は、ここ何年か観たドラマではサイコーの出来栄え。お見事ですね、この脚本(唐揚げとレモンの謎も完璧)と演出、そして二人たちの演技力。お互いの想いでが、優しくオーバーラップし、重なり合いズレていく。愛し合う二人の求める夢がいつの間にか違ってた。なんとも切なく、美しいく、そして悲しい。視聴率という足枷を外した素晴らしいテレビドラマだと思います。



耳03


※カッパの勝手な採点は…、
高橋一生さんに、カントリーロードを弾いてもらいたい。

8点