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カッパのみなソン

Selection vol.556



人生にときめく、AI(人工知能)
her 世界でひとつの彼女
2014年 アメリカ



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 そう遠くない未来のロサンゼルス。他人に代わってその相手への想いを手紙に綴る「代筆ライター」のセオドア。仕事は順調でしたが、その一方で離婚調停中の妻キャサリンとの思い出を別れて1年経った今も断ち切れないでいました。そんなある日、最新式のAI型OS「OS1」の広告を目にしたセオドアはさっそく自宅のPCに取り込むことに…。すると起動した画面の奥から聞こえたのは「サマンサ」と名乗る女性の声。それは無機質で事務的なAIとは思えないほどユーモラスかつセクシーでバイタリティーに満ち溢れる人間のようでした。サマンサをすぐに気に入ったセオドアは携帯端末にも彼女をインストール。こうして常に一緒のふたりは新鮮で刺激的な日々を過ごし、いつしか恋に落ちていく…。(後は映画を観て下さい)



her02

 「マルコヴィッチの穴」「かいじゅうたちのいるところ」のスパイク・ジョーンズ監督が「ザ・マスター」のホアキン・フェニックスを主演に迎えて贈る異色ラブストーリーです。コンピュータがさらなる進化を遂げた近未来を舞台に傷心の作家が女性の人格を有した人工知能(AI)型オペレーティングシステム(OS)と心を通わせ本気で恋に落ちていく切なくも愛おしい姿を描きます。共演はエイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド。そして主人公が恋に落ちるOS「サマンサ」の声は、スカーレット・ヨハンソン。ちなみに日本語吹替えは、林原めぐみです。


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たわごと03
新世紀、恋愛映画。
 スパイク・ジョーンズ監督の「マルコヴィッチの穴」は結構好きな映画でしたが、どうも「かいじゅうたちのいるところ」は苦手…。そして、この「her世界でひとつの彼女」。実は、観るのを戸惑いましだが勇気を持っての鑑賞…。結論からですが、観てよかったです。しかし、恋愛映画もここまで来たか…。なんとパソコンのOSに恋をする。iPhoneの「Siri」に恋したようなもの。(ワタシはSiriを女性版にしてます)もちろん変です、可笑しいです…、それでも何故か判ります、ふたりのキモチ。肉体の存在しないサマンサ、自分の殻に閉じこもってしまう主人公、言葉と声だけのメロドラマ。今回は敢えて日本語吹替えでの鑑賞、OSサマンサの声は、林原めぐみさん。ホアキン・フェニックス彼女と会話は、シンジくんと綾波レイを彷彿させます。


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サマンサが、去った理由… ?
 OSサマンサは、進化します。なんと二股どころか、641人もの男 ? と恋愛関係に…。それでもあなたが、あなたであって「愛してる」て言われても…。そして進化したサマンサは去って行きます。サマンサが去った理由を是非とも、あなたなりに理解してみて下さいね ?



※肝心の映画は、
男ってダメダメ…。

七半



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